五連休は(シルバーウィークって言葉好きじゃない、五連休のほうが断然ぐっとくる)実家に帰っていたわけですが、実家で出たばかりのJAPANを読んでいたら、っていうかJAPANにTHE YELLOW MONKEYが載っていたので嬉しくて親に見せびらかしていたら、まあ見せびらかすもなにも相手はビタイチ羨ましがっちゃいないわけですが、ともかくほれほれカックイイだろ、とどうでもいい自慢をしていたらあれ、解散したんじゃなかったっけ?と言われあーそうだよ解散してますよ、結成20周年でいろいろリリースされるんだよ、もんどりうつほど楽しみなんだよ、とまたどうでもいい自慢をすると、えー解散してるのに20周年なの?と言われジーザスお前もかと。
別に親に限ったことじゃなくこれ結構言われるんですけど、そこを気にする人がいるというほうが正直意外だったりもし、だって世の中にそういう「これにかこつけて」的なメモリアルものって凄く多いじゃないですか。似たような例で行けばジュディマリのトリビュートも15周年記念だったし、たとえばモーツァルト生誕250年!とかそういうのだってあるし、なにより平城遷都1300年はどうなのかっていう。えーもう奈良に都ないじゃん!みたいなツッコミされたらせんとくんの立場はって話ですよ。あんな身体張ってるのに・・・せんとくん・・・それにしてもイラストはまだしも着ぐるみはもう本当ギリ。
って冗談はさておき、なんでしょうか、個人的には結局こういうのは単なるメモリアル、思い出ためつすがめつみたいな話であって、もっと極端なこといえば死んだ子の年を数えるのと同じで、あーあの子も生きていれば今年ハタチね、的な。本当の意味で20周年を祝えるのはピロウズやエレカシやスピッツやフラカンのようなバンドだけであってね、だってTHE YELLOW MONKEYに20周年おめでとうとは言えませんでしょ、20年やってないんだからさ(笑)
まあでも少なくとも彼らの音楽はここまで生き延びた、という意味での記念であって、それは素直に喜びたいっつーかね。だって結成30年とか40年とか50年とかってのが果たしてあるのかってこと考えるといや微妙だなって気しませんか。そこまで果たして彼らの音楽が生き残れるのか?モーツァルトは250年生き残っているわけですよ、じゃあビートルズはどうなのか、ストーンズはどうなのか、そういうのってこれからまだまだ未知数なんですものね。ロックはいつまで有効なものであり続けることができるのか、という。
でも少なくともここまではきた。
その見えない達成感へのお祭りがこんな大盤振る舞いを呼んでくれたんだもんね。
祭っとけ祭っとけ、踊っとけ踊っとけ。踊る阿呆になんとやら、私は断然、踊る阿呆派です。