THANX! ELL 30th ANNIVERSARY~ちょこっとレポ

ELL行ってきました。入場時にもらった30周年記念バッジ!

いちおうレポ書いたのであげておきます。文章になってないけど思いつくままMC中心に書いてみました。喋った順番とかちがうかもですがすんませんすんません。

 

整理番号は真ん中よりちょい前ぐらいだったかな。着いた時間にはもう開場が始まっていたので、入ってから上着と荷物をロッカーに入れて、それでも柵の前をとることができたので非常に楽に見られました。舞台の上に譜面台とキーボードがあって、あーアコースティックなんだなーと。開演のちょっと前にアコギのセッティングがあって、おおいよいよだと。ちなみにアコギはハミングバードでしたよん。

 

どんな風に出てくるのかな~と思っていたらなんと今日のメインであるフラカンのベース、グレート前川さんと鈴木けいすけさんが吉井の紹介をしてくれたのだった。「今日は特別スペシャルなゲストが」「お前それ一緒の意味だからね?特別特別言うとるだけだからね?」とお二人のトークも快調(笑)

 

吉井はなんか普段着みたいな、黒の上着にストール、黒の帽子(リボンあり)。帽子は最後までとりませんでした。まさか最初にフラカンのお二人が紹介で出てくれるとはおもっていなかったので、ここでけいすけさんと吉井がならぶ絵面が見られたんですけど、いやー、吉井デカかったっす(笑)

 

「初めましてですよね?」「対バンしたことあったような・・・」「いやそれがないんですよ」「あーそうなんですか、でもぼくほんとにフラカンずっと好きで(本当か!とこれはマイツッコミ)」「でも僕ら地元名古屋なもんで、あのー名城大学の学祭でですね、イエモン見ましたよ!」「あっそれシナモンとやったときだ」

 

そこでけいすけさんが吉井の肩あたりを嗅ぎながら「吉井さんてねえ~、いい匂いがするんよ~」(笑)それからもういい匂いだいい匂いだ言いっぱ。前川さんが「吉井さん困ってるから・・・」と助け船を(笑)

 

前座なのにメインの二人に紹介してもらうという豪儀な吉井さんですが、相当緊張していたようでした。1曲目の前、アコギ持ってコード押さえてジャーン。「あ、音鳴らない」つって慌ててエフェクターのスイッチ入れてた。

YOUマジでテンパりすぎですorz

 

「近いね~~!」いやーほんとこのELLの近さはすごい!

「ELL30周年おめでとう!」

「この新しいELLに来るのは初めてですけど、ほんとにいい雰囲気で。外国のライブハウスみたいだよね」

「さっきまでシゲさんに散々この新しいELLの自慢話を聴かされました。あちこちつれ回されました(笑)」

「昔はほんとに怖い人でねー!旧ELLには上に吉野屋があったんだけど、そこでメンバーが飯食ってるとよく怒られました。そんなシゲさんがバンドマンにやさしいライブハウスを作ってくれて。ほんとにねえ、すごくよく考えられてるんですよ」

「シゲさんみたいに心からロックを愛する人がやっているこういうライブハウスは貴重。もっとこういうところから熱いロックを名古屋でも盛り上げてくれると名古屋にもいっぱい来れる!」

 

1曲目のTALIはまあ、緊張しつつもとはいえひとつのツアーで通してやっていたこともあってまあ安心して聴けたかなあ。2曲目がシュレッダーだったんだけど、その前のMCで「もう12月ですよ」「今年の汚れ今年のうちにみたいなことでね(わー久々に聞いたフレーズ)」「今年ね、やなことあったひともいたでしょう。振られちゃったりとか・・・ヤリ逃げされちゃったりとか・・・なんか最近下ネタがオヤジくさくてダメだ」「そんなあれこれをね、成仏させたいと思います」そんなあれこれて・・・(笑)

 

