THE YELLOW MONKEY TOUR 2026 THE COUNTDOWN 〜60分1本勝負〜@ZEPP FUKUOKAに行ってきたのよ

歌舞伎に「金閣寺」という演目があって(正式名称は祇園祭礼信仰記)、その中で雪姫という女性が腕を縛られた状態で散らばった桜の花びらを集めてそこにつま先でねずみを描くと、アラマア不思議、そのねずみが実態化して動き出す…っていう名場面があるんですよ。
なんかそれを思い出しちゃいました。

って大丈夫ですこれはTHE YELLOW MONKEYのライヴの感想です。間違ってないです間違ってないです。

先行で武道館のチケットは当たったんだけど、せっかくのライヴハウスツアーだからライヴハウスも見てえもんだよな、とは思ってて、仕事の関係で唯一行けそうなのが初日福岡。トレードに賭けて万一当たったら強行軍するかあ!と軽い気持ちでいたら目出度く当てていただきました。17時半開場18時半開演なのに那覇から福岡空港に着いたのが17時ってどんだけギリギリやねん。マジで遅延したらそこで一巻の終わりじゃねえか。こんな大人になっちゃいけませんよ。

さて、今回は60分一本勝負とタイトルについていることからしても、ある種の趣向があるツアーだというのは明示されてるわけですが、そういうのってやっぱり、いつも以上に「これから観に行く人」の興を削がないでおく、というのは大事だな、と個人的に思っているので、この初日の感想はいつもと違う感じで残しておきたい。つまり、その趣向の具体的な部分は書かず、かつ曲名も書かず、それってあなたの感想ですよね?100%そうだが!?という部分だけでお届けしたい。とはいえ以下、具体的なセットリストには触れないものの、推測できる部分はあるだろうし、いわゆる「エモバレ」みたいなものも回避したい方にはここらで回れ右しておいていただくのがいいかもしれない。何しろ行く予定のある方は観た後に読む、というのがおすすめでやんす。

THE YELLOW MONKEYのライヴにはいろんなパターンの「お約束」があって、しかもファンがその「お約束」が大好き、という構図があると思っていて、たとえばアンコールや本編終わりのおなじみの曲とか、ライヴの盛り上げどころでいつきても大歓迎、やっぱこれだよね!みたいな王道ヒットチューンの配置もそうだし、序盤の火付け役になる楽曲、中盤でオーディエンスを躍らせる複数曲からなる名物シークエンスなんかもそう。アルバム発のツアーではそういったおなじみの骨格に新アルバムの楽曲が肉付けされていくわけですよね。

今回はそういったお約束をすべてぶっ飛ばした構成になっていて、かつ60分という時間の制約があるので、なんというか、初日だからというのもあるけどメンバーみんなめちゃくちゃ一生懸命というか、ちょっと緊張というか、必死というか、そういう「いつもの顔」じゃない部分が垣間見えて、それがすごく印象に残ってます。ライヴにおける曲間の繋ぎの美しさ、こだわりってTHE YELLOW MONKEYの特徴のひとつだと思うんだけど、今回はセットリスト的にもこれとこれとこれが並ぶのって今までなくね?みたいな構成なので、そういう部分もいつもと違いすぎるし、ある意味なかなか「波に乗る」みたいな流れになりにくい。

逆に言うとマジで1曲ごとに全力で盛り上げるぁ~!どりゃぁ~!みたいな、つねにアクセルべた踏みみたいな勢いがあって、さらにそういう勢いにすぐ呼応してくれる福岡のオーディエンスとの相性もむちゃよかったんじゃないかと思う。吉井さん、途中で「いろいろあんだヨッ」って言ってましたけど、ほんとご本人「やることが…やることが多い…!」のアレの心境だったんじゃないでしょうか。

60分の制約というだけなら、いかにも自家薬籠中の物といったセトリを並べて万端盛り上げてハイ終了、でもそれなりに満足できるものができたと思うけど、平均年齢60歳を超えたバンドが「やったことのないことに挑戦する」っていうその姿勢にね、ちょっと打たれちゃったよ。なんか雪姫のアレじゃん、手を縛られてそれでも奇跡を起こすみたいな…とか考えていたので冒頭の発言になるわけなんですけど。こうした小さなツアーひとつでも、マンネリにならないように(なぜならボーカルの人はとにかく「マンネリ」「おなじみ」を忌避する傾向にあるから)、つねに楽しみ(と苦闘)を課す青木さんはド級のSなのかもしれないですね。あと青木さんは再集結の発表のときといい、何かカウントダウンに性癖があるんじゃないかって私はにらんでるんですけどいかがでしょうか。

今回のツアー用に衣装も新調されたとのことで、メンバー皆どこかしらにフリンジが付いた衣装だったような。いやしかし、開演直後に思わず「エマが派手!!」と口走ってしまったくらい、エマがまじで歩く中尊寺金色堂…いや金閣寺、金閣寺だった(伏線回収)(ではない)。途中でヒーセに「いつもながらすごいね!」って話を振ってたけど、今回ばかりは左隣のほうがすごいが!?とツッこんじゃいました。吉井は黒のジャケットで背中にフリンジがついてたね。シャツはおなじみのリボンタイだったんだけど、シャツを脱いでリボンタイをほどくサービスシーンがサービスすぎてぎゃいぎゃい言いました。いやもうこれ何回も言ってるんですけど、マジでうちのバンドのビジュがよすぎるし、もうそれが全部でいい!って思うくらい、突き抜けてビジュがいいです。だって齢60を過ぎてのビジュの良さってそのまま人生のスタイルの良さじゃないですか。

あと今回も吉井ちゃんは最高に似合う髪型で、ハーーーこんなに長いこと吉井の髪型が安定してるのってマジで初ではーーーってなったし、そんだけ情緒が安定してらっさるんだろうな!!と思いました。途中若干高音に苦しんでた瞬間もあったけど、おおむね喉の調子もよさそうでそれもよかったな。

60分一本勝負ってくらいだから、アンコールなしだよね、と思ってたんだけど、途中のMCでヒーセが「サングラスして出てくるのわすれちゃった」って可愛らしく舌をだして仰り、かつ「アンコールでつけてくるね♪」とつらっとネタバレをしてくださったので、アンコールあるんだね、となり、いやしかし60分なんだからアンコールだとしても秒で出てこいってなるが!?と思っていましたが、アンコールは別腹でした。アンコールは別腹なので、なんというか、メンバーもタスクをやりきった解放感!自由!みたいな雰囲気でそれも最高だった。

アンコールラストの曲は久しぶりに聞いた気がするけど、MCでもちょこちょこ触れていた再集結から10年っていう歳月を思い出したし、終演後は友達とあれから10年か~~!って改めてしみじみしたりして、なんか改めて歌詞の内容にもぐっときちゃったりしましたね。こういう歳月を経て楽曲への想いって積み重なっていくんだろうな。

吉井がMCで次は60分と言わず120分…と言いながら「120分あったらホールでやる」と言ってたの笑ったしホンマその通りすぎる。椅子をください。最初に吉井が「これはディスじゃないよ?」と前置きしたうえで「バンドの平均年齢60歳を超えたということはお客さんもそれなりの…(ごにょごにょ)だから体調を考えて60分なんだよ!」みたいな正面からのディスを放っておられましたが、いややれと言われればコーチまだできます!と言いたいものの、椅子がほしいのはその通りです。

今回のライヴ、改めて趣向、演出の持つ力みたいなものを体感できたなと思ったし、私はもともとそうした完成品、よく練られたものを味わうのが大好きなので、THE YELLOW MONKEYのライヴでそういう楽しみを味わえるとは!という驚きも含めて楽しかったです。でも人間はないものねだりの生き物なので、こうなったら次は熱狂と衝動とどこに行くかわかんない迷路のようなライヴもそれはそれで見てみたいよねー!となりますね。ともあれ再集結から10年、今回のライヴもとても楽しかった、最高のカウントダウンだったよ!

FAN CLUB 10th Anniversary THE YELLOW MONKEY TOUR 2026 THE COUNTDOWN ~Are you a BELIEVER.?~@周南市文化会館に行ってきたのよ

再集結10周年~!ということで2017年ぶりのファンクラブツアーでございます。前回もそうだったけど、今回も地方はなかなかアクセスが鬼なところが多くて(特に沖縄からだと鬼)、熟考した結果やはり新幹線しか勝たん!ということで最寄り駅が山陽新幹線駅である周南にお邪魔することに。

折しもダブル台風とか言って列島を台風が横断するさなかだったんですけど、沖縄発の私はまんまと出発予定日と台風がガチ当たりしていやはや気を揉みました。思い返せば2017年のときのFCツアーは香川に参加したんですけど、このときも憂鬱の台風21号が直撃してえらい目にあったんでした。なんなのこの因果。でもこの香川の時の方が台風直撃度は高かったので、あの時やったんだから今回やらんわけないやろ!とその点では高を括っていた私。

曲バレはもちろん回避していたんだけど、初日近辺ご覧になった方の反応でどうやら今回相当レア曲祭りらしい…?という匂いを嗅ぎ取っていたのでむちゃくちゃ楽しみにしていました。過去にTHE YELLOW MONKEYの全映像メディアに収録されている楽曲をエクセルにまとめたことがあって(何をしとんねん)、そのリストを活用して今まで一度も映像収録されていない楽曲プレイリストとか作ったりして。結果的にこのプレイリストはドンズバでした。

幕開けはサイキックNo.9からのLOVE IS ZOOPHILIA。サイキックは実はけっこう演奏されていて(解散前も)、映像収録作品もわりとあるんですよね。あとZOOPHILIAはなんだかんだこういうブースター的な位置で演奏されることが多いし、何気に登場頻度も多い。THE YELLOW MONKEYらしさが詰まっていて私も大好きなんですけど、何よりもまずここでエマが青のレスポール持ってくれてることに感激しちゃったおれだよ…最近フライングVばっかり見てたからさ!別にそこまで強固じゃないけどでもエマにはレスポール持ってほしい隊な俺なのであった。

続いてきたのがセックスレスデス。あ、そうねそうよねこういうレアもあるよねもちろん!なんかレアっていうとどうしても1stと2nd(とBUNCH)を思ってしまうが、後期の楽曲にもなかなか表に出てこれない楽曲ありますもんね。セックスレスデスは2020年の代々木スペシャル(別名エマ誕スペシャル)でもやってたなー。吉井がエマにくにゃりくにゃりと絡みに行っていてものすごく通常営業でした。

ここから文字通りのレア曲祭りに突入!まずBunched BirthからHANG ONTO YOURSELF。吉井がこのアルバムのことを「すごく誇りに思ってるんですけど~」と言っていたのよかった。で、このアルバムでレアっていうともうこのHANG ONTOかカメレオンの涙なんですよ!(決めつけ)でもって実は私、カメレオンの涙を永遠に待ってるネキなんですよ!なのでバンチからこれが来たので、うれしい!けどこれでカメレオンの涙の線はかなり消えた!と思って複雑なリアクションになっちまいました。いやでもね、叶わない夢がまだあるっていうのは実はそんなに悪いことじゃない。次の機会を待ってますヨ!

