THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-@大阪城ホールに行ってきたのよ

当初は大阪両日参加予定だったんですけど、仕事の都合で金曜日どうしても休めない!(うえに、次の週横アリのために休む)となり、初日はトレードでお嫁に出し、2日目ハートのみの参加となりました。しかしトレードシステムほんとべんりね。あっという間にもらわれてゆきました。お金のやりとりとか住所聞いて発送して…みたいなことをやらなくていいこと考えるとそりゃシステム利用料ぐらい発生するよねと思う我。しかし、会場入りするときに立ち見のお客さんの列形成見てたけど、こんなに立ち見のお客さんいるのか!と思ったし、公式トレードでも若干枚数残ってたのを当日券とか立ち見からの振り替えとかに再販できたらもっとよいのにねとも思った。以下めっちゃ曲ばれしてるのでお気をつけください~

 

静岡ぶりのハートライヴでしたが、1か月半ぐらい空いているし、その間にクローバーが挟まったこともあっていい感じにセットリストの記憶も薄れており新鮮に楽しめてよかったです。吉井さんも途中で「今日の公演はハート、昨日はダイヤ、でも1か月ぐらい間が空いてるから忘れかけてる」と言ってました。今んとこ同じマークの公演でのセトリ入れ替えはない感じですね。

 

この日はステージ正面よりちょいヒーセ側よりのスタンド後方だったので、ステージ全体がよく見えた!関西地方、なにげにこうした大きめのハコでのライヴって再集結した年以来というのもあるし、土曜日、2日目、爆発する準備は整った!って感じの会場の雰囲気で、客電落ちる前から総立ち+手拍子で盛り上がっててすごかったです。

 

静岡2日目のときにはガッツリメイクだったけど、どうやらあれは「平成で終わり」らしくこの日はいつも通り。でもそんなこと言っててわかんないと思うけどね!吉井さんてそういうこと(○○はもうやらない、みたいなこと)つるっと言うけど、実際自分が「やりたいな」と思ったときには「でも前もうやんないって言ったしな…」みたいな前言にぜんぜんとらわれない人なので(ええように言うた)やる気になったらまたやるんじゃない!かな!

 

静岡2日目のときはむちゃくちゃ花道に突進してたような気がするけど、この日はそうでもなかったなー。ラブコミのときに下手花道に来て、前方のお客さんの手をぺちぺち叩いたりタオルをもらって顔を拭いて返したりしてかなりコミュニケーション取ってたんだけど、まるでわが身はむせび泣く、で後ろふり返らずに「ギター!」でエマの立ち位置指さしたらそこにいたのがヒーセだったのでちょう笑いました。あとラブコミのアレンジ(愛してくれ乱れてくれの歌い方とか、かもーん!ていうタイミングとか)があまりにもなじみのある過去の映像のまんまで無駄にニヤけてしまった。そうそう、天道虫ラスサビ前の「フォー!」は吉井が「おおさかー!」のご当地コール合図だったのでむっちゃアガりましたね。そういえば、奇しくもこの日の吉井のモバイル質問コーナーで「上着を脱ぐタイミング」の話が出てたけど、この日はど頭3曲でもう上着オフってた。つーか、なんなら2曲目でももう脱ぎたそうにしてたんで、そうとう暑かったんでしょうな…ヒーセもエマも本編中に脱いでたもんな…。

 

Love Hommeでは吐息まじりを入れてきたりして、あいつ…わかってやりよる…あとギターとドラムが入るタイミングのカウント足でとるのやめて…いややめないで…めっちゃ好き…ってなりましたね。モニタに映る黄色い猿の映像、「出る、出る」でいっぱい出てくる律義さに初めて気がついた!そのあとスササササといなくなるのも面白い。楽園の猫コーナー(コーナーではない)、今日は両手に抱きかかえてるバージョンだった。新しいな。その楽園終わりのときにマイクをぶつけたのかなんかのトラブルなのか、異音が入るようになってしまって、吉井が代わりのマイクを持ってこさせて交換したんだけど、Love Sauceを歌い出したら音が出ない!吉井さん気がついてたのかな~。イヤモニしてるからわかんなかったりするのかな。そのまま音の出ないマイクで歌いながらエマのほうに寄っていったので、スプリングツアーの時みたいにすんのかな(A HENでマイクを落として壊れて、そのままつかつかエマの方に寄ってってエマのマイクぶんどって歌った)と思ったけどしなかったね。そうこうしているうちに音が出てホッとした…マジでヒヤッとしたぜ…。この曲、「これは愛だといつもその時は思う」って助詞の使い方がマジ神がかってるなっていつ聴いても感心するんだけど、この日はさらに「僕は苦しい いつも苦しい 僕は淋しい 君も寂しい」って歌詞を変えてて、ヒヤーーーその反射神経SUGOSUGI――――って参っちゃったよわたしは。

