夏が来る前に

今日発売のbridgeは表紙が吉井で、今日夜勤明けで仕事が終わって乗る予定のバスが出るまで7分、3階にある書店まで走って買いにいけるかもと思った瞬間ダッシュしていてダッシュしながら自分で笑った。私にこのダッシュをまださせるか、吉井よ。どこまでしつこい男なんだ(お前がな)。

インタビューで渋谷さんにも言われていたとおり吉井はセクシーだしエロだし容姿に恵まれた男なわけですが、私がコイツは本当にもう換えが効かないと思う部分は彼の詩の世界なのかなと最近思います。自分でも「詩に独自のものがあるぐらいで」と言っていたが、あんたの詩は独自なんて生やさしいものではない。ヘンだよ、ヘン。ヘンで、そして安くない。そこが私の好きなところだ。もっと美しい歌詞を書く人もいい歌詞を書く人もわかりやすい歌詞を書く人もたくさん世の中には居ますがあんな詩を書けるのはやっぱりあの人だけだろうと思う。at the black HALEには10曲(実質9曲)収録されてますが「死」という単語が7回も出てくるのだ。尋常じゃない頻度ではないか。だからって別に暗い歌なわけじゃない。でもこういう歌詞を聞くたびに、この人はいつまでたっても自分の行く先を馬鹿正直に見ることしかできないんだなあとおもって切なくなる。みんなもうちょっとうまく目をそらして生きてるんだぜ。それが彼の才能だと言われてしまえばそれまでなんだけど。

7月の末にシングルが予定されてて公式HPでカップリングの2曲が聴けるんですが、どちらもワンフレーズ程度とはいえ非常に印象的でいい感じである。中でもHATEの歌詞がすごく印象的だたった。

なぜ神は奪う癖に与えるのか でも信じていないといないと 皆そう 皆そう

ところでこの間モンキーのビデオを見たときの話をしたが、私はモンキーに限らず好きなビデオを見ているとき非常にうるさい。あーとかぎゃーーとかそこ!そこ!とかたまんねえ!とか叫びまくるからだ。でも普通はそんなことしないと言われてビックリした。しないの!?するよねえ!?DVDをハードリピートしていると言ったら「本当にマニアだよねえ」と呆れられた。ふ、ふつうだと思ってたんですが・・・そうか・・・

2004.06.30