BURN

13thシングル。 

おそらく、JAMやLOVE LOVE SHOWと並んで、一般に最も知られた「イエローモンキーの曲」のひとつだろうと思う。 ドラマとのタイアップもあって、当時彼らのシングルとしては過去最高の売り上げを記録したはず。 しかし「売れ線に魂を売った」感は微塵もなく、イエローモンキーらしさを十二分に保ちつつ、ポピュラーな楽曲であるというこの絶妙のバランス感! こういう曲を作り、それが代表曲のひとつとして認識されているというのは、イエローモンキーというバンドの最も幸福な側面ではないかと思ったりもする。

高橋栄樹監督のPVも絶好調で、山形県は古屋敷村で撮影された風景が絶妙に楽曲にマッチしていた。白シャツフェチの私としては蔵王山頂付近に佇む4人が4人とも、「ナイス白シャツ!」な着こなしを見せてくれているところも高く評価したいところ。

ちなみにCLIPS2のDVDには、この撮影風景のメイキングが入っていて、なかなかに楽しい。ついでなので書いてしまうけども、このCLIPS2と3がDVD化された際に特典としてメイキング映像がつけられたわけだが、実はこの映像をチェックしていないという人が結構多い。CLIPSのビデオを持っているからといって安心してはいけません!(笑)特に菊地兄弟ファンにはお勧めである。さすが幼少のみぎりよりホームビデオで撮られ慣れている兄弟は違う。

話がずれたが、このPVの中で「可愛い可愛い淋しくはない」で映る子供の頃の吉井和哉に、今の吉井和哉が手を振るところがすごく好きだ。 どうかすると泣いてしまいそうになるほど、美しい光景だなあと思う。

アルバムだけでも、PUNCH DRUNKARD、GOLDEN YEARS SINGLES 、SO ALIVE 、MOTHER OF ALL THE BEST disc1と4枚に収録されている。ライブ映像はRED TAPEと3.10横浜アリーナ、そしてメカラウロコ8 live at TOKYO DOMEに収録。

夏の海とか冬の街とか 思い出だけが性感帯