 

パールで花道出るかと思ったけど出なかったな~。あの人波の真ん中で吉井が歌うの絵になってて好きだったからちと残念。あと私静岡も大阪もパールのイントロをちゃんと認識できてなくて自分で自分にがっかりだ!Changes Far Awayのとき後ろのスクリーンにモノクロの映像が出るんだけど、モニタにはメンバー越しでその映像(モノクロ)が映し出されてて、なんかそれこそエマとかが絵本の中にいるような味わいになっててすごくよかったです。SO YOUNGのときはモニターがオフになってるんだけど、こうしてスタンドの後方席から、モニタなしでステージの4人を見ていると、これだよこれっていうか、この距離感が私とこのバンドの距離感だなーってしみじみ思いました。パンチドランカーツアーの時はアリーナでもモニタがなかったから、そういう刷り込みみたいなのもあるんだと思う。しかも曲が曲なのでここはおセンチの花が咲き乱れちゃいました。

 

追憶のマーメイドのイントロが流れると観客のうわあっていうリアクションを眺めてしまい、うんうんそうだよねと謎目線で頷くヲタクになってしまうんですが、あんっなに演奏されなかった曲がこうしてバンバン聴けるようになるって、レアが当たり前になるって本当にすばらしい。バンドが今いて、活動してて、今と未来があるからこそのたのしさ。

 

titta tittaの前のMCで「4つのメニューがあるけどこの前の同じメニューが1か月前で忘れてきてる」と言いながら、「でも我々、慣れがいちばんだめですからね!こうした刺激がないと…」と言ってはみるもののメンバーの反応も客席の反応もいまいち悪く、突如「伝わってますー?大阪、おとなしくないッスか!?大阪の人喫茶店とかでめっちゃ大きい声で喋ってるじゃん!居酒屋とかでめっちゃうるさいじゃん!」と客席を煽ったの面白かったです。このあとも「伝わってる?」を気に入って何度か口にし、「これいいな…」と気に入った様子の吉井さんであった。あと「ラーマラーマ」「シータシータ」をシンガロングさせるの新しい。この曲、メンバー全員がなんともいえず楽しそうなんだよねー。アニーがいつもこの曲の吉井を見て笑ってるの最高にいい光景。

 

続くラブショー、のっけからカメラマンにセクハラする吉井。しかもかがんでカメラを見上げる目線の吉井がステージ後部の大きいモニタにどばーん!と映るのでマジでこれはモザイク案件なのでは…みたいなエロさ満載でした。そのあと吉井が花道に出たんだけど、久しぶりに「知らないホテルへ行こう」が出てキャーとなってたら、吉井がやおら自分が目の前にきて興奮している観客のモノマネ(口に手を当てて手を伸ばしてやたら振る)をやりだして、それがまあおかしいしかわいいしおかしいし、あなたの馬は結局歌わなかったんだけどいいもん見れました。花道から降りたままステージ前方をぐるっと回り、最前列のお客さんをバックにDメロを歌ったんだけど、完全にぶち上がった男子が最前にけっこういて、なかなか楽しい光景でしたね。そんで下手の花道まで来た吉井がそこでエマと行き交う形になったんだけど、エマの前で歌ってた吉井がやおら花道の縁に腰かけ、横をぽんぽんと叩いてエマにも座れと促し、エマが吉井にもたれかかって吉井はエマの腰に手を回しそのままエマが吉井のスキャットを追いかけるようにギターを弾くという「何を見せられているんだ我々は…」といった一幕が展開したのでありました。そして個人的にツボだったのはそのラブショーのアウトロの音締めを、吉井が花道でエマの腰に手をまわしたままふり返ってステージのアニーに指で合図したことで、おまえー、おまえのー、そういうとこ!そういうとこやぞ!が今日も出ましたね…ホンマに罪な男…。そして立ち上がる時にはギターを持ってて立ち上がりにくいエマを察して助け起こしてたね…老々介護…とかおもってごめん…(笑)

 

さっき思う存分いちゃこらして満足したのかSUCKは普通にシンプルSUCKだった(今日押してるから!ってエマに言ってたのはそういうことだったのか)(ちがうだろう)んですけど、アウトロのユアラーイフのとこで、今日一瞬静寂になった瞬間に「抱いて―!」の声が飛んだんですよね。個人的にはあそこ静寂が好きなタイプなんですけど、今日はたぶん吉井の波長とその声が合ったんだろうな~、吉井が笑って盛大な投げキス送って、沸く観客をもっともっとって煽って、モニタに自分のアップが抜かれてるのを把握しつつ変顔までやってみせてむちゃくちゃ楽しげでした。そういえばbe my suckerのとこもオーサッカーとご当地を混ぜ込んできてたな…。