もちろんこの曲をライヴで聴いたのは初めてで(わかんないけど1992年とか1994年とかぶりみたいですよ演奏するの)、アルバムで聴く以上に複雑な楽曲やな~と思ったし、吉井がベース弾いて作ったっていうのが頷けるなとも思いました。あとね、もうこれはどうやっても子ぎつねコ~ンになっちゃう。どうしてもそう聴こえちゃう。こればっかりはしょうがない。

続いてきたのがエデンの夜に!!!ありがとう!!!待ってた!!!本当にずーーーーーーっと聴きたいと思っていた曲なので、うれし涙がぽろりんとこぼれました。去年のsmileフューチャーのときに聴けるかな?って思ったけど叶わなかったので、今回レア祭りと聞いて期待に胸を高鳴らせていたんですよお!宗清さんがライナーノーツで「Love Communicationが登場するまでは吉井くんの一押しシングル候補だった」と仰っていたのも頷ける。サビに向かって駆け上がっていくようなメロディラインもいいし、歌詞も秀逸。マジで名曲なんよ…!これが1995年ぶりのセトリ入りって、そんな、そんなことって、なんてもったいないんだもっとやってくれよお!

続いてこれもレア中のレア、Walkin' In Sunshine。別名おおきにサンシャイン(違う)。1992年のリリース時のツアー以来の御披露。すごいなあ、メカラよりメカラかもしんないなあ。これ、後半のコーラスどうすんのかなと思ったらエマが当ててて、それがむちゃくちゃよかったです。

淡い心だって言ってたよのイントロが聞こえてきたときもなんかほろっときてしまった。そういえば再集結後一回もやってないんだよね(紫の空も待ってるヨ!)。もちろん他の多くのファンと同じく私もこの曲が大好き。セトリ入りしたのは1997年のFIX THE SICKS以来。そのとき吉井和哉はMCでこう言っている。
「このあいだねえ、7歳になったんですよ・・・7歳になりました。今年の12月で8歳になります。7歳、8歳になりますけど、7年間、なーんにも変わっちゃおりません。」
だからこの楽曲の「シーツはなんともう7週間ろくすっぽ変えてないのに」はそういうことなのだ。いま改めて聴く「変えたくない気持ちのほうが今もかなり優勢」というフレーズの、しみじみとしたうれしさ。聴けてよかったなあ。


さてこういう地方都市に来ると吉井ちゃんお得意の「田舎いじり」が始まるわけですが、あの人さ、自分が静岡出身だっていう自覚があるから、自分比で静岡より田舎だと思ったらイジるっていう傾向があるんですよ。この日ももう、絶好調だったね。「駅前見て驚きました、ここは本当に令和なのかと」「なんとも言えない昭和の香りがたまんない」。客席に向かって地元山口のひと手をあげて~とかやってたんだけど、山口、広島まで聞いてそのあとが出ないの本当に笑いました。エマは福岡とか九州も近いよねとさすがのフォローをするも吉井は「九州はこの間やったじゃん!」とか言っていまいちピンと来てなかったのも笑いました。挙句客席からの鳥取!島根!とかの声に「鳥取にはビリーバーはいない!」とか「本当に?住所ある?」とか言い出してもう田舎いじりが止まらない止まらない。「終電ある?」が今までの決まり文句だったけどなんだよ「住所ある?」て。新しいなオイ。

なんかこういう雰囲気の町でやるとキちゃいそう、なんかトリップしそう、と吉井がいい、ふと顔をあげて「ここどこ?」から間髪入れずにRED LIGHTのギター。マジで背中に電気が走ったかとおもうほどでした。さっきまで「住所ある?」とかふざけてた人が一瞬で「ジャガー」に憑依する瞬間を見たというか。でもってこのRED LIGHTと、そしてRED LIGHTといえばのセルリアの丘、これが素晴らしかったんだよおお!!!今まで何度かライヴで聴いているけれど、赤い照明のなかでジャケットを脱いでボウタイをほどいてゆらゆらと揺れる吉井和哉の憑依ぶり、なんか…なんか、言葉にするのが難しいけど、私がありとあらゆるエンタテイメントに求めているものってこれなんだな…っていうことをわからせられたというか。例えば歌舞伎座で、勘九郎さんが盟三五大切で小万の首を抱えて雨に濡れているのを見ているときに感じる興奮と、ステージの上でモニターに身を投げかけ、キレイな星を見せてあげると歌ってる吉井和哉を見ているときの興奮は実は根っこでは同じものなんだ、私は「向こう側」を見たいんだ、今の地続きの手に届く世界じゃなく、届きえない「向こう側」を見せてくれるものに惹かれているんだ、ということを改めて実感しましたね。最後の「少女は娼婦の」の歌い上げもすさまじい迫力でした。そういえばこの日は吉井の喉の調子のことをほとんど考えなかったな。それぐらい調子がよかったし、それを保つためにすさまじい努力をしてくれてるんだろうなと思う。


カバーなんですけど、という紹介の時点で心の中で快哉をあげちゃいました。ありがとうございます、Honaloochie Boogieもずっと待ってた曲でございます。吉井も「みんなに愛されてる」言うてたね。「ボロは着てても心は錦」「社会のルールよすいませんいつかロックンロールで返します」。吉井の訳詞もすばらしい。これは文字通り今回初のセトリ入りだけど、これももっとやってくれてもいいんだよ!続いてのカナリヤは2016年の再集結のツアーのとき以来かな。これも久しぶりに聴いたけどなんかその時々で聴こえ方が変わってくる楽曲だなーと思います。

今回、エマがかなり饒舌にMCに反応していて、もしかしたら吉井がMCの間ひとりでしゃべり続けることにならないように配慮してくれてるのかも。このツアーは28年ぶり(つまり、パンチドランカーツアー以来)に巡る場所がかなりあるそうで、この周南市文化会館もその一つ。でも前はこの名前じゃなかったよね?前は徳山だった、名前が変わったんだってーとかワイワイ楽しそうで何よりでした。メンバー紹介のときだっけ、なんかのMCのときにアニーがスマホ持ってて吉井に「持ってくるなよお」と言われてたの面白かったです。メンバーは今回周南市泊ではないそうで、名物はなんなのかと客席に聞きつつ、てきとうに客席の答えを拾ってないことないこと言う自由時間があまりにも自由すぎて笑いました。エマは広島でレンタカー借りてドライブしようと思ってたけどあいにくの天気でやめたそうです(つまり広島泊だったってことですね)。そういえばもみじまんじゅうの珍しいやつあるよね!?とか話してて、やおら「広島の話ばっかりでごめん」つったのかわいかったな。そうそう、客席の「ヒーセもしゃべってえ」の声にヒーセが一生懸命思い出話しようとして、「ぼくね、ソロでもきたことありますよ、コンビニが20時とかに閉まっててびっくりした!えーとえーと楽しかったです!」と吉井の意図的な田舎ディスよりも人によっては刺さるやつを投下してたのも面白かったです。

ネバーギブアップやってくれたのも嬉しかったな~!曲紹介するときに「プライマル。」の話にふれ、「あれはもう2回目の解散のとき(?)まで封印だから」「2回目の解散かメンバーだれか死んだとき」とか言い出して、客席から「そんなことならないもん!」って声に吉井「なるの!今はそう思ってなくてもなるんだよ、あれだろ?Amazonで何か買い物しようとして検索窓にAmazonって入れたこととかないだろ?あれ俺AmazonでAmazon買おうとしてる!とかならないだろ?」と混ぜっ返してて面白かった。混ぜっ返していたけどでもまあ本心ではあるよね。ツアーもバンドもいつかは終わる、星だって宇宙だってTHE YELLOW MONKEYだって永遠じゃない。っていうか普通にやってるけどねプライマル。ネバーギブアップのこと、なんか解散でいろいろあってうやむやになっちゃった曲だと紹介してて、確かにむちゃくちゃライヴ映えする曲なのに、再集結後もここまでやらなかったし、解散前も当時の夏フェス(石川ポップヒルとRIJF)しかやってないの、ハザマの楽曲って感じある。ちなみに夏フェスでやったときはまだタイトルついてなくて、MTVっていう仮タイトルでしたね。なつい。

ここで投下されたみんな大好き審美眼ブギ!!やっぱりむたくた盛り上がるな。レアといえばレアだけど、同時にライヴで定番の曲でもあって、今日のようなセットリストの中に入るとやっぱり地力が違うという感じ。いやでもさ、これ最後のライター!リスナー!DJ!のとこあるじゃん、あれをこの日吉井さん全部「政府!政府!政府!」って言ってなかった?いやわかんない、政府じゃなくて政府に似た違う言葉かもしれんが、ライター!リスナー!じゃなかったのは絶対間違いないんだよなあ。もしそうだとしたら、吉井さんなりの今の世界への悪態だったのかもなあと思ったりして。

本編最後はエヴリデイ。これ意外だった~!これもまさしく28年ぶり、パンチのツアー以来のセトリ入り。パンチのツアーはいろんなことをバンドにもたらして、それは必ずしもいいことばかりではなかったかもしれないけど、なんか最近あのツアーのことを吉井はじめメンバー皆が誇らしく思ってくれてる節があって、それだけでなんつーか、報われるじゃないけど、そういう気持ちになってしまう。このエヴリデイもさ、最後のリフレインのところ途中で毎日、毎日…って変えて歌うじゃん。あれももう絶対そう染みついているんだと思うけど、毎日、って歌いだすタイミングもそれが戻るタイミングも昔のまんまなんだよなあ。


今日は横綱級の曲はやりません!とど頭で宣言していたけど、さすがにアンコールはね!ということなのか、ここでSPARK。ここが日替わりポイントだったのかな?でもってこのツアータイトルなんで、そりゃこの楽曲は外れないよねということで最後はバラ色の日々。

このバラ色のイントロのときっていつも吉井がMCをするんだけど、「せっかくなんでメンバーにやってもらおうかと思います、今日は…エマにしようかな!」ということでエマちゃんをご指名。

エマ、一瞬えーってリアクションだったけど、すごく真摯に語ってくれて、最初に「さっき解散の話もしてたけど…」と前置いて、「でも、その解散のときにはね、またこうしてここに来れるなんて思いもしなかった」。もうその時点でだめだった。こんなん泣かずにいられない。だって私もそうだもん。もうこういう未来は二度とこない、永遠に失われてしまったのだと思って、そう思っていないとつらすぎた時間があったんだもん。

