SOUP OF THE DAY レポート

FC限定ライブ。ZEPPTOKYO。位置取りは2ブロック目バーニー側で適度にスペース取りつつまったり。物販は覗くことすらせず。

Tシャツは中で着ている人が居たけれども今までのツアーTのなかでは結構いい感じなのではないだろうか。キーボードの鶴谷さんが眼鏡にシャツの好青年、ベースの三浦さんはコスタリカ生まれの世田谷育ち(大嘘です)、ドラムの平田さんは富永愛がパリコレでしているような髪型でかっこよかった。バーニーは後ろ髪がなにげに長くなっていたよ!エマは遠かったので一番見えていないのだが、前回のツアーよりはほわっと感があったのでは?あ、髪のね。でもあのシャツはちょっとどうか。吉井はパッと見ポロシャツみたいな形の黒。髪も黒。メイクは結構しっかりしてたかな?

1曲目から、えーと6曲目までかな?想像するにここまでセットストックの流れと同じだったんではないかと思うんですが(いや、自分行ってないので想像ですけど)、7曲目の前でちょっとMCが入ったような記憶。もしかしたら6曲目の前だったかも。ちょっとあやふや。「もうすぐ40です」「すっかり勃ちません」「君らを見ていても勃ちません(笑)」と、自分が愛されているからって何をしても今日は大丈夫だと思っているな!な自由すぎるMCと「今日はいっぱい言わなきゃいけないことがあってね」と明らかにカンペを見て喋るこれまた自由すぎる振る舞いにそれでもみな暖かい心で迎え入れる、それがFCライブクオリティ。

新曲の中で印象に残ったのは1曲目と3曲目、特に3曲目はおお、吉井らしいという感じの後半に温度が上がっていくタイプの曲で私好み。4曲目と5曲目、ノリ的には欲望っぽいのか、かなりスピード感のある曲だけどちょっとここ印象が2曲かぶった。カットアウトする曲が多いのも印象がかぶった原因かも。聞いたことのない曲だから個別判定ができないので、同じタイプの曲が来ると急速に飽きる感じがある。

正直、セットストックで新曲連打だったと初めて聞いたときのショックは実際に曲を聴いたら和らぎはしたのだが(とはいえそれは予想しているからであって、そんなこと思いもしなかったセットストックリスナーは戸惑って当然だと思う)、1曲目とここの4,5のどっちかを変えればそれなりに新曲連打でもいいのではないかというような甘い吉井寄りの考えにすらなってきた私です。新曲確かにカッコエエ曲揃い。平田さんのキックの効いたドラムが良く合っていた。

MCのあと(ここで煙草やめました発言だったんだっけ?)、「次にやる曲はアルバムには入っていません」「シングルのカップリングに入れる予定だったんですけどシングルは発売未定になりました!」「吉井和哉はシングルのカップリングに力を入れるアーティストセブンイレブン調べ第9位です」と言っていたが 「第3位は軽くいくんじゃね?」 と呟いてしまった私です。いや、イエローモンキー時代からカップリングの名曲率ハンパないから。「6月1日の朝」で始まるこの曲、相当好き。詞も好きだし曲調も好き。これはセブンイレブン調べ1位も夢じゃないと思う、思うからシングル出せーー!

えーそれで、ここから記憶が相当あやふや、このあと新曲をまた1曲やって、でWEEKENDERだったか?WEEKENDERで、「週末はこの街を飛び出そう」という歌詞があって「あーわかる、わかりすぎる」と思ってしまった。やっぱり少しでも耳馴染みがあるとノリが違いますね。しかしこの曲はなんかCMで使われそうな曲だなあ。あれなのかな、シングルでなくなったのってタイアップ取れなかったからなのかしらとかそんな夢のないことを想像してしまいましたごめんなさい!

で、TALIをやって、BEAUTIFUL?CALL ME?どっちかここで、どっちかがアンコールの1曲目です確か。本編ラストはバラ色の日々。 特筆しておきたいのは、今まで参加したどのソロのライブよりも格段に声が出ていたこと。こーれは素晴らしかった。きっもち良さそうに歌っとるなー!と見ていて思いました。あとさっきも書いたけど自由に振る舞いすぎです吉井和哉39才もうすぐ40才!(笑)ま、いいけどね、かわいいから(いいんじゃん)。