シュレッダーもねえ、ちょっと声がひっくり返りそうになったりして、なんかもうひやひやしたわー(なんでお前が)。安定してくるとすごいんだけど、出だしがハラハラする。

 

「アコースティックでも盛り上がる曲あるんだけど・・・ほら、俺ジャンボリーみたいなの苦手だから(笑)暗い曲ばかりでごめんね!」

「暗い曲ばっかりですけど、気持ちはすごく前向きです!」

帽子とってー、の声に「ダメこれ今日ヅラと繋がってるから」(爆)

 

昔、俺が旧ELLでやっていたころのね・・・とか言うから何かと思ったら「写真見せます」。いらん!そんな中途半端な小ネタは!1回ちらっと見せて「見えない!」の声に答えてもう1回、またもチラ見せ。結局この写真、上手最前の子に退場するときあげてたんだけど、ストーンズの写真だったらしいですね(笑)

 

なんか落ち着かないのか水飲んで戻して飲んで戻してってやってた。なんだどうしたなんでそんなテンパってんだもう2曲もやったのに。

 

3曲目がバッカ。最初の音弾いてすぐ「間違えた!」おいおい。ギターへたなんだよね・・・とか言いながらいやまあそれ知ってるけど、で割と間髪入れずに歌い出したんだけど、微妙にコードが合ってない感じ。左手見てたんだけど、コード押さえる手があわあわしちゃって、明らかに押さえきれてないんですよ。それでももうすぐサビ、というとこまで歌ったのにここでまさかの

「間違えた・・・」

吉井・・・ちょ、これはどうなのか・・・アコでやるなら練習して・・・おながい・・・

 

で結局もう一度頭から。3度目の正直でなんとか歌いきってましたが、いやすいませんまったく曲に集中できず(笑)いつコード外すかと気を揉みましたよマジで!

 

本当は3曲の予定だったんだけど、もう1曲やります!で、鶴ちゃんに「大丈夫?」と聴きながら「俺だよね」そうだよね(笑)やったことないからなあ、いやあのアコースティックではね?もっとギターうまかったらね・・・(そう思うならなんでもっと以下自粛)山崎まさよしくんみたいになあ!(と物真似、ウケてましたウケてました)

 

「あのーこれ(と言いながら自分を指す)目当てできたひととかもランクヘッドフラカンも見て帰ってね、途中で帰ったりしないで、本当にすばらしいバンドだから!」と言って、ほんとに俺の青春の思い出がつまった場所で今日やれて嬉しかった、ELL30周年おめでとう!

 

その青春、って言葉を聞いたときにある曲が頭に思い浮かんだんだけど、アコギで始まった音とその曲がすぐには繋がらず、歌い出しでああ、やっぱりSO YOUNGだった、と。

 

やったことない、という割には安定していたかなあと思う。鶴ちゃんのキーボードもドラマティックだったね。いつぶりだろう、なんて考えるまでもなく、3.10以来だったわけだけど、でも淡々と聴いた気がします。もっと走馬燈のように(笑)思い出が蘇るかなと思ったけど、そうでもなかった。でも最後のそーやーーーーん!の叫びはさすがに胸に迫るものがあったなあ。

 

ひとつだけ余計な感想を付け加えるなら、あの頃とは違うんだなあ、

わたしもあなたも、ということかな。

自分と自分以外のものすべての青春の終わりを宣告したある種壮絶な歌ではなくて、

自分の青春を想って歌っている歌という感じがしました。

 

終始なんというか、笑顔と緊張の狭間で!冷静と情熱の間で!みたいな吉井さんでしたが、あとでBBSに本人自ら「グダグダだった」と書いていたのをみて笑いました。いや、ほんとにな!(笑)

 

ともあれ、ELLのようなすばらしいライブハウスで吉井が歌うところをみられてよかったです。ELLは本当にすごい、素敵な場所だと思う。私がかつて愛して喪った、大好きだった劇場と同じ匂いがします。

 