エマは言葉を重ねて、今こうしてやれているのもみんなのおかげだし、みんなのことが大好き、新しい何かを生み出すのももちろんだけど、でも何より自分たちはこうしてみんなの前にいることが大好きだから、と言っていた。エマは本当にずっとずっと、ずーっと同じことを私たちに言ってくれているのだった。

「この4人で音を出せば唯一無二のTHE YELLOW MONKEYであると今でも自分は信じています。それだけで十分とは言いませんが、あの時よりパワーアップするだとか、上を行くだとかいうことは、あまり重要なことではないと今の自分は思いますし、何をしてそうなのか難しいところです。」

これはTHE YELLOW MONKEYの解散を知らせる手紙におけるエマのコメントだが、こんなにも長い間、私たちに対して同じことを誓い、約束し続けてくれるひとがいるだろうか。このひとのこのブレなさは、吉井やヒーセやアニーがそれぞれのやり方でバンドを支えるように、間違いなくこのバンドの唯一無二を支える一面であると思うし、私は本当にエマのそういう部分に多くのことを助けられてきた。そんなことを思い出して、どうにも涙が止まらなくなってしまった。


来年はメジャーデビュー35周年だからさぞかし派手に!と思いきやなんも決まってませーん、とか仰ってましたけど、とはいえ今年後半も1時間1本勝負のツアーもあるし、なんだかんだいろいろあるよね!あるといいな!と思って力を蓄えておきます。遠い昔に音源を再生しながら、いつかこういう曲がライヴで聴ける日がくるのかなあなんて思っていた日のことを思い出して、ずいぶん時間はかかったけど、ちゃんと聴けたぜー!と報告したい気持ちになった。台風もあってやきもきしたけれど、無事に来れて本当によかったです。これ見逃してたら後悔のあまり我泣きぬれて蟹とたわむるし凍えそうなカモメ見つめ泣くところでした。このセトリを提案してくださった青木さんありがとう!!!また今後もこういうニッチなライヴをぜひ企画してください!

セットリスト
1.サイキックNo.9
2.LOVE IS ZOOPHILIA
3.セックスレスデス
4.HANG ONTO YOURSELF
5.エデンの夜に
6.Walkin’ In Sunshine
7.淡い心だって言ってたよ
8.RED LIGHT
9.セルリアの丘
10.Honaloochie Boogie
11.カナリヤ
12.ネバーギブアップ
13.審美眼ブギ
14.エヴリデイ
15.SPARK
16.バラ色の日々

吉井和哉 TOUR 2025/26 IVIVI BLOOD MUSIC@日本武道館とZEPP FUKUOKAに行ってきたのよ

年末恒例の武道館と、年明けは福岡のZEPPにお邪魔してきました。今ごろ!しかも、2本まとめて!いかんね。いかんよ。さすがに怠け癖がすぎるよ。とは思うものの、押し寄せる日常のあれこれに追われるミッドライフクライシス(いやぜんぜんクライシスではないが)、このまま知らぬ顔の半兵衛を決め込むのはあんまりなので、「行ったよ」記録だけでも残しておかないと、あとから思い出せない。ブログを自分の脳内の外部メモリとして使わないでもらえますか。

4年ぶりのソロ武道館、緊張もありつつ、でも京都でかなりいい感じに仕上がっていたので結構楽観的に構えてたんですけど、序盤かなりつらそうで、「欲望」とかちょっとどきどきしちゃったな。こういう場面って、去年のバンドのツアーでもたびたび目にした光景ではあるけれど、そのたびに吉井和哉へのリスペクトが色濃くなる。こっちがどきどきしてしまうのは、ファンとしてはその日の調子はどうあれ、ステージに立っている吉井和哉本人の輝きは失せるどころかいや増す一方と思っているけれど、本人がそこに満足していないこともじゅうぶんわかるから、このことで彼本人が傷ついているんじゃないか、と思ってしまうんだよね。でもなんなんでしょうね、あのステージにいる間の吉井は、「ぜったいにすべてがよい方向に変わっていく」と信じているようなたたずまいだし、実際にそれを口にするし、そしてそれを実現しちゃうっていう、あのすごさ。肝の太さ。井上雄彦の「リアル」で「エゴを早くに畳んでしまったものに勝敗を決する最後のプレイは託せない」って名セリフがあるけど、なんかそれを体現しているかのようだよ、いまの吉井和哉は。

セットリストも京都と変わらずだったけど、唯一アンコールにファナカンをやってくれたのがうれしかったなー!やっぱ武道館にはファナカンでしょ!!今回1階席の最後列だったので、天井の照明がよく見えなかったけど、ラストで全点灯になるアレ、本当大好き。

年が明けて福岡ZEPP、いやそもそもライブハウス自体が久しぶりすぎて、というかファンクラブミーティングみたいなやつ私一貫して2階席取ってたから1階のスタンディング自体が久しぶりすぎた。しかもあいにくの雨模様!雨のそぼ降る入場待機列、マジできつい!

整理番号は150番くらいだったので、入場したときには前方ブロックもまだいけたんだけど、いやもうね、段差、段差をください涙の分だけ(昭和)。後方の一段高い手すりの前を確保できて、おかげで悠々と開演を待てました。手すり!大事!いのちだいじ!実際、その距離でも十分に近いし視界はクリアだし言うことなかった。

この日の吉井さんは絶好調で、入場待機のときには「雨つらい~」と思ったけど、いい感じに観客もしっとり濡れてて湿度的にはよかったのかもしんないな!今後のツアー、入口でミストみたいなやつで客をしっとりさせてから入場させるのとかどうですか(真顔)。途中のMCでもそのことに触れ、「すごく調子がいいです」「これで最後まで行けたら『今日』ってことにする!」って言ってて、思えばこの人、病気になる前から今まで幾度となく「生まれ変わる」って言ってきたよなって思って、でもまさに今ほどそれを体現してる時ないかもって思ったなあ。何度でも「生まれ変われる」って思えることって、本当にすごいパワーだよ。

セットリストは3曲入れ替えだったのかな?新しく入った曲がどれもこれも特大「待ってました!!」すぎて狂喜乱舞しちゃった。京都の感想でも書いたけど、BELIEVEはいま一番聴きたい曲といっても過言ではなかったので、やってくれて本当にうれしい。「人はみな星になる そのわけはそのときわかる」って言葉、本当にいまむちゃくちゃ沁みるし、時間が経てば経つほどこの曲のこと好きになる感じがする。好きなフレーズという意味ではトブヨウニの「捨ててしまったもの戻ってこないけれど なくしてしまったものなら急に帰ってくることあるんだぜ」も、人生でことあるごとに思い出すフレーズだな。でもって魔法使いジェニー!このツアーでジェニーがセトリ入りしたのは望外の喜び。このブログを「ジェニー」で検索したら私がこの曲をいかに偏愛してるかおわかりいただけようというものです。ご機嫌吉井ちゃん、TMPをYOSHII BLOOD MUSICのYBM!に変えてコールして!とか言い出して、そんなこと急に言われても~!になりながら一生懸命コールする我々、いじらしいったらないぜ。

たぶんライブ重ねるごとにだんだん長くなっているジュリーコーナー、今回とうとう白いボルサリーノが出てきていいだけきゃっきゃ喜んじゃいました。似合いすぎる!ジュリーが帽子を投げてたタイミングで、投げるのか!?と期待したけど、そっ…と脇に置いてたのがかわゆすぎてよかった。二番のサビ前くらいでやめちゃって、んもーそこまで来たら最後まで歌っておくれよお!寸止め海峡すぎるよお!

MCで、還暦を迎えるまえにはアルバムを出したい、アルバムが出たらもちろんツアーだよ!!ねえ青木!!と言っていたし、もちろんすでに公表されているTHE YELLOW MONKEYのFCツアーもあるし、言うてFCツアーの名称が「カウントダウン」なんだから何かやるんスよね!?みたいな期待感もちろんあるし、吉井ちゃんが「数年先までスケジュールいっぱいだからお金貯めといて~!」と言うのも頷けるよ。この先もお楽しみがいっぱいあると思えるの、うれしい、ありがたい。短いツアーではあったけれど、びっくりするほどどれも満足感の高いライヴばかりでした。久しぶりのソロアルバム、五体投地でお待ちしております!

吉井和哉 TOUR 2025/26 IVIVI BLOOD MUSIC@京都ロームシアターに行ってきたのよ

私は2022年のSILENT VISIONツアー、京都公演に行く予定にしていたんだけど、21年末の武道館のあと3公演が中止となった…ことを忘れていたわけじゃないけどもうかなり忘却の彼方でした。だってあれから何年たったんだじゃないけどあれからいろいろありすぎたよ!吉井ちゃんの病気のこともそうだしそこからの東京ドームやらアルバムやらツアーやら。だから今年はソロのツアーやるよってアナウンスあったときも過去中止になった公演のことなんかすっぽり頭から抜け落ちていたので、3年…つーかほぼ4年越しに中止になった公演の振替(のようなもの)をド頭に組み込んでいるばかりか、当時チケットを持っていた観客に対して優先当選権を保持するとか言われて、おぬし、なんて…なんて義理堅いんだ!と驚愕しちまいました。そこまで言われちゃ遠路はるばる出かけないではおられまして。

以下中途半端に楽曲ばれありますので、ツアーまだの方はお気をつけくだされ。

これ今書いているの27日の深夜で、つまりもう明日28日なので、今すぐにでもPCの電源を落としてさっさと寝ろ!って話なんだけど、この京都公演がすごく心に残る、心に響くものだったので、体裁はともなくなんか書いて残しておきたいなと思ったのだ。だって武道館見た後だとやっぱりそれを踏まえたものしか書けないもんね。

私はロームシアター自体は、観劇のために何度も足を運んだことがあって、だから自分にとって馴染み深い劇場に吉井和哉が立っている!という意味でも嬉しさがあった。セットリストは青木さんが考えているそうだけど、横綱級、シングルばっかり取り揃えて…と言いつつ、硬軟のバランスのよいセットリストだったなあと思います。入ったのが意外!というものもあれば、これやらないのか~!というものもあったけど、それも踏まえてのライヴの楽しさという感じ。個人的にはBELIEVEが入らなかったのは残念と思いつつ、でも同時にWEEKENDERもファナカンもなくてもこの充実したセトリが組めるの、ソロに歴史ありだよなと改めて実感。あとHERATSも聞きたかった!とはいえ、HERATSか血潮かつったら、今回のツアタイからしても血潮になるよなと思うし、だからこそのサポメンに真壁さんなんだろうな。

