回顧録

さて昨日はTHE YELLOW MONKEY EXIBITIONが大阪の厚生年金であった。私は夜勤明けでしかも4時から顔見世。どんな売れっ子スケジュールだ。なのでフィルムは見ず楽器とかの展示と物販だけを見に行った。会場の前で待ってたらちょっと雨が降り出しておまえらどこまで雨男なんじゃ!と八つ当たってみたらすぐにやんだ。ビバ八つ当たり。

正直めちゃめちゃ見る前はクールに構えていた私ですが目の前にあれやこれやが並ぶと簡単に吹き飛ぶネジに笑った。ま、いちおうデジカメとか持っていってみる?とか思っていたけど撮りまくってやんの。デジカメ持って行ってる時点でなにをかいわんやではあるが。

しかし、一番見たいかなと思ったのは衣装だったが、実際見てみると「これってステージで見るから格好いいんだよなあ」と改めて思った。っていうかあれを格好良く着こなしていた彼らはある意味すごいと思う。メカラの、アレックス仕様の衣装とかあったら良かったんだがそんなものはなかった。残念。自転車スーツは笑った。撮ったよもちろん。寄りで。

しかし、衣装より写真より楽器より、一番私を直撃したのは厚生年金のステージの上にあった「あるもの」だった。会場に入った瞬間思わずよろめいた。うーん不意打ち。そうくるか。泣きはしなかったがしかし何とも言えない気持ちになった。会場で撮った写真はいろいろ権利関係ややこしそうだがこれは多分いけるだろう、ということで載せる。

君の景色

マイクの位置が高いのはもちろん吉井の背が高いからで私の背が低いからじゃない。だれだ、どっちもだろと言っているひとは。その通りだ。

これが吉井が見ていた光景。

飾られていた写真の中に3.10横アリのあの写真もあって、その前で思わず足を止める人が沢山居た。あの時吉井は「葬式のよう」(・・・今思うとこれも本当にむかつく発言なわけだが)だと言っていたけど、でもだれも居ないステージを見ているとこれが本当の葬儀だなあという感じに思えて仕方なかった。

しかも京都から帰ってきたらWOWOWで「THE YELLOW MONKEY LIVE REGACY」という番組をやっていたわけだ。さすがWOWOW、初期の頃からいい映像ソース持ってる。個人的にFIXの横アリで「NAI」をチョイスしたところを大々的に褒めたい。あと「つわものどもの熱帯夜」からの「This is for you」。最後は犬小屋。思えば、犬小屋が彼らの最後の曲になった。インディーズから最後のドームまで、犬小屋で始まり犬小屋で終わった。そう思うと東京ドームのラストがあの曲だったのは良かったなと今更ながらに思う。

1時間半あまりの過去のライヴ映像。ごめん、ふつーにギャーギャー言いながら見てた。だって格好いいんだもん。仕方ない。格好良すぎるんだよ!私の考える「格好良さ」は全部ここにあると言っていい。ここにしかないと言ってもいい。手も腕も交わす目線も跳ね上げる足もおかしな仕草も投げるピックもスネアの音も響くベースもあのリフも、キチガイみたいな目をしたあの男も格好良すぎる。

ちくしょう。

物販にジャガーのパンフの復刻版があって、その中のインタビューであの鼻デカ兄さんこう言ってます。

THE YELLOW MONKEYが無くなることが、あなたにとって最大の暴力となりますように」

・・・・・こんちくしょう。

2004.12.22