吉井の次がランクヘッド!相変わらず曲を予習していかない私でしたが、ちょっとしんみりしていたこともあってランクヘッドのスピードと熱狂がちょうどいい感じでした。あーでも、あまりの鮮烈さにまたぞろ考えなくてもいいこともちょっと考えた(笑)

 

ランクヘッドのボーカルの人が、絶滅種発見!至急保護願う!ぐらいの白シャツ着こなしマスターで、袖良し裾良し胸ボタン良し、はいおっけええええ!という眼福さでした。わはは。最後の曲で、ギターかき鳴らしながらすっごい、すっごい笑顔で客を煽っていて、こっちもものすごい高揚感で満たされたなあ。

 

で、メインのフラカン!!!いやーマジ死ぬほど楽しかった。どうしてくれようか。笑いとシリアスさのブレンド、熱さとクールさのバランス、どれをとっても最高級のパフォーマンスだったと思う。やった曲3曲ぐらいしか知らなかったけど、いんやもう踊り狂った狂った。はぐれ者賛歌で「歌えーーーー!!」って絶叫、深夜高速で涙。アイムオールライトの楽しさったらない!!!

 

でもうMCがまた超絶面白くて、吉井の「いい匂い」ネタをすっごい引っ張っていて「何が俺たちと違うんだろうね・・・」「食い物かな」「なんか楽屋に入ってきただけでいい匂いだったよね!」「でもそう言われても吉井さん困っとったで」「ほんとにいい匂いなんですよ皆さん!」「もう人間が違うんだと思う」いや、たんに香水なのではないでしょうか(笑)

 

「あのねーもう38になるんだけど」「18年やってるんですよ、中高の同級生なんです」「皆さん気をつけて!30になったらね、匂い変わってくるから!枕カバーとかね、隣のおっさんの匂いがするもん」「隣のおっさんなんや、親父じゃなくて(笑)隣のおっさんの匂いって、そうは嗅がんで!」前川さんツッコミ素敵すぎです!(爆)

 

「吉井さん背が高かったなあ」「183㎝だって」「あのねー、昨日は斉藤和義くんとツーバンだったんですよ。で斉藤くんも180あるのね。でその前がね、コレクターズと対バンで、コレクターズも180あるんですよ!だからねーおれはもうやらない!背の高い人とは!今度からTMレボリューションみたいな人とやる!TMレボリューションと藤井フミヤ!」豪華!豪華!(笑)

 

「あっわかった!吉井さんさっきキャンプ嫌い言うとったやない?俺キャンプめちゃ好きだもんね・・・そこだねきっと匂いの差は」そ、そうなんすか!?(笑)「キャンプ大好きやー、もうあと(時計見て)ちょっとのこっとるけど、もうやめてみんなで行く?(笑)吉井さんも誘って・・・なんか行きましょうよう~とか言ったら来てくれそう」

 

あーまだ面白いトークいっぱいあったんだけどなー!

けいすけさんに対する前川さんのツッコミがいちいちおかしくて愛があってたまんなかったわー。でまたそれを見て声を出さずに笑っているギターの竹安さんもステキ・・・SGをかき鳴らす姿が最高でした。私どうやらボーカルが「ギターー!!!」って煽るのが超絶好きらしいよ。燃えた燃えた。

 

とにかくほんとに興奮して盛り上がったし、すっげ幸せな気持ちで満たされた。ほんとはアンコール前に抜けないといけなかったんだけど(最終の新幹線ギリだったから)でもこれを途中で抜けることはなにがどうあってもできん!というぐらい楽しかったです。まあそれで最終の新幹線は発車1分前に飛び込む始末だったし、静岡に帰ってきたらきたで在来線が人身事故で止まってるしで、「最終の電車に飛び込んだ何かしらギリギリの人バッカ」ってまさに俺やん!バッカ地で行ってるやん!状態でしたがしかし我が選択に一片の悔い無し!っていいのかYOUそんなことで!(笑)