京都の前の公演でなかなか声の調子が戻らなかったらしいことはタイムラインからも吉井ちゃんの書き込みからも察していたので、今日どうかな~とどきどきする部分もあったんだけど、すごくよかったよね。すごくよかった。もちろん、絶好調!というわけではないにしろ、時には真綿でくるむように大事に、時には思い切って空に解き放つようにうたう緩急が、より楽曲の世界を際立たせていた気がする。それが顕著だったのが「みらいのうた」だった。私はまだ映画を見られていないので(沖縄は年明けの公開)、この楽曲で映画の場面を想起することはできないんだけど、でもこの楽曲がリリースされた当初と今とではやっぱり受け止め方はだいぶ違う。病気という壁を越えた今読むと、歌詞がドキッとしてしまうほど予言めいていて、吉井和哉って、こういうひとりイタコみたいなとこあるよなあと思ったし、特に「僕の過去は僕のメロディになる」とか、今聞いたらドキッとせざるを得ない。バンドの演奏が消えた中でそっと歌われたフレーズ、天井から降り注ぐ光、なんだかぐっときてしまった瞬間だった。

TALIやCALL ME、BEAUTIFULといったソロの代表曲はもちろん、個人的にぶちあがりまくってしまったのが「欲望」。いやもう、どえらいカッコよかったね!?!?!?こーんなにリリースから時間が経って、今になって最高到達点出してくるとかあります!?マジで吉井和哉伸びしろしかないやん!欲望なんて、なんならソロいっぱつめの短髪センタースタンドマイク棒立ち時代から見てますけど!(言うな言うな)

なんか今回はMCで小話をひとつ披露するようにしてるみたいで、京都ではたまに電車に乗るけど(車より早いからね)、リュックを前にして乗っていて、そのまま乗り換えのためにエスカレーターに乗ったら、前に立っていた女性にそのリュックが一瞬触れてしまって、アッと思ったら案の定当該女性にがっつり睨まれてしまい、もうちょっとでスマホの画面見せながら「いや僕こういうものです~!」ってやりそうになった…っていう、マジの小話だった。吉井ちゃん曰く「でもさ、有名人だからってことが仇になることもあるでしょ」いやそうだよ!むしろ仇にしかなんないよ!これからは十分すぎるくらい距離とってください!

メンバー紹介では佳史さんのときに、「俺がこのひとを最初にサポートで呼んだんだからあ~!今じゃ売れっ子!みんなマネすんな!」みたいなことを言って、同じことを淳吾くんのときにも言ってたんだけど、まあそこまでは百歩譲るとしても鶴ちゃんは絶対に違うし、次の真壁さんはなんて言うのかなと思ったら「斉藤和義に紹介してもらいました!」と素直に告白してて笑いました。そんでまかぴーが沢田研二さんのサポをやっていた、という話から一節、ジュリーの「サムライ」を歌ってくれたの、思わぬご褒美だったなー!

ライヴの途中にふたりほど気分の悪くなってしまったお客さんがいたみたいで、そういうときのさりげない振る舞いや落ち着きも含めて安心できる人だなあと思えた。でもアンコール前のとき、場をつなぐために「あんまり汚い声だから気分がわるくなっちゃった?」って冗談まじりに言ったけど、ノンノン、吉井ちゃん、そういう自虐はダメ。もちろん御本人的にはまだ万全じゃないと忸怩たるものがあるのは理解しているつもりですが、でもこういう自虐はダメだよ、もう自虐なんてほんとうに時代じゃないっす!

バンドというものはひとつの人格みたいなものだと私は思っていて、だから吉井和哉を見ているときとTHE YELLOW MONKEYを見ているときはとうぜん違うスタンスになるんだけど(だって違う「人」だから)、THE YELLOW MONKEYはね、私にとっては本当にある日突然やってきた運命の恋人、ひたすらに夢中になって追いかけて焦がれた対象だったけど、じゃあ吉井和哉に対してもそうなのかつったら、やっぱり正確にはそうではない。吉井和哉のソロの世界と私は、なんていうか種から育てたような気持ちというか、いや私が吉井ちゃんを育てたんじゃなくて(当たり前)吉井和哉に対する気持ちを種から育てたようなところがある。つまりちゃんと水をやって肥料をやって、思い通りにならなさも、思いがけない喜びも含めて「ずっとそばにいる」というような感覚。

今までのソロワークスを浚うようなセットリストでも、総花的なところがなく、ぜんぶの楽曲、ぜんぶのパフォーマンスがすごくパーソナルなものに感じられるのも、吉井和哉のソロならではだと思う。曲中での「幸せになるんだよ」とか「自分を愛してね」のことばのひとつひとつにまで思い出がある。今回はとくに、いろんな楽曲のいろんなフレーズが、それを初めて聞いたときの気持ち、それに支えられた過去の時間をまざまざと想起させて、ありきたりな言葉だけど、人に歴史ありすぎた。吉井和哉にも私にも歴史ありだ。ハートのドクロは元気でいる、どんな時も傷に染み込む音楽があってよかったな、さよならいつも怯えていたわたし…。こういうフレーズが普段は意識しなくても自分の中に確実に積み重なっていることを実感しないではいられなかった。

すごく濃縮された、充実したいいライヴ、いい時間だったなー。ツアーの喜びって本当、これがまた見られるんだ!っていうのが続くところだよね。ライヴの楽しさや興奮ってほかに代えがたい、それが吉井和哉ならなおさら、と久しぶりのソロの世界に浸ることができて幸せでした。年末の、というかもう明日の!武道館楽しみです!

B’z presents UNITE#02 with THE YELLOW MONKEYに行ってきたのよ

B’zが主催するUNITEというライヴに今回、THE YELLOW MONKEYがゲストで呼ばれるんじゃないか…という噂がちらほら聞こえ、もし実現するならめっちゃ見たすぎる!!と思っていたら本当に実現し、B’zってだけでも激戦なチケットどうやったら取れるんだよー!と思っていたらお友達がTHE YELLOW MONKEYのFC先行で当ててくれました!!!ありがたい!!!ありがたすぎる!!!

前週のツアーファイナルもKアリーナで、その時は5階から見ていたというのもあり、勝手に5階スタンドかな~とか思っていたので、入場時にアリーナAブロックの座席が出てえ?え?どういうこと!?!?って素でワタワタしちゃいましたよ。ちょっと…人生初B’zだというのにB’zをアリーナで拝めるってこと…?どんな徳を積めばこんな幸運が…?やっぱりどんなに急いでてもちゃんと切れたトイレットペーパーを補充していたのがよかったのか…?(なんてしょぼい徳)

B’zの松本さんが体調不良により今回の出演を辞退されるというお知らせがあり、それでも今回のUNITEはぜひ実施してほしいとのご本人たっての希望ということでこの日を迎えたわけだけど、めちゃくちゃ楽しみにしていた身としてはもちろん実現する嬉しさあったし、でも二分の一がいないという状況で自らが主催するイベントを実行しなければならないB’zさん側の思いを考えると、なによりファンの方たちの複雑な心中を思うと諸手をあげて喜べないよなあ…という気持ちがあったのも事実。とはいえ、それでTHE YELLOW MONKEYのファンが沈むのも絶対違うので、やってくださるからには全力で乗っかります!!の気持ちでした。

THE YELLOW MONKEYのセットリストはこんな感じ。

CAT CITY
SPARK
SEE-SAW GIRL
太陽が燃えている
ソナタの暗闇
ラプソディ
バラ色の日々
LOVE LOVE SHOW
JAM

吉井ちゃん、赤のレザーパンツでビシッと決めて、最初からむちゃくちゃテンション高かった。本当にこのライヴを楽しみにしていたんだろうし、あと少なくとも半分近くTHE YELLOW MONKEYのライヴを初めて見る人たちがいるってことにも気合いが入ってたんだと思う。最初のMCでも「きょう初めてTHE YELLOW MONKEYを見るってひとも沢山いると思うけど、少しでもかっこいいなと思ってもらえるように全力でやります!」とおよそベテランバンドらしからぬフレッシュな宣言をしておりました。あと「今日は前座なんで!」とか、「B’zさんの時間が無くなっちゃうからさっさとやります!」とか、後輩モード全開なの面白かったな。最近どのフェスに呼ばれてももはや上から数えた方が早いという年齢層で、こういう「胸を借りる」みたいな場は久しぶりだったんじゃないかと思う。

先週までツアーをやっていたので演奏のこなれ具合は間違いなく、安心して観てられたな~。いきなりの新曲始まりで、かつKアリーナのあのサイドのところにダンサーさんたちがワーッと出てきて楽しかった。周りはB’zファンの方が多かったかな?という感じだったけど、SPARKや太陽が燃えているでめちゃくちゃ盛り上がっていて、本当にあの頃の楽曲の浸透具合…助かる…!と思いました。太陽が燃えているの「同じ場所でまた会おう」のとこ、「同じKアリーナでまた会おう」って歌ったり、曲間でヨコハマー!って煽るコールを幾度となく差し挟んだり、なんかむちゃくちゃ前のめりなパフォーマンスで、気合いの入りっぷりが伝わってくる感じでしたね。SEE-SAW GIRLをやったの意外すぎて、こういうところでブリッジ的役割を果たしつつ着火剤になる曲ってROCK STARとかが定番だけど、SEE-SAW GIRLて珍しくない?なんならI LOVE YOU,BABYとかでもよかったのでは?と思ったけど、これがこの先の展開の匂わせだったとは、その時の私は知る由もなかった…。

ラプソディはアルバム曲だけど、ショート動画とかのおかげもあってか結構受け入れられていた印象!これもダンサーさんたちがずらっと出てきたけど、皆思い思いに踊っていてそういう緩さもらしいっちゃらしかった。吉井ちゃんの匂わせエロ度合いは控えめである意味よそゆき和ちゃんだったネ。

バラ色の前のMCで自身の病気のことにふれ(喉にブラックスターができちゃってね)、このお話を頂いて本当に嬉しくて、この日に向けてなんとかまた歌えるようになりたいとおもってやってきた、と言っていたの、切実な気持ちだったんだろうなホントに。ツアーのMCでも話していた、祈りとか願いとかそういう目に見えないとされていたものにも、理論的な説明がつく時代になっていくのかも、と語りつつ、自分もツアーを通してそういう力をたくさんもらった、なのできょうはみんなでその力が松本さんに届くように!と言って曲に入っていったんだけど、松本さんの名前が出たときの会場の空気がゆれる感じ、みんな気にしていて、でも気にし過ぎないようにしていて、でも気になって…という中でああして触れることができたのはすごくよかったと思う。冒頭も久しぶりに吉井ちゃんがリードとって歌ってくれて、それも自分たちのことを知らない人がたくさんいる、という部分をちゃんと意識してるってことで、そういう冷静さを保っているのもさすがだった。

バラ色のアウトロ、ついついASIANが来そうな感じしちゃうけど、ここで「俺たちの奇跡を目撃してくれ~~~!!」と言って稲葉さんをコール。曲は稲葉さんからのリクエストだというLOVE LOVE SHOW!!そしてカメラ目線での「お姉さん…!」いただきましたーーーー!!!

