ツアーTHANK YOU YOSHII KAZUYA 12/2 大阪グランキューブレポート

大阪グランキューブ1日目!いやーもう会場が駅から遠い遠い。家を出るとき雨が降ってたんで、げーあの距離歩くのいやだなあ、と思った私はサクッとなんばからタクりました。

グランキューブ、これで行くの2度目なんですが、そうね、トイレがあちこちにあって分散してよかったとか、あと建物がきれいだとか、建物がきれいだとか、そうそう建物がきれいだとかっていう利点はあった。というわけで、次はぜひ厚生年金会館でお願いします。吉井がMCで「この会場、はじめてですけど、いいね」と言ったけどあのノリのいい関西人が「しーん」って感じだったことをとりあえず付け加えておきます。

今日はセンターブロックだけどどっちかというと上手よりでエマがよく見える位置。この間の塩尻で、吉井の下手率が高かったので「今日はエマを楽しもうかしら」とか思っていたけど今日はわりとまんべんなく、って感じだった。真ん中が多かったな、普通に。でも塩尻のときと較べて前方のお客様への「サービス」は激減していた。1曲目の手の甲にちゅーぐらいだったんじゃないかなあ。

今日の衣装は、ラメの黒ジャケットに黒シャツ、下は青いラメのパンツ。1曲目だけサングラスなのは同じでした。エマは塩尻とは逆で袖と襟の黒い白シャツ。今日は二人しかみていない、ごめんなさい(笑) 以下は曲ばれなので、たたみます。

KREVAくんの登場、やはり大いにウケる(笑)あと、I WANT YOU I NEED YOUでの振りはエマも3回ぐらいはやってたなー。かわえええ。LIVING TIME、すっげかっこよかった! あと、このあいだPAの感じがしっくりきてなかったLONELY、きょうは良かったです。声がちょっとつらそうだったけど、でもいいパフォーマンスだったと思う。で、この曲の照明がまたいいんだ!「通り雨が強い雨が叩きつける一人の朝」のところで、雨を思わせるかのようなムービングライトが降りそそぐのがホント綺麗で!

さて、Paint It Blackでのエマのギターを堪能しつつ、歌詞がほんとに面白いので(そして吉井らしいので)ついつい画面を追いかけそうになるなー。で、この曲の後に聞こえてきたのがあのイントロ!!実はもうネタばれ平気だもんね~とか思ってライブレポとかも読んでしまっていて、前々日の金沢でこれが出たってことを知ってしまっていたのですよ。で、うっわ超聞きたい、って思ってしまったんですよねえ。これで大阪1日目これが出なかったらちょっとへこむかもなぐらいの感じで、まあ武道館2日のうち1日は出るだろう、と思って「出ないと思って行ったら出なくてもがっかりしないし!」みたいな気持ちでいたんですけど、無事(というのか)ZIGGY STARDUSTでした・・・!感涙。

でもって、そのあとのSPARK!!!最高。マジで。正直、この曲を境に吉井のテンションがまったく違っていたと思う。パワフル・・・! ALL BY LOVE、相変わらずライブで聴くほうが断然いいんですけど、今日はなんかもう、エマがかっこいいわかっこいいわ、この私が吉井のスタンドプレイ(を、やっていたかどうかは知りませんが)を見逃すほどエマにロックオンしてしまいました。

WEEKENDERのとき、「朝からね雨が降って」と「今年一番の大阪にしたい」と替え歌。あと「好きな歌口ずさむ」を「好きなように口ずさめ」と歌ってたのがひそかにツボ。 日替わりイエローモンキー曲、本日は「楽園」。いっやあこの楽園もよかったんだ・・・!ホント、前半は声の調子も見つつって感じもあったのか抑え目な入り方だったんだけど、SPARK以降は圧倒的な力で押してくる感じがあった。声が出ないっていう(いや出てないわけじゃないんですが)部分を弾き飛ばすようなパワーがあったなあ。

アコースティックのTALIの前のMCで「育子はニューヨークのことです」「リリースした当初『育子ってダレ!?』的なことをよく言われたけど残念でしたっ!」「でも今日は、君たちのことを思って歌います」と言ってました。例の「愛してる」の部分が、微妙なかすれ具合で最高にエロかったことだけはお伝えせねばなりますまい。 今手元にTALIのプロモがないので確認できないんですけど、ミミズのように動くアラビア文字を摘み上げて「OIL」と書いてある缶に入れて運び込むっていう一連の映像ってもとからありましたっけ?今日は間奏のところで「みんな仲良くね」と吉井が言っていたのも印象的だった。

その後も吉井のテンションはあがる一方で、それが最高潮だったのがLOVE LOVE SHOW。もうね、爆笑でした。途中までは普通だったんだけど、「ねえ乗りなよ」のとこ、あるでしょ?あれを「乗りなはれ乗りなはれ!」って言って、多分それが気に入ったんでしょうなあ、もう二番の歌詞、ほぼそれ連呼(笑)「その宝物頭に乗りなはれ乗りなはれ」「愛とは自分のためだとか乗りなはれ乗りなはれ嫌がられるけどそれも乗りなはれ乗りなはれ」みたいな感じ?これマジ誇張じゃないです!エマがもう超爆笑しててさああ、バーニーもすっごいウケてて、あーもうわけわかんないけど最高です!って感じでした。

