かき鳴らしては祈ってる

今日は生まれて!はじめて!の人間ドックにいってきましたん。やーなにせ初めてのことなので昨日の晩は緊張した!絶食絶飲でいくのは別に辛くなかったんだけど(いかに普段食べ過ぎかってことだYO!)、なんでも最初は緊張するよねホント。

私はもー採血がこのうえなくしづらいらしく、さんざん右だ左だとやられた挙げ句手首から採る、なんてことがザラなんで、今日も採血のときドキドキで、しかも担当についたのがどう見ても新人さん!みたいな感じでぎゃーヤベー今日は二度三度針を刺される悪寒!と思っていたら、後ろについていたベテランのかたが私の腕を一目見るなり「採りにくいって言われます?」ハイハイもー毎度のことでござんすよ、ほんとどうもすいません、と言っていたらそのベテランのひとが「代わるよ」といって代わってくれたのである!それで右手も左手も何回か見て、やっぱり右かな、ここだと思うんだ、と言ってぷすり。ビンゴ!すげー!もーーー全く痛くなかった!!感動!

あと恐怖だったのがバリウムね。みんなさんざん脅すじゃん!ヒーセも健康診断の時にバリウムのあまりのつらさに胃カメラにしたとか言ってたしさー。もー終わった後使い物にならないんじゃ・・・とか心臓ばくばくでした。でも案ずるより産むが易しというか、まあ確かにめんどくさ・・・いかもしれないけど・・・でもべつにつらくなかったわあああああい。

病院のひとみんな親切で丁寧だったなー。下剤飲むタイミングとかまで初めての人間ドックと知ると懇切丁寧に教えてくれて助かった。結果でるのはまだ先だけど、何事もありませんように。

さて、私が今回人間ドックを受診したのはテッちゃんのことがきっかけでした。

yahooのニュースでも出たしwikiにも書いてあるから知らない人はいないだろうけど、スピッツのギターの三輪テツヤさんはさざなみCDのレコーディングをしているときに受診した人間ドックで初期の肺がんが発見されて、でも早期発見だったためにすぐ手術ができて、その後も通院しながら今まで通り精力的に活動を続けていらっしゃるわけです。

テッちゃんはこのことを一昨年の秋にFCの会報で最初に告げてくれたわけだけれど、そのときに、若い女性の子宮がんが増えていること、そもそも検査に行かない(行きにくい)ために早期発見に繋がりにくいことにふれて、自分の経験のことを話してくれたのだった。

そのときにも書いていらしたけど、テッちゃんはたぶん、言うつもりはなかったんだと思う。今まで通りいい音楽をつくっていいライブをやっていけば、病気のことをいう必要はないと思っていたと書いていた。けれど、この自分の経験が早期発見の大事さを皆に知ってもらうことに繋がることを願って、自ら告白してくれた。

迷ってるし後悔するかも、と逡巡しながらもテッちゃんが告げてくれた、それは誰のためでもなく、自分のために自分のことを考えてあげなよ、ということだったんだとおもう。

私もさ、ほんと病院嫌いだし、特に悪いとこないのになんで人間ドックとかー、って思ってたけどさ、でもテッちゃんのその心意気には応えなきゃいけないだろう、とか思ってしまったんだよね。なんかテッちゃんの意図するところと違う気もするけどさ、でもそう思った。

思想も嗜好も、健康あっての物種だし、愛するアーティストのライブを心から楽しむためにも、皆さんもどうですか。やって損はない!と思いますよホント。

あとこれは完全に余談だけど、自分史上最高体重をまさに更新し続けている真っ最中に人生最初の人間ドックを受けるとか、自分はもう少し見栄というものを学ぶべきじゃないかと思った次第。