稲葉さんが出てきたとき、モニターのカメラが稲葉さんを両手広げて迎え入れる吉井を稲葉さんの背中越しに撮ってて、その顔がもう、むちゃくちゃうれしい!!!っていう感情を具現化したらこうなるよねってぐらいの満開の笑顔で、その笑顔のまんま稲葉さんとハグしたもんだからもう…観客もついにこのふたりのハグ!って意味で沸いたしちょっと遠慮がちな稲葉さんかわいいし吉井はずっと稲葉さんを先輩!先輩!!!って呼ぶしでのっけからカオス、のっけから最高潮。

稲葉さんのラブショーがまた、いやこんなラブショー聴いたことないというか、今までけっこういろんな人がカバーしたラブショー聴いてきたけど(なぜならカバーされやすい曲だから)、その誰とも違ってむちゃくちゃ稲葉さんだった。Aメロからシャウト入れて馴染むの凄すぎますって。しっかりコラボTを着てきてくださっていてそれがまたお似合い!

私はあなたの馬、のとき吉井が先輩先輩、乗って先輩!と言いながら「私は稲葉さんの馬」つって稲葉さんにまたがってもらったの今思っても意味わからんすぎて最高だったな。エマに絡みに行っていたのに呼ばれて素直に跨ってくれる稲葉さんいい人すぎる。

雨が続いて雷鳴って…を、稲葉さんと吉井が交互に歌ったんだけど、そこがなんかもうねえ、ふたりの華も実もあるヴォーカリストの奇跡の競演を今!目撃!している!!って感じがビンビンきちゃって、マジで最高にかっこいいふたりがお互いの目を見て間合いをとって同じ曲を歌っている、って完全に奇跡やないですかコレ…!ってもうそこで「このチケ代実質タダ」のゾーンに突入しちゃった。あまりにも完ぺきな絵面すぎた。

稲葉さん真面目だなあ~~!!と思ったのはハケる前に「前座じゃぜんぜん、ないんで!」って言ってくれてて、まあ吉井のあれは自虐しつつのお家芸みたいなものだからファンは全然気にしてないけど、ああいう風にフォロー入れてくださるとことか、お人柄だよな~って思ったなあ。

稲葉さんがハケたあとモニタに茫然自失のテイの吉井の顔がアップで抜かれたのむちゃくちゃ笑ったんですけど、そのあとMCで「お父さんお母さん見てるう?」と言ったのも可愛らしすぎて笑っちゃいました。

ラストはJAM。あのアニーのハイハットのあとに聞こえる歓声、それだけでぐっとくるものがあるし、こういうところでちゃんとJAMを届けられるほど吉井ちゃんの喉が復調したこともしみじみと感じられて嬉しかった。何度か観客にシンガロングを促しつつ、ある程度リードをとって歌ってくれたのもよかったな。変な言い方だけど、どこか初心に帰ったようなJAMで、何度となく聴いてきた曲だけれど、先週のツアーファイナルとはまた違う感慨があった。ハンドマイクで歌っていたのも、Kアリーナの雰囲気に合っていたように思う。

インターバル30分くらいあったかな~。アリーナからは見えなかったんですけど、アニーが何やらB'zのドラムテックと話をしに来てたという目撃情報があって、それで知ったんだけどB'zのドラムテックがあの加藤俊一郎さんなんですってね!!全然知らなかった。アニーがFCのQ&Aで触れてて、なんか勝手にエモくなってしまった。加藤さんもご活躍のようでうれしいです。

さていよいよB’zです!!客電が落ちるとそれまで単にステージ上のセットだと思っていた天井の星がゴゴゴゴ…と動いてビカーーーン!!!!と光りだし、容赦なく特効の炎がバンバンあがったりして、思わず「景気が良い~~~~~!!」って叫んじゃった。
セットリストはこんな感じ。

FMP
juice
イチブトゼンブ
さまよえる蒼い弾丸
今夜月の見える丘に
恐るるなかれ灰は灰に
鞭
愛のバクダン
ultra soul
LOVE PHANTOM
ギリギリchop
裸足の女神
BAD COMMUNICATION
UNITE

チケット当たってから、これ予習したほうがいいのかなあ~と思ってUNITE#01のときのセットリストを調べてみたりしたんだけど、調べた結果「…イケるやろ!」となって結局予習しなかった。けどやっぱ大丈夫でしたね!なぜか知ってる、なぜか歌える、いやなぜかってこたーない、早い話ヒット曲、いや大ヒット曲の宝石箱や~!なんですよ正味な話。初手からもう、「ほ、ほんものだあ~!」の感慨と怒涛のごとく繰り出される綺羅星の如き楽曲たちにブチ上がるので忙しかったぜ…!

稲葉さんはさっきのコラボTから着替えて、白レース基調のドレッシーなシャツをお召しでした。上手サイドにも下手サイドにもまんべんなく来てくださって、わーー!!肉眼で、稲葉さんの御尊顔が見える距離―!!!ありがたすぎてしぬーーー!!とフワフワしっぱなし。さまよえる蒼い弾丸のイントロ、客席の歓声も込みでむちゃくちゃ高まったし、続けて今夜月の見える丘にとか…。持ってるタマがレベチなんすよB’zパイセン。なんか変なたとえですけどあまりにも立て続けに「むちゃくちゃ知ってるけどライヴで聴くのは初めて」な楽曲の実績解除を立て続けにしたので、なんか自分の中に徳が積み上がっていくような錯覚に陥る…!と思いました。

かと思ったら「新しい曲もありますので…」って言って始まった「恐るるなかれ灰は灰に」がむちゃくちゃカッコよくてビビりました。冒頭のアジ演説ふうの稲葉さんやーばかったね!!いやそうなのよ、実際にライヴで聴いて強く思ったのは、B'zって芯からHR/HM畑なんだな!ってこと。楽曲もそうだし、稲葉さんの歌もそうだし、そしてHR/HM畑である以上、揃いも揃って演奏がバカテク。あのステージの上、もはやバカテクしか存在することを許されない勢い。こりゃ男性ファン多いのわかるぜと思ったし、こうして並び立ってみてこそ実感する、THE YELLOW MONKEYって本当にグラムの子だなってこと。なんか、90年代とかってJ-POPみたいな括りの中にいろんなものが取り込まれてたけど、その上に咲かせた花は似てても、どこに根があってどこから栄養を得ているのかって、こういうライヴの場では如実なんだな~!っていうのがひしひしと感じられて面白かったです。

あとねー、サポートメンバーのベースの方、清さんという女性の方だったんだけど、まーーーーどしゃめしゃにカッコよかったのよ!!!深いスリットの入った衣装でガッツリ腰落としてブインブイン弾きまくるのが絵になるったらなかった!ただでさえギターの音厚めな構成なのに後半怒涛の展開になって「今ステージ上にギタリスト何人おるん!?」みたいな状況でもシッカリ低音を支える頼もしさ。ファンになりそう。

稲葉さん、MCで「いろいろあって今回はこういう形でやらせてもらっています」と仰りつつ、「松本さんがいない」ということを直接表現されなかったの、なんか胸がキュッとなったな。で、今回こういう事態になって、そしたら「自分も出たい」といってくれる仲間がいて…と続くのでえっ!誰かゲストとか?と思ってたら稲葉さんも「B’zってあんまりゲストとか呼ぶイメージないと思うんですけど」うんうんそうだよ(私の心の声)「でも今回はこれもUNITEらしいかということで来てもらいました、GLAYからTAKURO~~~!!!」ってまさかのTAKUROさんゲスト!!!抱き合って飛び跳ねて喜ぶ私とお友達!!うそでしょーーー!!まじかよーーー!!!って思う間もなく袖からものすごい勢いで飛び出してきたTAKUROさんを見た私の第一声
「足ながっ!!!」
いやこれが巷で噂の足が3mあるというTAKURO氏かと、確かに実際見ると足が長すぎてそれ以外考えられん、いやちょっとまてもうひとつある
「シャツのボタン開けすぎィ!!」
鮮やかなブルーのリボンタイのシャツ、リボンほどいてなびかせて初手から胸ボタンへそまで開けてましたあの人。でマイクを向けられて「TAK愛ゆえに!!TAK愛ゆえに!!」「ここにいてもいいですかぁ~~~~!!!!」でもって中央にあるふたつのB’zお立ち台に跨って(いいですか、跨ってですよ、お立ち台に立っただけじゃないんですよ)観客を煽ってました。ここにいてもいいですか言うてた人のやることじゃないんよ。バンドメンバー10年目の所作なんよ!好き!!!

TAKUROさん、上手下手に動き回る稲葉さんにわんこのようについて回り、さっき上手にいたかと思ったらもんのすごい勢いで下手の稲葉さんのところに駆け寄ってきて、稲葉さん若干引いてました。私はといえばステージサイドの落下防止の手すりの上段にTAKUROさんが足をかけて、手すりの上段に足をかけているのにまだ足が余っているのを見て「やっぱ5mじゃん(足が)」と思うなどしておりました。それで愛のバクダンに続いてみなさんお待ちかねのアレ!アレが!ultra soulが!

終演後Xで「俺はいままで野良ウルトラソウルしか知らなかった、今日本当のウルトラソウルを知った」みたいなポストを見て思わず笑ったんですけど、いや私も今までやついさんのDJとか野良ウルトラソウルしか知らなかった!!駄菓子菓子!!今日真のウルトラソウリストになったのだ~~~!!(なってどうする)しかも稲葉さん下手の我々のいるブロックの前まできてくれて「そして戦うウルトラソウル!」を歌ってくれたので真のウルトラソウルでもかなり上級者向けのほう(何が)。これは冗談抜きに「寿命が延びる」ってこういうこと…?ってぐらい、ありがたいものを見させていただきましたーーッ!って感じ。

そしたら稲葉さん、次のMCで「だいぶUNITEらしくなってきたかな…もっとUNITEしちゃいます?」とかいうのでオイオイオイ待ってくれ、え?まだ誰か?と思っていたら呼び込まれたのが
LOUDNESSの高崎晃さんだった…
そして高崎さんが弾き始めたのがLOVE PHANTOMのイントロ…
オイオイやばすぎるだろぉ!!!!
いや、UNITE見に来るにあたって、B'zは何の曲やるのかな、ultra soulはやるよな、個人的にはLOVE PHANTOMとか聞きたいけれども~と思っていましたが、それがみんな大好き高崎晃さんのギターでとか誰が想像できるねん。高崎さん、しっかりギターシールド使ってて、ステージ上にいるメンバーがちょこちょこシールド捌いてたのも良すぎた。TAKUROさんも引き続きステージに残ってくださったので、いったい今ステージにギタリストが何人いるんだよお!状態。そりゃ稲葉さんも「人が…人が多い…!」って言っちゃいますよ。そういえばTAKUROさんがベースの清さんのとこいって向かい合って弾いてたの、衣装の色味も揃っててむちゃくちゃ絵になって素敵だった…!

