というわけで今ツアー私の3か所目は地元大阪です!年明けに大阪城ホールが控えているとはいえ、近畿圏内もホールは大激戦ちょう激戦。当ててもらえてありがたいことです。1階中段、BOX席のうしろあたりヒーセ側で見ておりました。以下思いついたままメモ書き。
- 心配するのはもうやめようと思いつつどうしても心配しちゃう親…いやヲタ心なんですが、この日は2曲目の途中であきらか声がつぶれて、3曲目さらにそれが加速。さすがに肝が冷えた
- その、「喉の調子がよくない」ことのネガティブさよりも、このまま続けていいのか?(休んだ方がいいのでは?)という気持ちがどうしても出ちゃう。やってる方は専門家もついていてこういう事態も織り込み済みだろうし素人がアサハカな考えでああだこうだ言うこっちゃないと頭でわかっていてもさ
- 最初のMCのときに「ここで中断」とかまであるな…とちょっと一瞬サイアクの展開を予想して緊張しちゃったな
- でもほんと、やっているご本人は私が思っているよりもぜんぜんタフなのだった。「こんな声だけど」「リハーサルでは調子が良かった」「原因はわかんない」「でもやっていくうちに出るようになるからね!ちょっと大阪っぽいブルージーな感じでお願いします」こういうコメントをすらっと笑顔にのせて聞かせてくれる器の大きさよ。
- まさか私が吉井ちゃんに「器の大きさ」とか言うことになろうとは(お前は誰なんだよ)
- 全体的にむちゃくちゃ歌い方試行錯誤してて、ささやくように歌ったり逆に叩きつけるように歌ったり、かと思うとパッときれいに声が出たりして、本人も「1日で何度も変わる」つってたようにホント一筋縄ではいかない感じがみてとれたなー
- でも「そういうのも思い出に残るでしょ、なかなかないよこういうの」とご本人自らが仰っていて、そういうふうにとらえられてるの素敵だし、やっぱり東京ドームのときに思ったように、良い時も悪い時もファンと共有する(してもいい)って考えでいてくれるの素敵だなと思います
- しかしFINE×3は毎回ぶっちぎれてるなー!本当に観ていて楽しい。かっこよさがえげつないもの。首吊りのアクションもしっかり見られて飛び跳ねて喜んじゃった
- A HENの間奏に入るところで、吉井がマイクスタンドの前にスッと沈んで、ヒーセとエマがぐっと中央によって弾くところあまりにも美しく絵になりすぎで絵になりすぎだった。どんな演出よりキマってたしあれがアドリブで出るのが本当彼らのすごいとこ。舞台映えの権化
- そういえばこの間の福岡の時も思ったんだけど、最近アニーROCK STARの終盤でむちゃくちゃバスドラどこどこ言わせてるよね!なんか新鮮
- 旧譜の(ジャガーの)曲たちのときはかなり声も持ち直していて、こういうのなんか、ぐっときちゃうよね。私はすぐROCK STARをヒト視して思い入れるあぶないおたくなのでまた馬鹿言ってるよと思っていただいていいのだが、バンドを長いこと支えてきたジャガーの曲たちがまた力をくれる的な、そういうエモさ感じちゃいます。
- 再集結してからもいろんなことがあるけれど、でも「昔の自分に支えられる」って場面がこのバンドにはたくさんあると思うし、そういう場面に立ち会えるのもありがたいことだね
- MCで先日の福井でエマがお誕生日、めでたく還暦って話をしてましたけども、客席から飛んだ「ヒデアキカンレキ!」の声を「ヒデアキカンペキ」と聞き間違い、「60にして完璧だって!」と喜ぶ吉井ちゃんに「還暦つったんじゃない?」とあくまで冷静なエマなのでした
- っていうかお前さんでしょこの間まで「ヒデアキカンレキ」を喜んで連呼してたのは…
- 大阪はバンドに限らずソロでもたいていどちゃくそ盛り上がりますが、その盛り上がりも奏功したのか吉井ちゃんも「歓声のパワーが力になってる」みたいなこと言ってたな
- それはそれとして「もう前半にホテルニュートリノは組みません!」つってたのは面白かった。けっこう負担がかかっちゃう音域なのかな
- ラプソディのとき、エマに絡みに行って歌詞をアドリブで変えようとしたけどうまくはまらず、はまらないことに笑ってしまって最終的に2番の歌詞全飛ばししたの笑いました。いや楽しそうでなによりだよ
- ラプソディの「ちゃんと閉じるの」を「閉じはるん?」と言ったり、そのあとでエマに「あんさんの、あんさんのそのキラキラが憎いわぁ~」と茶化したり、かつてソロの大阪公演恒例だったエセ関西弁講座を彷彿とさせましたネ
- ヒーセのふわふわチュニックの衣装に触れて、「その柄は…ヒョウ?キリン?…DV!?」って最後あさっての方向すぎるし、それを受けたヒーセがうーんとうーんとって考えて「大阪!」つったのかわいかったな。大阪柄ってわからんようでわかるしヒーセに世界一似合ってるからなんでもいいですもう
- 下手の花道にメンバーが来てくれるとかなり近いんだけど、私の席が端っこだったので、花道の先端まできちゃうと逆に死角になっちゃうんですよね。エマが花道来てくれた時、その花道の先端からひょっこり顔をのぞかせて下手サイドブロックに顔を見せてくれるってのをやってくれて、付近の客皆いいだけギャアギャア喜びました。あのひょっこりはんエマはかわいかった
- 吉井の「牙を立てる」はぎりぎり見えなくて残念でしたね、なんか胸をはだけてるところまでは見えたけども。吉井もこのあとでエマと同じくひょっこりはんしてくれてそっちもギャイギャイ喜びました
吉井の言葉通りというか、「こういうの忘れないでしょ」っていうまさにその発言そのまんまなんだけど、なんだかドラマティックな夜だったし、また忘れられない夜がひとつできたなって気がしています。っていうかTHE YELLOW MONKEY、ドラマティックでなかったときなんてないけどね!福岡の感想で自分でも「いいライヴってもっと、複合的なものですよね」って書いてるけど、そのことを改めて思い知らされました。
あと言葉にするとすごく陳腐なものになりそうだけど、なんかねえ、2016年1月8日以前はね、本当に本当に、自分の一部を捨ててでもこの願いが叶ってくれないものか、と思っていたことが、こうして日常的に享受できること、忘れちゃいそうになるけど、マジで今ここでこうしていることが奇跡ってその通りだなって思ったな。時間を積み重ねることでしかたどり着けない場所って絶対あって、でもその時間を積み重ねるって、口で言うほど簡単なことじゃない。
ホールのライヴ、セットリストが変わらなくたって何度でも足を運びたくなるし、そういう衝動は26年前に感じたものと全然変わってないのもすごいよね。BLOCK.1は先日鹿児島も無事終わり、あとは年末恒例28日の武道館を残すのみ。ま、私は、チケット取れてないんですけどね!諦めないよ!諦めないけど!でも保険でライヴュは押さえてます。そりゃそう。夢と現実にこうして二股かけておたくライフを乗り切っていくんです!