アルバムの話をしたときに「今回はタイトルに初めて数字を・・・」と言ってから(うわっちゃー!)みたいな顔をして頭を抱えていたのが最高かわいかったっす。「8」あるもんな、あははは。 そしてもうひとつ特筆、じゃないツッこんでおかなきゃいけないのはバンド名の由来。「ジンジャー」。その由来は何かと言うとね、と吉井はコスタリカ生まれ世田谷育ち(違う)の三浦さんとバーニーを指して「天パなんだ!」で、「いるだろう、神社にこういうのが!」と阿吽仁王像の真似らしきものをする吉井和哉。「ね!神社だからジンジャー!」しーん。 よしいさ~~~~~~~~ん それは神社じゃない~~~~~~~ 神社には仏はいない~~~~~~~~~ それを言うなら「ブッカーク」(仏閣) もしくはギリで「ジシャー」(寺社) というわけで早速に改名をおすすめしたいところだが「ザ・ジンジャー!」とか紹介されるならともかく 「ザ・ジシャー!」とか言われても格好悪いわなんのことだかだわで大変なのでこのままでいいですと思った。100歩ぐらい譲歩して吉井の真似は狛犬だった!ってことで神社にしてやってもよろしくってよ!

アンコールでHIKARETAとファナカンを立て続け。盛り上がる盛り上がる!あーもうさ、これでいいじゃん!フェスのセットリストはこれでいいじゃん!やっぱりフェスでファナカン聞きたいじゃん!と激しく思う私。ま、でも望み薄だよな(諦めモード)。 本日はさすがにアンコールはダブル。しかし、なんとでてきたのがエマと吉井の二人だけ!おいーーー。正直バラ色よりこっちの方が余程心臓に負担かかったぞ。で、何故かおもむろにドラムセットに座る吉井和哉。歓声! ・・・えー、なんだかいちおう普通に叩いてました(笑) っていうか誰の脳裏にもTRUE MINDの「テットロトテットロトッテッ」が浮かんでいたに違いないよ・・・アレに較べれば格段の進歩だった!(当たり前だ!)

で、自分が弾き語りで作った歌だけど、歌いながらは弾けないので(山崎まさよしくんみたいにはまだ出来ないんだよねーといいつつちょこっと物真似)、長い付き合いの彼に余分にお金を払って弾いてもらうことにしました、といってラストの曲。これもまた良く声が出ていた! そんなわけで吉井和哉、ソロ初のFC公演でございました。いやーかなり自由奔放だったね。さすが「基本的に可愛がってほしい。本当は可愛がってほしい。ってか、もっと可愛がれ!! 」とかいう人だけあるよ!(笑)

今日はもうファンの女性陣の「かわいいわねえ~」という熱い視線をいっぱいに受けて栄養補給もバッチリではないかと推察します(ドラキュラかよ)。しかし、吉井の曲をライブで初めて聞く、ってのもなかなかいいもんだなあと思いました。 吉井和哉はライブが最高ですから、最高の状態で初めて触れたらその曲を嫌いになるわけがない!みたいな。 ともあれ同じFCに入っているという条件をクリアしながら、抽選にもれた人、そもそも参加すら物理的に非常にきびしい地方に住んでいる人がたくさんたくさんいるわけで、強行軍とはいえ参加できた自分はラッキーでした、その運に感謝。

次回もしこういう機会があるとしたら、今度は本当に地方に住んでいるファンのことも考えてやっておくれよ、と最後にひとつだけお願いをしておきます。レポは以上。以下はどうでもいい付け足しです。

 「バラ色」をやったことについては、それはそれはもういろんな人がいろんなことを考えていると思いますが、ま、あれです、私のスタンスは一緒です。楽しかったなと。っていうかね、 吉井が一番楽しんでねーか? みたいなことを今回非常に感じました。大阪の時はね、やっぱりまだ相当緊張の色がありましたよね、笑ってはいたけども。別にもう、ソロなのにイエローモンキーをやる意味とか、なんでバラ色なのか(もしくはラブショーなのか)とかいうことを考えるのはもういいかなと、自分はね。だって昨日なんて「やらなきゃ」とかいう気合いやそういうものすらなかったもん、ちょっといたずら坊主的な顔はしていたけども。あのひと好きなんだなあって、イエローモンキーってバンドがきっと世界一好きだったんだと思いますよ、だからその歌を歌いたいんじゃないの、私はもうそういう勝手に美しい解釈で納得しておく。

好きだったなら解散すんなよって話になるとこれはまたこれでもう入り組みまくっちゃうんですけど、少なくとも昔を無かったことにしようとしていない、っていうのは私には嬉しいことだけどね。 ただそんなことを言いつつもですね、ラストでエマと二人だけで出てきたときはやばかった。本当に自分反省してるんだけど、「え?え?」ってパニくっちゃって、うそ、なに? THIS IS?? とかもうほんつ有り得ないことが一瞬でも脳裏をよぎった自分をどうかと思った。うまいことわかったフリをしていてもですね、もうどこに記憶や気持ちの吹き出し口が襲ってくるかわかんないという、吉井和哉との付き合いにはサバイバル能力が必須です。 さーて次はひたちなかだ!サバイバルなアーティストを楽しむためにも、天候がサバイバルなことにならないように祈るだけです!(笑)