あまりにも怒涛の展開すぎて、アンコール待つ間そういえばこの後吉井ちゃん出るんじゃないんだっけか?なんかあまりにも展開がすごすぎて茫然としちゃうわね!と思ってたんです。その後に起こることをこの時のおれは知る由もなかった(そりゃそう)。

稲葉さん、今日は相棒がいないという中でやってきたけど、長いことやっていればいろんなことがある、大事なのは何かが起こったときにどうするかっていうこと、というような話をされていて、いやほんとそうよね、長いこと続けていくって口で言うほど簡単じゃない。同じ場所にい続けるってそれがどれだけ大変なことか…と思っていたら、「で、松本さんなんですけども…なんかどうしても気になるってことで…来てます。」客席悲鳴。「それで、まあお医者様とも相談して、ちょっとだけなら…と許可もいただきましたので!」客席大絶叫!

いやもうまさかこんなことある?初めてのB'zだ!って喜んでて、でも体調不良で松本さん出演キャンセル…ということは完全体B’zにはお目にかかれないってことかあ、いやでもファンの方は心中それどころじゃないよな、なんならUNITEだって延期してって思ってる人もいて当たり前だしな…とか考えたし、ファンの方はもっともっと複雑な胸中だったはず。でもアンコールだけでもお顔を見せてくださって、あまつさえライヴに参加してくださって、本当にこの場にいる全員にとってラストピースがはまった瞬間だっただろうし、稲葉さんは誰よりもそれを感じてたんじゃないかなって思っちゃう。松本さんが現れて、稲葉さんが「…どおしたのよぉ!」って言った時のあのトーン。あれもう愛情。愛情です。「気になって来ちゃった(てへ)」な松本さんもギャンカワだし、稲葉さんがそれ聞いて笑って、一瞬振り返って「本物?」っていったとことか、なんかもうごらん、あれが尊いの海とかいて尊海(とうとうみ)(そんな言葉ない)だよ…って遠い目になるほど愛しい時間だったね。

そんな状態で聴いた「B'z」の「裸足の女神」。よかった。歌詞もあいまって胸に迫るものがあった。そして私は感動に浸りつつ、「…ちょっと待て、確かUNITE01のときってアンコールでセッションやったんじゃなかったっけ?いや吉井ちゃん!いま、いまは松本さんと稲葉さんの逢瀬の時だから!いま違うからね!」と明後日の祈りを捧げていたことはここだけの話にしておいてほしい。

裸足の女神が終わって、松本さんハケちゃうかな?と思ったけどそのままいてくださって、稲葉さんがとうとう「ではお待たせいたしました!」って満を持して呼び込んでくださいました。THE YELLOW MONKEYから、吉井和哉&EMMA!!

吉井もエマもしっかり着替えてて、でももちろんコラボTではなくて(稲葉さんは着てくださってたのにアレですけどホントうちの人たち自分らのツアーでもグッズのTシャツ絶対着ない族の人たちなのでゆるしてほしい)黒基調にまとめてて気合いはいっとるやんけェ!というのがびしびし伝わる感じ。稲葉さんが、このUNITEの話が出て最初にお声がけしたのが吉井さんで、そのあとこちらの状況とかいろいろと連絡を取り合ってきたけど、吉井さんからの返信がいつも暖かな愛情に覆われていてうれしかった、と仰ってました。

いやーわたし、吉井の大阪でのファンミに参加したけど、そのときもこのUNITEの話が出て、稲葉さん衣装どうするのかなとかいう話から、仮想で稲葉さんとのLINE会話繰り広げたり、コラボする楽曲とか、やらせてもらえるならこれやりたいなって曲はあるけどね、ここでは言わないけど!と言ったり、本当に本当に楽しみにしているのがダダ洩れだったので、ここで稲葉さんにそんな風にいってもらえて、あまつさえ「さっきハグしたとき、電気が走った」なんて言われて本当に嬉しかったろうな~!と思います。

曲名…言います?えーとさっき稲葉さんとやったLOVE LOVE SHOWは稲葉さんからのリクエストで、これはぼくからのリクエストです。BAD COMMUNICATION!!!

歌いだしは少し稲葉さんを意識したというか、いつもの寄せ気味和ちゃんだったけど、どんどん自分の中に取り込んでいくような、吉井和哉がどんどん顔を出すようにBAD COMMUNICATIONを乗りこなしていくさま、圧巻だった。なにしろキメのBAD COMMUNICATION!!!がもう、しぬほどかっこいい。吉井がしぬほどかっこいいのに、そこにしぬほどかっこいい稲葉さんが加わって、鬼テクバカテクのバンドメンバーがぎゅいんぎゅいん音鳴らして、エマが折り目正しく松本さんに寄り添って、松本さんが紳士的に行ってこいって感じでエマをソロに送り出してくれて、いや全部が夢、全部が白昼夢、全部が彼岸の出来事みたいな瞬間の連続すぎて意識失いかけたわ。永遠にあの映像をおかわりして生きていきたい。そう思わせる至上のビジュアルとサウンドだった。マジで今思ってもあれ夢だったんじゃねーかな?そう思わせるぐらい至福の時間でした。

稲葉さん、THE YELLOW MONKEYのことを呼ぶとき、二度も「最強最高のロックバンド」と言ってくださったの、本当に嬉しかった。どんなエピソードを話すときでも、ちゃんとTHE YELLOW MONKEYの、と仰っていたのが、稲葉さんの几帳面な性格を表しているような気がしたし、何もかもがイレギュラーな初日でやることも段取りも多くて、大変なプレッシャーだったろうと推察するけど、松本さんが来てくださって最後の楽曲「UNITE」で締められたのは、稲葉さんにとってもある種のご褒美だったんじゃないかなと思いました。

THE YELLOW MONKEYとB'zがこんな形で対バンなんて昔は考えられなかったかもしれないけど、逆に今が最高のタイミングなんだと思う、って稲葉さんの言葉、ホントにそうだと思うし、続けていなければここにたどりつけなかった、続けてきたからこそたどり着けたって言葉にも頷くしかない。どんなバンドにも物語があり、ケミストリーがあるけど、この日B’zという偉大なロックモンスターのそのストーリーの一端に触れられて、本当に幸せでした。

UNITEの試み自体はコロナ禍を受けて始まったとのことで、最初は1席飛ばしでみんなマスクして、声も出せず…だから今日は初めて歓声のあるUNITEなんですって仰ってましたね。でも今回THE YELLOW MONKEYも含めて多彩なバンドと第2回が実現したことで、うちも!って思ってるバンド絶対いると思うし、今日みたいに奇跡の上に奇跡みたいな天丼ライヴが実現したとあっちゃ、もうますますUNITEの価値が高まりそうだよね。

最後にはTHE YELLOW MONKEYのメンバーみんなステージに上がって記念写真を撮ったんだけど、アニーにセンターを譲ろうとする稲葉さんといやいやいやいやってレジ前のおばちゃんのごとく辞退するアニーの声をマイクが拾ってて笑いました。いやでもそらそうよ、そこはセンターは稲葉さんよ!稲葉さん、このドタバタを「決められない大人たち…」って言ったり、THE YELLOW MONKEYのメンバーのことを「みんな背が高くて、新宿高層ビルかと思いました」ってぶっ込んだりしててかわいかったんですけど、ほんとすいません、そこで「誰が新宿三井ビルやねん!」とかツッこめるタイプではないんですようちの子~!

終演後思わずチケットを当ててくれたお友達に「チケット当ててくれてありがとう~~~!!!」って抱きついちゃうほど、あまりにも最高の時間すぎて、余韻に浸りまくりだったな。ホテルに帰ってきてから、ホテルのテレビでyoutubeのB'zライヴ映像流したりして、B'zファンの人もこんな風にTHE YELLOW MONKEYのyoutube見てくれてたりしたら嬉しいねなんて話してました。本当にずっと幸福な余韻が続いてたし、THE YELLOW MONKEYのツアー神戸、横浜ファイナルとUNITE、1週おきに沖縄から飛んでくるっていうハードスケジュールだったけど、本当にぜんぶ行ってよかったです。狂乱の一か月、最高の締めくくりだったな。本当にUNITE開催してくださって、THE YELLOW MONKEYを呼んでくださってありがとうございました!!この夜のこと、きっとずっと何度でも思い出します!!!

THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜FINAL BLOCKに行ってきたのよ

神戸公演をみたとき、吉井和哉が途中のMCでこんなことを言っていた。
追加公演なんて言って、最初から決まってたんじゃないの?と言われるかもだけど、本当に決まってなかった。当初はこの(ファイナルの)セットがBLOCK3に来るはずだった。

つまり、jaguarから始まりsmileを経てNHKホールだからFOUR SEASONSというわけではなく、ラストのNHKはまんま「野性の証明」の、そして吉井曰く「自分たちにとっても大事な年」の1996年をフューチャーする公演になるはずだったということで、つまりファイナルブロックがなければ、NHKホールでほぼ野性の証明の再現がなされていたかもしれないということだ。
なんてこったい。
もしそれが実現していて、そのNHKホールに足を運ぶことができなかったばかりか生配信当日も仕事で参加できないなんて、そんなの、そんなの、TRUE MINDで産湯を使いあのビデオにオタクとしての養分をもらい続けて幾星霜の私にとってそんな殺生な、じゃああたいは今まで何のために生きていたんだい!?と髪振り乱し青木社長のところに直訴しに行きかねない(なんの)。
そうならなくて本当に助かった。あってよかったFINAL BLOCK。

神戸と横浜はどっちもアリーナクラスということでモニターもあり、豪勢なことに振り落としでのオープニング。アヴェマリアからの「ようこそ~」でSPARK、いやいやいや。いやいやいやいや。もうこの一瞬で「そういうこと!?」って悟ったよね。お次がChelsea、そらそうよ。親の顔より見たセトリ。

今まで律儀にジャケットを着てた吉井がここぞとばかりにテロテロの柄シャツで、お前は本当に嬉しい男だよと思いました。思えば、TacticsやMOONLIGHT DRIVEも、音源聴くよりTRUE MINDのビデオで刷り込まれたところあるなあ。

神戸はほぼステージ真横のブロックから見ていたんだけど、Tacticsでヒーセがピックをスパッと捨てて指弾きに変えた瞬間とかバッチリ見えてギャー!ってなったし、エマはエマであのグラサンちょい下げおなごごろし目線をカメラに抜かれるし、つーかもうほんとうちのバンド、全員ビジュ良すぎなのよ。マジで目が足りん。

セトリがあまりにも刷り込まれているゆえに、映像に収録されていないVERMILIONとTHIS ISは倍掛けでアガりました。セトリ見てみるとVERMILIONは当時結構やってるんだけど、THIS ISは野性の証明ツアーで八王子でしかやってないのね。エマご当地ソングだったんですねえ。神戸の時吉井がTHIS ISの説明(エマが最初にバンドに持ってきた曲)しながら、「これやってたっけ?」とご兄弟に口頭確認していたのも頷けるってもんです。2曲ともいつきても嬉しいに決まってる曲だし、盛大に手をぶらぶらさせることができてあたしゃ嬉しいよ。惜しむらくは知ってたら赤い爪にしていったのになー!ってことですかね!Kアリのときの吉井のキマりっぷりが特にすさまじかったので、WOWOWで見られるのちょう嬉しい。

