Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ2007ぷちっとレポ

ジョン祭りは初参加でございます。初参加ゆえ、いったいどのような感じで進行していくのか、お客さんは座ってるの?やっぱり立つの?どんな空気なの?そんな右も左もわからないまま行ってきました武道館。椅子の上にチラシ束といっしょにペンライトらしきものが入っていて「ONOCHORD」って書いてあった。

ステージが幕で覆われていてOPではそこにジョンの生涯が映像で流れて、さあいよいよ開演!と思ったら映し出されるシルエット。

どこかでみたなこの演出(笑)

最初に右後方からのライトでシルエットが映ったときにあ!端の帽子は吉井、それはすぐわかりました(笑)そんでてっきりOPだから全員いんのかなと思ったんだけどどう数えても影が3つしかないの。で振り落としになったらどーん!

吉井・民生・せっちゃんの並びキタコレ。

一緒に観た人が大のせっちゃんファン(かつ吉井好きの民生好き)で、もう私たちの目的は半ばここで達成された!ともいえるスリーショットに手を取り合って喜ぶ。吉井は紫のコート(10年前ぐらいに音人の表紙で着てたアレです、ニットロングの。物持ちええな!)、ELLと同じお帽子、ストール巻いてたね。中のシャツは見えなかったなー。となりの民生とせっちゃんが普段着仕様(でも民生もこの間のMステと同じだった気もしたけど)だったので、まあ・・・目立ってた(笑)最初はメドレーだったんだけど、吉井と民生が声を合わせるところで中途半端な感じになってふたりで顔見合わせて笑ってたのがもう可愛いの可愛くないのって可愛いんだよ!(意味のない逆ギレ)で、東サイドですごい歓声が!と思ったら清志郎登場!!!ぎゃーー!もうここで今日の目的はすべて達成された(早いよ)!民生の「完全復活!忌野清志郎!!」の声にうなりのような歓声で応える武道館のオーディエンス、そしてDon't let me down!!

オープニングでテンション上げすぎた私たちですが、結構周りは座って観る方も多かったんですけど、角度的に座るとちょっと見えない!ってことでほとんど立って(フィルムとか以外は)観てました。くるりの岸田くんは今日は眼鏡してなかったね。BONNIE PINKかわいかったなー。歌うまいし。くるりの歌ったNOWHERE MANは個人的に大好きな曲なので聴けてうれしかった。あとAcross The Universeラヴ・サイケデリコが歌ってくれて、これもちょっと偏愛気味の曲なのでラッキーだったなあと。

で、THE SUNDAY DRIVERSのアクトが始まったときにですね、私今回アリーナのいちばん右端のブロック後方にいたんですが、関係者がそのサイドを通ってわりとひっきりなしにバックステージと出入りしてるんですよ。で、バックステージの方からひょろっとした人が歩いてきて、あれ・・・このシャツさっきステージでせっちゃんが着てた・・・って

せっちゃんやん!

本人やん!!!

隣のせっちゃんファンに伝えようとするもあまり大きな声出せないし、おもわず耳元で「せせせせっちゃん・・・!」って、何そのラップ仕様みたいな。そんでそのアクトの間中、せっちゃんが私たちの真後ろに立って舞台を観ていたのだった。もう正直、全神経が背中に集中していました申し訳ない、今も反省していない。

後半、あと誰が出てないんだっけ?とか話していたら後半のトップバッターがCharaで、やーでもCharaよかった。惹きつける力をもってるよね、ほんと。次がせっちゃん。のほほ~~んとした佇まいで、まずご自分でカバー(&自分訳)したJealous Guyを。アコギ似合う・・・そしてうまい・・・。MCも面白くて、北東と北西のお客さんに「そこも同じ値段なの?なんか解せないでしょう」って話しかけてた(笑)2曲目のBaby it's youもよかったです。ハケるときの「楽しんで帰ってね~~ん」みたいなほのぼのMCにも癒された!!