 

アンコールいっぱつめはHorizon。これは完全に好みですけど、この曲はさいごのオルゴールが鳴り終わるまで拍手がないほうがスキ(福井のときそうだったね)。メンバー紹介で吉井がエマのときに「ミック・ジャガーキース・リチャーズロバート・プラントジミー・ペイジがいるように、吉井和哉には菊地英昭がいます」とか言い出して、いやもちろんそういう見方をしたことないとは言わないけど(特にペイジとプラント)、本人に言われるとなかなかの破壊力だな!と思ったりして。なかなかないぜこんなバンド、と言いながら、さらに「そしてうちにはジーン・シモンズみたいなベースがいます」と紹介。ヒーセが多少大袈裟にシモンズ師匠みたいな顔とか振りとかしたら「本当にそんなひとになっちゃうよ!」とたしなめたのがなんかおかしかったなー。

 

SUCKやラブショ―のときのはっちゃけ具合がすごく楽しかったので、MCで吉井が「見てればわかると思うけど、THE YELLOW MONKEYやってると楽しいんですよね」って言った時も「そうだろう!そうだろうよ!」となったし、メンバーも楽しそうでしょ、みんなも楽しいでしょ、だからTHE YELLOW MONKEYをずっとやっていきたいんですよねっていう言葉もすとんと胸に落ちたというか、いやほんとうにそうなるといいねって思いましたよね。心から。そうなるに決まってるとかずっと、とか永遠、みたいなことを信じるタイプではないんだけど、この「今」がずっとこの先もあればいいなっていう感じ。

 

俺ね、今日突然トイレで思ったんだけど…トイレっていうのが申し訳ないけど、漠然と83歳まで現役でやるって。そしたらみんなも年を取って、結婚して子供がいたりして、その子供はいい感じに大人になってたりして…。83までってのは表舞台でってことよ?そのあともやるんだよ?そのあとはライヴハウスとかで座ってやるタイプのライブをやる。(ヒーセを見て)ベースは息子さんに代わってるかもしれないけど!

 

このメンバーに出会って人生を捧げて、悲しいことがあってもメンバーがいるからいいやって思えたりして。人生にはいろいろ、思ってもみないつらいことがあるけど、本当にあるけど、悲しいことがあってもでもイエローモンキーがいればいっかって…あんまり思えないかな?でもそういう拠り所になれたらうれしいです…伝わってる?

 

あんまり思えないかな?って自分で言ってて照れたというか、はにかんだふうの吉井が本当にむちゃくちゃいい顔をしてて、でもこれは掛け値なしに、わたしもふだん「いろいろしんどいことがあるけど、でもTHE YELLOW MONKEYがいてツアーやってくれるからいっか、って、なんとかやってこ!と思うし、思ってるし、それは多分この会場にいる多くの人が思ってることじゃないかなと思うんだ。そりゃ思わず伝わってるよー!って叫んじゃうってもんですよ。

 

本編ラストが「この恋のかけら」(この時の照明マジ最高っすよね)で、終わるとステージ上部のモニタが下りてくるので、スパッと終わるのも個人的には好きなところ。それで今日は正面からようやくあの新曲の歌詞が見れた!むちゃくちゃかっこいいよねアレ。歌詞も音もかっこいい!

 

今回のツアーではこの大阪から横アリがいちばんタイトなのかな?土日の開演時間が早いことをぼやいてらっしゃいましたが(とはいえこのあと時間あるんでしょ?THE YELLOW MONKEYがこうだったああだったとかおしゃべりしてってね、とアフターへの理解も万全であった)、次の横アリは平日で開演時間も通常ベース!大阪から間髪入れずのタイミング!思い入れも思い出も因縁も山とある横アリ!爆発しないわけない!という感じですよね。私はまたも2日目、ハートの日にお邪魔する予定でっす!  

6/8 ハート・セットリスト 1.天道虫 2.ALRIGHT 3.Love Communication 4.Love Homme 5.楽園 6.Love Sauce 7.Stars 8.パール 9.Changes Far Away 10.SO YOUNG  11.Balloon Balloon 12.追憶のマーメイド 13.Titta Titta 14.LOVE LOVE SHOW 15.SUCK OF LIFE 16.I don't know アンコール

17.Horizon  18.バラ色の日々 19.悲しきASIAN BOY 20.この恋のかけら