私は自分のtwitterアカウントやblogのURLにtifyを入れるほどTHIS IS FOR YOU好きなので、神戸で久しぶりに聞いたときは嬉しさでほろりと来てしまったのですが、アウトロでいつもなら吉井に近づいて寄り添うエマがビタイチ動かないので、あれっ!?エマがひっつかない!!と一瞬動揺したものの、よく考えればこの前のTacticsでもひっつくし、このあとのMOVE OVERでもひっつくので、これTHIS ISでもやるとマジひっついたり離れたり倦怠期のカップル感ハンパないからなんだなきっと…と自分を納得させました。

BLOCK3のオーラスNHKホールのMCで、吉井が「次のファイナルがいちばんやりたいセトリ」と言い、神戸でもKアリでも同様の発言をしていたけど、それを聞いたときから「絶対天国旅行やるんだろうな」と思ってましたわたしは。だってあいつ前も特別な聖地で大事な曲やるとかいって天国旅行やってたじゃん。多分世界でいちばんあいつが天国旅行のこと愛してると思う。いや私ももちろん好きだけど、どっちかというとあの楽曲に抱いているのは愛情よりも敬意に近い。あの圧倒的な創作物に対する敬意というか。人間がギリギリ手が届かない領域で作られてる楽曲というか。

そこからのFOUR SEASONSの流れ!そりゃねーーー!!!!BLOCK3でやんないのおかしいと思ってたんだよそりゃそうだよやらねえわけねえんだよ。そうだよねこの流れでやりたかったんだよねわかるよ!!!天国旅行のあとマジでわかりやすくギアがあがるの、ホントわかりやすすぎて笑っちゃう。私はといえばBLOCK3でお預けされていた飢餓感がすごくてこの日イチ声が出たかもだ。スタンドプレイ(意味違う)も圧巻だった。なんといっても曲が良い!!!本当にいい。吉井の作詞の中でもここまでパンチラインが並んでいるの、そうそうないのでは。「まず僕は壊す 退屈な人間はごめんだ」「男らしいとか女らしいとか そんなことどうでもいい 人間らしい君と」「人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない」「大人は危険な動物だし 場合によっては人も殺すぜ」「だから まず僕は壊す 全部足りないから」いやキリがない。さらに年月を重ねてこの曲を歌う吉井には凄みみたいなものまで備わってきたように思う。それに、この曲はカヴァーアルバムを作った時に、フジファブリックがチョイスしてくれた楽曲だもんね。そういう意味でも聴けて本当に嬉しかった。

MOONLIGHT DRIVEを月光のピアノから小芝居で始めるところも、本当にTRUE MINDのまんまで笑っちゃった。もう大好きじゃん。「し~ぬまでひとつさぁ~」まで言ってもらえて、あ、ヤバ、おれ成仏しかねないなこの勢いだと…と思うほどたまんなかったですね。もともとこっちがシングルでもいい!て言うてたぐらいの楽曲だもんね。最高でした。

いつだったかなあ、いっとき、過去のアルバムの再現ライヴみたいな趣向がはやったときがあって、Q&Aかなんかで吉井がこの話を振られたことがあったんだけど、そのときに「まったく興味ない」って言ってたんだよね。で、確かにそれはそうだろうなと思うんだよ。基本的にあのひと、同じことをする、同じことが続くのを忌避する感じがある。

それなのに今回、自ら「野性の証明の再現」「大事な1996年の再現」って言えるのは、もう1000%今作っている楽曲に自信があって、Sparkle Xの楽曲と共存することで同じことを繰り返していることにならないって自信があるからだと思うんですよね。

その自信は正しくて、盛大なアンセムになりつつあるMOVE OVERやソナタの暗闇のTHE YELLOW MONKEYならではのグルーヴ、そして回を重ねるごとに爆発力が高くなっているラプソディの盛り上がり!いやもう、神戸でやおら最後デスボイスで歌いながらヘドバンしてエマに迫りくるってたのしぬほど笑いました。あんな楽しいことある!?こういうものがその自信を支えていると思うし、だからこそ実現した「野性の証明の一夜2025年ヴァージョン」だったんじゃないかって気がします。

本編最後にはホテルニュートリノ。素粒子って目に見えない、まだなかなか解明もされていない世界で、スピリチュアルに寄った発言と思われるかもしれないけど、祈りとか願いとかそういうものって目に見えないけれど素粒子と同じようになにかに作用してるんじゃないかと思うということ、どこまでやれるか不安な気持ちもありながらもスタートしたこのツアーを無事完走できたことを本当に感謝している、そしてひとりの人間って、魂がチェックインしたときに生まれて、チェックアウトしたときにこの世を去る、まるでホテルのようなものなんじゃないかとおもってこの曲を書きました。

まだBLOCK1の、声の調子もなかなか安定していなかった大阪フェスティバルホールの公演で、このホテルニュートリノを歌うのがなかなかキツそうで、冗談交じりに「ニュートリノ前半に持ってくるのやめよ!」と言っていたのが印象に残ってたので、ここで満を持して…なのもいいなと思ったし、曲前のMCも相まっていつも以上にぐっときました。「THE YELLOW MONKEYの本編はまだ始まったばかり」と言ってくれたのも嬉しかったです。

神戸はアニーの誕生日だったので、アニーからのお言葉とかとともにアンコールで新曲CAT CITY初公開サービスがあり(神戸より前はそこが"I"だったと知って泡吹いて倒れるかと思いましたが)、タイアップです!とかTHE YELLOW MONKEY史上類を見ない凶暴で血みどろな歌詞!気分が悪くなった方はすぐスタッフに!と言いながらモフモフでたまらん歌でした。なぜか「ここを撫でてみな」がツボすぎて大笑いしちゃった私。ヒーセとエマがにゃーにゃーコーラスするのとか凶暴すぎたね…可愛すぎて…。

アンコール、そりゃSUCK来るだろうと思ってましたよー!このツアーでようやくの御登場ですよね。逆に言えばSUCK使わなくても鬼の盛り上げ曲がこれでもかとあるんだからバンドとしてマジで強い。ファイナルの絡みが久しぶりにどエロいのきましたーー!!って感じでよかった。やっぱあれぐらいやってくれないと(何を言ってるんだよ)。

ラストはJAM。これも、2024年の夏フェス以来やっていなくて、JAMはどうしてもセトリの後半に入りがちというのもあってそのときはまだ以前のように歌えていなかった記憶があるけど、ここにきてJAMがぴったりはまるセットリストが最後に来るのも、このバンドの持つ物語性の強さを感じたし、そういうのを蔑ろにしない人たちだよねとしみじみありがたかった。

白状すると、KアリのJAMのときに、私は恥ずかしいほど泣いてしまったのだった。正直、あんなに(しゃくりあげるほどに)泣いたのはいつぶりだろうかというほどに涙が止まらなかった。頭の中でずっと、ボロッボロになったTRUE MINDのVHSのケースや、そもそもこのビデオにJAMが収録されているのがきっかけでこれを買ったんだよな、というかつての思い出や、見返しすぎてガビガビになり照明が赤すぎてどこにロビンが映ってるのか心の目で見るしかなくなった赤裸々の映像や、夢中になったオフショットの数々、ようこそ~、本当に夢に見るほど繰り返し見たROMANTIST TASTEの吉井の青いシャツ…そういうものが怒涛のように押し寄せて、これが走馬灯でも納得するというぐらい、私を過去の一瞬へ連れ去ってしまったのだった。ああいう思いをしてJAMを聴いたのは久しぶりだった。私にとってきっかけとなった曲だから、この曲には必要以上に思い入れてしまうが、それでもあんなことは久しぶりだった。ツアーファイナルということもあの涙を加速させてしまたのかもしれない。

全部で35本のツアー、とにかくメンバーが楽しそうで、見ている私たちも幸せで、ホールの良さもアリーナの凄さも味わわせてくれて本当に言うことなかった。去年の10月から今までずっと、自分のスケジュールの中心にTHE YELLOW MONKEYがいて、こういう経験も久しぶりで楽しかった。終わってしまうのは寂しいけれど、でも終わるってそんなに悪いことでもない。「いい終わり」を迎えるのって、実はいい始まりをするよりも難しいことのような気がするから。

ファイナルが終わった後の吉井の個人サイトの更新で、ファイナルでありながら次への初日を感じさせる最終日だったと書いていて、それを読んだとき何というか吉井和哉というひとの根っこの変わらなさを強烈に感じた。言うまでもなく、113本のツアーの最終日に言った言葉「今日もまた、何かの初日であるでしょう」を思い出したからだが、でもTHE YELLOW MONKEYも吉井和哉も、思えばずっと終わってまた始まってを繰り返していて、どこかにとどまることをしていない人たちなのだった。生と死、エロスとタナトスは吉井和哉の世界観を支える大きな要素だと思うけれど、命は流れであって淀むことはできないということが、このバンドの「同じことをやらない、やれない」に繋がっているような気がしてならない。生まれて死んで、チェックインチェックアウト、終わってまた始まる。そういう中で生きていることを実感するバンド、生きている人たちなんだろう。

そういう人たちだからこそ、同じものは二度とない「ライヴ」というものをずっと手放さず、何よりも大事にしてくれているんだろう、そう思ったツアーファイナルだった。

愛と創意工夫に満ち、どうなるかわからない不安を抱えたままでもツアーをはじめ、それを支えてくれたスタッフも含めてメンバーの皆さん、本当にお疲れさまでした。「次の初日」を今は静かに楽しみにしています。

THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜FINAL BLOCKセットリスト
アヴェ・マリア
SPARK
Chelsea Girl
罠
Tactics
VERMILION HANDS
This Is For You
Beaver
Make Over
天国旅行
Four Seasons
ソナタの暗闇
MOONLIGHT DRIVE
ラプソディ
ホテルニュートリノ

アンコール
CAT CITY
SUCK OF LIFE
JAM

THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜BLOCK3に行ってきたのよ

今頃かい!という感じだが、今頃でもなんでも書いて残しておかないともうね、砂に水が吸い込まれるように記憶がさらさらと消えていく今日この頃ですからして。じゃあもっと早く書けよという話だが、いやここ3ヶ月の間てぇーーーーへんだったんだよ。まず富山のライヴ直後にtwitterのアカウントが乗っ取られる、仕事がぎゅうぎゅうの中沖縄に引越し、引越し作業中に膝を痛めて転居後即整形外科通院、続いて歯が欠けて転居後即歯医者通院、そしてこの歯医者と気が合わない、携帯なくす(戻ってきた)、定期入れなくす(戻ってきた)、疲れのためか体調崩して発熱&咳、この咳がしつこく続いて最近ようやくおさまる…ともう泣きっ面に蜂すぎた。駄菓子菓子!6月のTHE YELLOW MONKEYラッシュに合わせてすべてが整ってまいりました!乗っ取られたtwitterアカウントも無事凍結されたしね!ブラヴォー!

