「Shine and Eternity」 PV、スペシャでOA開始

とりあえず、まだ録れてないよーという方、明日7/10の 11:30~12:25、HITS JAPANでOAありますのでチェックしてみて下さい。

LAでのレコーディング風景やオフショット満載のPVで、WINNERとちがって今回は金太郎飴(吉井和哉飴)(ほしい・笑)のごとく切っても切っても吉井和哉です。あんなよっすぃさんにこんなよっすぃさん、もーヲタなら必ず1ショットは「ちょ、今の!」というようなツボショットが見つかるんではないでしょうか。

ライブでは自然発生的に手拍子が起こりそうな感じの曲調ですけど、でもそれもまたよしと思えそうな空気感があるかなあと。

以下はちょっと個人的なつぶやき(というか、妄想)。

以前ちらっと書いたんだけど、「メディアの苗床」の番組で吉井が「50歳になったら」という話をして、それはBELIEVEという曲について語っていたときで、正確にはこう言ったのだ。

多分このBELIEVEを50歳になって歌った時に、今JAMを歌っているのと同じように、基本の気持ちは変わらずに、いろんな根が太くなっていくような曲だと思う
30歳の時の吉井和哉は、自分が40歳になったら、という話をしていただろうか。私にはあまり記憶がない。彼が33歳の時、吉井自身の言葉を借りれば「黒い海を渡っていた」まさにそのど真ん中のとき、2000年の第1回RIJFに出演したあと、アクト直後のインタビューが翌月のJAPANに掲載されたが、その時の質問はもう覚えていないけれど、とにかく彼はインタビュアーに向かって、おそらくは「これから」を問うたインタビュアーに向かってこう言ったのだった。

「どう死ぬか。何をして死ぬか。」

でも今、吉井は50歳になったら、とまったく普通の温度で語る。それは彼が、10年後という遠くもあり近くもある未来にも、自分は幸福に、いや幸福にとは限らなくても、音楽を携えた人生を歩いているだろうと思っていて、そう思える自分に自信があるからこそ、自然に出てくる言葉であるような気がするのだ。

この連続リリースで吉井和哉からもたらされている曲達には、確かに今までの彼の曲とはちがった空気があると思う。それをどう感じて受け止めるかは人それぞれだけれど、吉井和哉独特の、「彼にしか歌えない」という世界観とはすこし異なったものであるというのは、私も感じる。

今しかない、今日しかない、そして行き着く先はひとつだ、という切羽詰まったような彼の世界から生み出される言葉、曲、そういったものを私は本当に骨絡みで愛していると思うけれど、でももし吉井和哉というアーティストが、自分には続く未来があって、音楽がそこにはあるんだと思えるようになったのなら、信じられるようになったのなら、それはとても嬉しいことだと思う。それで何かを喪ったとしても、そこから得るものはけして小さくはないだろう。だってLIFE GOES ON、人生は続くんだもの。

彼の先に見えている道の途上で、だからこそこれからは「こういうことを」やっていきたい、と思っているのか、先があるからこそ、「こういうことも」やってみたいと思っているのか、それはわからないけれど、でもやはり、何かが確実に変わってきてはいるんだろうなと思う。

50歳になったとき、彼はBELIEVEを歌うだろうか。JAMを歌うだろうか。出来ることなら、その場にいてみたいものだよ、と思ったりします。

Shine and Eternityという曲は、最初の一音と、最初の一声がとてもやさしい。PVの穏やかな数々の吉井の表情も相俟って、とても優しい気持ちになれる曲でした。