今日は歌舞伎座さよなら公演「十二月大歌舞伎」を昼夜通しで見てきた。
いつもながらに私の御贔屓役者さんである勘太郎くんの踊りは素晴らしく、
たくさん笑ってふるえて感心して楽しかった。
最後の演目は野田秀樹さんの書いた「鼠小僧」で、
初演ももちろん拝見しているけれどやはりすばらしい舞台だった。
棺桶屋の三太が屋根のうえで、帰らない人を待ってる子に言うのだ、
「忘れちゃいけないのは、
屋根の上からいつも誰かが見ていてくれてる、
そう思う心だ」
白い雪が降り積もる
うつくしい舞台だったなああ
芝居を見ている間
志村くんのことを思い出したり思い出さなかったりしたが
無理に思い出そうとも、思い出すのをやめようとも思わなかった
私にできるのはただ楽しむことだけだよなーと最後のシーンを見ながら考えた
当たり前に続く明日はない
だから楽しもう
美しい舞台を
美しい音楽を
さて、それではこれから
楽しい夜遊びに行ってきます
大人だもの うふふ
楽しい年末を
楽しい人生を