BLACK COCK'S HORSEのとき、うしろのLEDに昔の映像が映ってるよ、というのを聞いて塩尻で見たときはまったく気がつかなかったんだけど、確かに昔のショットがカットバックで映ってました。中でも「俺の歌は俺の歌君のものじゃないぜ」でバン!とマリーさんが大きく映し出されるタイミングに思わず鳥肌。しかしこの曲でヘドバンしすぎて今首が痛いんですけどどうしたらいいんでしょうか(知るか)。

アンコールで出てきたとき、なんと驚き!!あの黒スーツに着替えてました!多分、ひたちなかとかエゾと同じ服だったと思う。「本当はこの服、着る予定じゃなかったんだけど、サービス」だそうです。 恒例のおもしろMC。ソロ一発目のZEPPから続く「なかなか言えない関西弁コーナー」(笑)ちなみに1回目が「何見てはるの」で2度目のツアーが「うどん食べていかはります?」。さて今回は、というと「この関西弁はねえ、このツアーの曲順を決めるよりも早く決まりました!」「もうここから今度のツアーの曲が決まり、セットが決まり(セットないじゃん、という私の心の声)、そしてKREVAに頼みました!」で、「ちょっと待って、落ち着け俺!」とか「これをやるときのね、形があってね」とかもう引っ張る引っ張る。で、何を言うのかと思ったら 「ほな、ち○ち○みせまひょか?」 大受け。そして、ガッツポーズ&十字をきって神に感謝する吉井和哉(笑)先生!ここにアホの子がいます!この舞台の真ん中にいるアホの子が大好きなんですけどどうしたらーー!で、客に対して「え、なんてなんて?」とレスポンスを求める。すかさず 客「見して~~~~!!!」 吉井「見せられまへんて!」←腹立つほど満足気な顔(爆) 明日はこれの女の子バージョンだそうです(笑)

続いて恋の花(ほんと、このギャップがね・・・)。アコースティックなだけにごまかしがきかない。高音が出ないんだな、というのがはっきりわかってしまうんですけど、これが不思議なことに後半になるにつれてどんどん出てくるのね。なんかその姿にちょっと感動したなあ。 パールの前にもMC。「某人気5人グループのMCの物真似やります!」何かと思えば、木村さんの真似だった(笑)「君たちのそのペンライトをさ、ちょっと消してくれないか・・・で、俺が合図をしたら天井に向けて。俺に星空を見せてほしいんだ」っていう、たったこれだけの事を言うのにこのおっさん(あらすいません)どれだけ噛み倒したか!しかも、似てねーんだ!あれだよ、キムさまになろうと思ったら、照れちゃだめだよ(笑)っていうか、私今回のツアー行ってないけど、これを木村くんが実際に言ってたの?DVDはどうせ買うからぜひとも確認したいと思いますが、不思議なのはなんでそれを吉井が知ってるんだってことだよね(笑)

さて、例によってぐだぐだと個人的な感想。この前のツアーのZEPP大阪2日目のとき、吉井の声が出てなくて、そんでもってすっげえカッチーンときた私がいたわけですが、当たり前だけどエマやバーニーが自分のギターを手入れするように、吉井は自分の体を手入れしなきゃいけないわけでしょ?だって、身体が楽器なんだからさ。だから本来なら今日のこの出来を良しとしちゃいけないんだろうとは思う。ただ、じゃあ声さえ出てればいいライブなのかっていうと、それも違いますよね。結局、どれだけ届かせようとしているか、どれだけ届くかってことがやっぱり大事で、今日の吉井にはその「届かせよう」とするパワーをものすごく感じた。前半の6曲ぐらいは、「様子見」といった感じが拭えなかった(声が出るのかどうか調子をみつつ、という感じ)んですけども、それが後半どんどんリミッター外れて「出る出ないじゃない、出すんだ」といわんばかりのパフォーマンスの連続で、その姿に本当に胸が熱くなったし、そのパワーを受け止めて、跳ね返したい!と思いながらライブを楽しむことができたのは何よりも心に残ったことでした。

ライブとしての完成度、という意味では、塩尻の方が高かったと思います。塩尻の時、吉井が何度も何度も「良いお客さんだねえ」「いいね、今日のお客さん良いです」と言っていて、私はどうせ毎回毎回どこでも同じことを言ってるんだろ、と斜めに見ていたわけですが、それは今日は1度も言わなかった。今日のオーディエンスが悪いということじゃもちろんなくて、塩尻でのライブはなんというか、お客さんも含めて教科書的な意味で良いライブだったなあという印象が強い。今日は今日で、グダグダだったりそれこそ声が出なかったりといったこともありつつだけど、私の中で血が沸騰する瞬間風速的な意味合いでは今日の方が沸点が高かった。本当に、一瞬、ネジが飛んだものね。もちろん、自分にとっての地元、というのも大きな意味合いがあるとは思いますけれども。

ともあれ、ツアーっていうかライブっていうか、やっぱり生き物なんだなあと思い知らされますね。これだからやめられないんだよねえ、ライブは。ひとが何かを表現しようとするところに立ち会う、というのはやっぱりすごい贅沢で、パワーのいることです。さてさて、次は私の(現在の)地元であるところの静岡。楽しみです!