知らない顔

yahooのニュースでも出ていましたのでご承知の方も多いかと思いますが、

THE YELLOW MONKEYヤフオク史上最大規模となるチャリティオークションを開催中です。

現在最高値をつけているのが、吉井のモーリスのギター。150万。

もちろん私にゃ落とせませんが、別にこの値段にはびっくりしないなあ。倍額ついても当たり前だと思う。

というか、オークションにこの後何が出されるのか知らないけど、これを上回るものっていったらマリーさんの指輪、衣装ぐらいしかないんじゃないだろうか。

それも売ってしまうのかな・・・なんとなく、いやん、な、気もしたり・・・・

衣装もたくさん出品されそうだけど、ヒーセのが欲しいなー。いや、欲しくったって金がなけりゃ話にならないわけだが。

この世は金 金さえあれば怖くないね 僕のオークション(薔薇娼婦麗奈は名曲だ!)

洒落にならねえ。

とは言いながらも、実は「金で解決」というのにそれほど嫌悪感のない私である。金のあるものが勝つ!良いではないか、わかりやすい。芝居の台詞だったと思うのだが、生まれつき金持ちのひとが「金があるというだけでどうして責められなきゃならない。金持ちというのは立派な才能だ」と言っていた。努力していないくせに!と反論されていたが、じゃあ生まれつき美人とかいうやつは努力してんのかYO!と言い返していてなるほどなあと思った。っていうか金持ちだって努力してますよね大抵は。

下手に抽選とかでなんとも思い入れのない奴があのギターをタダでもらうような事態の方がぞっとする。

落札するのがたとえ業者であっても、自分が払った以上の金を出さなければ転売しないだろうし、結局それだけの金を払ってもいい、というひとのところに落ち着くのならそのほうがいい。

じゃあ我々庶民はどうしたらいいのかというと、俺の心の思い出は、いくら積まれたって売らないぜ!心のフォトグラフさ!ハートは印画紙さ!と肩で風切り、そんなもん全然うらやましくないもんね!といきがってかけつけ一杯、熱燗二本にのちふて寝、というのが正しいコースなのであろう。

切な!!

ところで、yahooの記事の見出しでは「新潟支援」となっていたが、オークションの説明の中に大きく取り上げられているのはそちらの方ではない。95年からその施設には支援を続けていたとあるが、私が不見識なだけなのか、まったくそんなことは知らなかった。「社会の行方よりセクシャルなことが好き」と歌っていた彼らだから、そんなことを堂々と宣伝するものでもないと思ったのかどうかはわからない。でもそういうことを表立ったことにしないのは、彼ららしいなあとしみじみと思った。こんな風に馬鹿正直に、解散したから今までのものもすべて手元から手放す、そのある種潔癖さも彼ららしい。さみしさがないと言えば嘘になるが、最後の祭りを、熱燗でしみじみ飲りながら見物させてもらおうと思う。っていうか、俺、飲めないけどな。気分気分!

2005.02.11