吉井和哉の作詞における人称代名詞大研究・前置き

またこのバカが妙なことを始めやがったよ(のっけから皆様の心の声を代弁)。

そんなわけで、正月も一体いつの間に終わったの?と山の神順大今井が箱根の山を駆け登るよりも速く通り過ぎ、すっかり通常営業に戻りつつある昨今ですが、無理矢理こじつけでお年玉、いやむしろいやげ玉企画を勝手に立ち上げ勝手に盛り上がろうと思います。

きっかけはスピッツでした。きっかけがスピッツなのになんでそれがタイトルのような結果になるのでしょうか。それはもう世の森羅万象全てのことどもを吉井に結びつけないと気が済まない重い病のなせる業かもしくは単にblogのネタ探しなのかわかりませんが、とにかく、スピッツに「さわって 変わって」という名曲があります。スピッツのボーカル草野マサムネくんといえば、もう40の坂も間近だというのについつい「くん」と呼んでしまうほどに若々しく、なによりこれほど「僕」という一人称が似合う人もいないという方ですが、この曲においてマサムネくんは「俺」という一人称を使っているわけです(他にもそういう曲はあります)。「言葉より確実に俺を生かす」。素晴らしい決めフレーズ、なによりマサムネくんの言う「俺」という単語の新鮮さ。いい、マサムネくんの「俺」、いい!と私は勝手に盛り上がり、ところでじゃあ吉井和哉の「俺」はどうなんだとふと考えてしまったわけです。考えるまでもなく結構「俺」という一人称を使っていると思うのですが、はたしてそれはどれぐらいの割合なのか?そしてそれに対する二人称はどうなのか?

というわけで。

吉井和哉作詞と明記されている曲、THE YELLOW MONKEY時代からYOSHII LOVINSON吉井和哉に至るまで、全160曲すべての作詞に登場する一人称ならびに二人称を徹底調査しそのデータから勝手に想像や妄想の翼をはためかせ遠い世界に飛んでいく傍迷惑企画をやってみようと思ったわけでありまっす!

まずルール!

①歌詞カード準拠。ライブではこう歌うのが定番、という曲があっても今回は歌詞カードの記載に従っています。

②曲の前の台詞(MORALITY SLAVEなど)についても、歌詞カードに記載されていればその台詞の中の代名詞もカウント。

③音重視。表記の違い(例:おれ、俺、オレ)については同じものとしてカウント。ただし「あたし」「私」は別としました。

④一人称、二人称ともに単数のみをカウント。

⑤当然ながら英語詞は除外。

⑥オリジナルではない「HONALCHIE BOOGIE」、金では買えない500円の歌「ならず者アイムソーリー」は160曲の中に含まれています。

以上が前置きです!なげえ!前置きなげえよ!