昔の自分に教えられる

めったにならないのだが、時折ネガなことばかりが頭を渦巻いてしまうときがあって、たいていは自分がくだらない周囲の雑音に必要以上に左右されているだけなのだが、なんだか今日はそういうモードらしい。blogというのは自分の思うところを書いていいそうなのでそんな状態のまま書いてみる。
好きなものや好きな人が居るのに、諸手あげて好きっていうのがなんだか格好悪いとか、自分は第三者的視点も持ちつつ好きなのよ、だから彼らの欠点もわかるのよとか、熱狂するファンなんてちょっと引いちゃうわとか、そういうのってこういう圧倒的事実の前ではものすごく薄っぺらいことにしか思えない。好きな人やすきなものはいつまでもあるとは限らない。もう一回言うよ、好きな人やすきなものはいつまでもあるとは限らない。だからもし、今好きなひとや好きなものが好きなことをして輝いてくれているのなら、精一杯全力で好きにならなきゃだめだ。全力を傾けて愛さなきゃだめだ。いつか年老いたらとか、才能の輝きが失われたらとか、時代に取り残されたらとか、そんなしなくてもいい心配で時間を費やすなんて馬鹿のすることだ。大事なのは今、今、今しかないのに。
この文章は倉森さんが亡くなったときに書いた。HATEという曲を聴くと、私はいつもなぜか倉森さんのことを思い出す。彼が最後に台本に書いたという言葉のことも。エゾでの吉井のライブがどうだったというのとは関係ない。ライブは素晴らしかったです。素晴らしかったから、よけいいろんなものにアテられているだけかもしれない。 上の文章は特定の誰かを揶揄しているものではなく、自分に向けて書いたものです。私は生でなにかを体験する、という行為に慣れすぎてしまっているんだなと思うことがある。芝居も、ライブも。そしてその行為の贅沢さと壮絶さに鈍感になっているなと思わされる。 明日はがんばってレポを書いてみようかな。