次が民生。他のアーティストはたいてい、前の人に紹介されるか、もしくは完全にセッティング終わったあとにひとりで出てくるから出てきた瞬間にうわーーー!って歓声があがるんだけど、民生はまだローディの人がセッティングしている最中に出てきて、それで完全にそのなかに紛れてた(笑)私もずっとステージ見てて、次は民生かな、吉井かなって目をこらして見ていたのに、中央に立ってギター持つまでわかりませんでした。ごめん・・・!「今さ・・・出てきたとき全然カリスマ性なかったね俺!」「絶対わかってなかっただろう!」だからごめんてばーーーー!(笑)しかしもちろんステージングはさすがの一言で。声すげーな民生はやっぱり。ジョンレノンモデルのギター、借りてきた!って嬉しそうでした。2曲目でカエラちゃんを呼んでなんとAnd your bird can sing!わー!思わずあの振付で踊りそうになった(笑)

次が吉井。1曲目がHey Bulldogだったんだけど、始まりかたがかっこよかった!ステージに出てくる前に地明かりがおちて、色鮮やかなムービングライトの中で登場!衣装はOPと同じで、1曲目だけサングラスしてました。やっぱこの人かっこいいわ、そしてバンドサウンドが似合うわ。2曲目I'm losing you、これ前にもやったよね?好きなんだね、でもたしかによく似合ってたと思う。3曲目がHELP!で、「いろいろな節目節目で支えられてきた曲、年を経るごとにちがって聞こえる」とMC。私が唯一英語で覚えたビートルズのナンバー、アレンジを変えてちょっとスローに。まったく空気の違うHELP!で、これはこれでちょっと沁みるものがあった。でも歌詞がちょっと・・・あやしかったですよね吉井さん(笑)バックバンドの演奏はもちろん素晴らしいし、短い時間でもちゃんと世界を作って魅せてくれてたなあと思う。個人的には大満足ですた。

しかし今日のメインはね、なんといってもこの方でしょう。バックのスクリーンに「IMAWANO KIYOSHIRO with NAKAIDO REIICHI」の文字、沸き上がる歓声と拍手!たくさんの「おかえりーー!」「待ってたーー!」の声。1曲目はMOTHER。白いマラボー巻いて、「おかあさーん」と歌い出したその声に鳥肌、圧巻だったなあ。帰ってきたよ、みんなのおかげだ!これからまたハードデイズがはじまるぜ、と言って歌ったA Hard Day's Nightでなぜかガシ泣きの俺。ジョンとヨーコのヨーコさんから手紙をもらったんだよ、ジョンとヨーコのヨーコさんだぜ?すごいだろう、早く良くなってまた一緒にやりましょう、って書いてあったよ、だから今日ここに帰ってこれました、そうして最後の曲は清志郎の日本語詞バージョンの「イマジン」。間違いなく今日最高の1曲だった。最後にバンドメンバーで(あとで知ったんですけど、4人ともがRCメンバーだったんですね)前に出てくるとき、清志郎が何度もチャボに「出てこいよ」みたいなアクションをしていて、でもチャボさんなかなか出なくて(いいよ俺は、みたいな感じ)でも最後4人で手を繋いでオーディエンスに応えて、そのあとチャボさんが清志郎の頭をぽんぽん、って・・・うおいーーーー!思わず隣の友人と「今の・・・!」みたいな感じで目で会話してしまいました。

最後は全員でジョンとヨーコのHappy X'mas、Power to The People、そしてもういちどImagine。出てくるとき民生と吉井が並んで出てきて、それで二人隣同士でなんかニコニコ喋ったり、ONOCHORDを使ってライトを点滅させてI LOVE YOUのメッセージを送ろう!みたいなのをやったときも二人でわいわいやってるし、可愛いの可愛くないのって可愛いんだよおりゃあ!!!!もう卓袱台返しどころじゃないよ、卓袱台投げるよ、卓袱台投げだよもう、意味わかんないよ。個人的に大好物おっとすいません大好きなふたりが並んでいるというだけで幸せ体質な俺にはある意味毒だった、可愛すぎて。しかしそんな中Happy X'masがせっちゃんのリードではじまったときのせっちゃんのかっこよさったらなかったね!

というわけでいろいろ端折りつつですがぷちっとレポでした。私のように「それなり」にしかビートルズジョン・レノンを知らないぬるい観客でも8割の曲を知っている、耳にしたことがあるというそれ自体が、彼らの音楽が如何に愛されて、愛され続けてきたかというなによりの証拠なんだろうなあと思います。来てよかったし、思った以上に楽しかった。イベントそのものにすごく共感し感銘を受ける、というタイプではないですが、でも今日はとても楽しかったです。

この日投げかけられたたくさんのメッセージのそのどれよりも、私の心に残ったのは清志郎が歌った日本語の「イマジン」でのこのフレーズでした。レポの最後に、その言葉を借ります。

夢かもしれない かもしれない かもしれない でも

夢じゃないかもしれない