ということでBLOCK3の感想、さすがにまとめて書きますが、最終的にBLOCK3は4か所行きました。3月の富山と香川はもともとチケットを取っていて、4月の福岡と名古屋はどっちもトレードで。ありがたいことでやんす。Jaguar、smileときて、グッズでコーヒー売るんだからそりゃもうFOUR SEASONSであることは予想通りなのよ!って感じだったし、実際そうだったんだが、いい意味でも悪い意味でも予想を裏切る構成だったよね。

悪い意味でもってなんだよといわれれば、そりゃFOUR SEASONSがセットリストに入らなかったことに決まってるやないか~い!いやだって…やらんわけある!?グッズで匂わせ炸裂してたってだけじゃなくて、だって…FOUR SEASONSだよ!?タイトルロールやん。楽曲の持つ意味合いからしたってやらんでいいわけなかろう!私はもう、富山で初見のとき、本編の最後まで「次かな」「次かな」と思ってたのはもちろん、アンコールだって「え、パンチからのFOUR SEASONS?あたらしいな…」と思ってたし(そして追憶のマーメイドが始まってそうだったお前こっちの子だった、なんかsmileの子のような気がしてたってなった)、マジで最後の最後までやると信じて疑ってなかったよ。もうこの上はFINALで「ここまでのとりこぼし名曲集」とかでもやってくれんと割に合わん(割に合わんとは)。

いい意味での裏切りはいろいろあるけど、まあ私としてはやっぱね、アンコール一発目のパンチドランカー。これに尽きるんじゃないですか。始まった瞬間「うそお!」って言うたもんね。しかも吉井がマラボーしてくれてるっていう。いやどうしたん…そんな「お前の夢を叶えたろかスペシャル」みたいなことしてくれるなんて…。サングラスにマラボー、パンチのツアーのオープニングそのまんまじゃんか。でもマジで、この時の吉井のビジュアルが鬼も鬼、鬼も逃げ出すカッコよさ、造形が完璧すぎてもはやこわい。あの曲間でコールされるご当地名の呼吸とか、間奏の鶴ちゃん交えたグルーヴとか、いやもう…パンチドランカーという楽曲がこんな風に甦ってくるなんて、夢見た以上の夢だったよ。永久保存したすぎる。

あとは何と言ってもI LOVE YOU,BABYかなー!!FOUR SEASONSフューチャーで私がいちばん楽しみにしていた曲といってもいいぐらい。何しろ、TRUE MINDでのライヴ映像が大好きすぎて、フロントを横からとらえたショットの完ぺきさとか、あの感じる?で4人が腕を挙げるのとか、ほんと何度繰り返して見たかわかんないくらい。でもって、この曲吉井のソロでも演奏されたことがあるのだが、そのとき「感じる」「感じて」を歌わなかったんですよ奴ァ!しかも、再集結してからもSubjective Late Showのツアーでやったんだけど、そのときも「感じる?」を歌わなかった(ほんとこういう恨みがましいおたくになっちゃダメ)。
なので、今回楽曲はやるに決まってる、けどどうなの?アレはやってくれるの?ってドキドキしながら見守ってたので、私の思い描いた通りの「感じる?」がきてもう雄叫びっすよ。満願成就すぎた。この1曲のためにBLOCK3通いてえ!と思ったぐらい。

SWEET&SWEETがド頭にきたのも意外すぎて楽しかったし、だんだんメンバーのサングラス率が増えたり吉井がマラボーしてきたり、ほっとくとどんどん派手&ゴージャスにしか振れない兄さんたち、気が合いすぎる。そうでなくちゃ。

倍率1.1倍でやるだろうなと思っていた空の青、いつ聴いても最高だし、エマのギターソロのときに吉井が手を広げて空を飛んでいるようなあの仕草、いつまでも見ていたいと思うほどなんだが、今回エマのギターがフライングVだったんですよね。富山で見たとき、わーそうかあ、レスポールじゃないのか~とちょっと残念に思っていたんです。で、福岡で見るときに開演前にお友達と「空の青最高だし、完全に余計なお世話なんだけど、フライングVなの解釈違いなんだよな~!」って話してたんです。そしたら福岡で吉井、楽曲に入る前にエマにむかって「青のレスポールじゃないんだね」つったんですよ!!お、お前、お前は俺か!?いやでもわーかるよーきみのーそのきーもちは、ってなりました。なりましたとも。

でもエマってファンが言っても吉井が言っても、ほかのだれが言っても、こういうことで自分のやりたいことを曲げる人じゃないので、ニコニコ笑って聞いてくれるけど絶対ギター変えるとかしない。で、しないってわかってるから吉井も安心して言える、みたいなところがあるよなーと。

アルバム曲の中ではどんどんラプソディを推していこう!という姿勢がバンド側にもあってよき。ワイ、愛媛で見たときの感想で「個人的にはラプソディはむちゃくちゃライヴで化けるポテンシャルを感じております」と書いてるんだけど、こういうねえ、99%単純爽快おバカロック、みたいな顔してるのにその裏には違う顔、みたいな楽曲やらせてうちの右出るものはいるかもしれないけど左に出るものはいないぐらいには超得意なんですよ(誰だよ)。MAKE OVERの壮大さもどんどんツアーのスケールが増すごとに広がりが見えてくるようで、これもツアーで育った曲だよねえ。

そうそう、今回はアニーのソロがあって、そこからのヒーセでソナタの暗闇に入っていく演出も好きだった~~。THE YELLOW MONKEYのリズム隊って、やっぱりちょっと独特のグルーヴありますよね。このふたりの相性の良さが楽曲の良さの根幹だよなーというのを実感しました。

そういえば今回、ステージのスクリーンがさ、ピリオドの雨で雨、月の歌で月、空の青で青い空とむちゃくちゃ具象に寄せてたのでど、どした?となったな。最初見たとき空の青のときスクリーンに空を旋回する鳥が映ってた気がしたんだけどそのあとは気が付かずじまい。個人的な好みを言えばあそこは吉井のパフォが「飛んでいる」のがいいので、鳥とかべつに、大丈夫っす!心の目で見まっす!と思ったり。

名古屋で見たとき5階席だったんだけど、この日は吉井がなぜかむちゃくちゃ5階席を贔屓してくれて、5階〜!離れてるとより強い気持ちが伝わるとか、俺だけはお前らのそばにいるとか、挙句「俺は5階席が1番好きだ!愛してる!5階席が最高だ、これからも5階席のチケット取ってくれ!」と言われて素で「いやだよ!」と声に出てしまった私なのだった。愛されなくてもいいから近くがいいです(シビア)。

BLOCK3のオーラスはNHKホールで、最初当日の中継は仕事でどうしても見られず、アーカイブもないってことでマジふて寝してましたが、大勢の声が届いたのか1回限りのリピート放送をやってくれるということで、なんとかそこで(会社はちょっと早退させてもらったけど)見ることができました。FINAL BLOCKが設定される前はこれがツアー千秋楽になるはずで、それがNHKホールだったからこそ、ここでFOUR SEASONSフューチャーのセットリスト、という風に考えたと思うんですよね。

FOUR SEASONSの楽曲のライヴ映像の多くはTRUE MINDというビデオに収められていて、このTRUE MINDの映像がきっかけでバンドを目指したひともいる、って吉井がMCで触れていましたけど、志磨さんとかまさにそうですよね。でもって、私にとってもTRUE MINDってもう親というか、最初に見たもの親と思うの習いでいけばあれはもう私にとっての親なんです。比喩ではなく、ビデオが擦り切れるまで見た。ぜんぶ覚えてる。で、あのビデオに収録されている映像の多くがNHKホールで演奏されたものなんですよね。

本音を言えばね、憧れて憧れて憧れて、憧れ続けたTHE YELLOW MONKEYのライヴ映像をNHKホールで追体験できる機会、そりゃ是が非でも会場に行きたかったですよ。チケット運に恵まれず、沖縄への転勤がきまった段階でトレードもさすがに諦めざるを得ず、むちゃくちゃ悲しかったです。それで中継まで見られない(かも)って、いやなんのために働いてんの俺…?ってじっと我が手を見ちゃうのもむべなるかなだよ。思いだけなら誰にも負けない気持ち、あるけどさ。でも思いだけじゃどうにもならんのよなあ。

でも、ちゃんとNHKホールの場所が彼らにとって特別なものというか、サンキューメッセージでもTRUE MINDのビデオの話をしてくれたりして、彼らにとっても良い思い出なんだってことを伝えてくれたこと、嬉しかったな。このバンドの、そういう縁というか、因縁というか、そういうものをないがしろにしないところ、本当にありがたいなと思います。

なんかさ、BLOCK2まではまだ、今日の吉井の声の調子はどうだとかそういう話題がXでも上がってたけど、だんだんそういう声すら聞こえてこなくなったのがマジですごい。本当に再生しつつある、取り戻しつつあるっていうのを昨年から続くツアーでリアルタイムで体験できるのがすごいし、これは東京ドームの感想でも書いたけど、いい時も悪い時も、そういう姿をファンと共有してもいいって思ってくれてることがすごいなと思う。なんか、かっこつける相手じゃなくて、一緒に歩いていく同志として見てくれてるというかさ。

気が付けばBLOCK1の初日からもう半年近く経ってて、こんなにバンバンライヴやってイベント出てって、なんかそれこそFOUR SEASONSぐらいの、どんどんライヴの本数が増えて大きな舞台に呼ばれるようになってっていう、あの頃と同じぐらいバンドがバンドとして生きることに前向きになっているような気がする。それって本当に得難いことだと思うし、できるだけこの「季節」をバンドと一緒に楽しんでいたいなと思わせてくれるBLOCK3でした。

さて!FINAL BLOCKはもうとっくのとうに開幕しておりますが、私は神戸&横浜にお邪魔する予定でございやす!!ってもう明後日の話ですけどね!ほんとギリギリにならないと宿題に手を付けない女でごめんよ!FINAL BLOCKめちゃくちゃ楽しみです!!!

THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜BLOCK3 セットリスト
SE:考える煙
Sweet & Sweet
罠
SHINE ON
Exhaust
ドライフルーツ
I LOVE YOU,BABY
ピリオドの雨
Love Sauce
ラプソディ
Make Over
月の歌
ソナタの暗闇
太陽が燃えている
Father
空の青と本当の気持ち
~アンコール~
パンチドランカー
追憶のマーメイド
Beaver