バラ色の日々

19thシングル。 

ここまで尾を引く曲になるとは、リリース時は思いもよらなかった。 当初はプロデューサーシリーズの一発目ということ、吉井和哉がぎょっとするような髪型で現れたこと等周辺の話題が騒がしく、楽曲そのものについてはしばらく経ってから 「・・・ひょっとして、バラ色っていい曲?」 的な感想をはじめて抱いたというのが正直なところでした。 RIJFの暴風雨の中で聴いた「雨の中を傘もささずに走るのは」のフレーズは印象深い。

余談だが、このシングルのジャケットではアニーがバラの花を持っているのだが、エマがバラを持っているバージョンのジャケットが極少数であるが存在し、「エマバラ」と名付けられエマファンが血眼になって探したとかいう話である。話である、というか、手伝わされました、はい。

イエローモンキーが解散して吉井和哉が最初にソロでバンド時代の曲をやるのが「バラ色」になるというのは正直まったく予想もできなかったことで、彼はその後もFC限定公演、夏フェス、そしてTHANK YOU YOSHII KAZUYAツアーとこの曲を演っているのだけど、この曲を選んだことについて、39108のプレミアム盤特典DVDに収められたインタビューでこう語っている。

単純に、バラ色の日々をもう一度追いかけてみようかなって思ったんですよね。

 

RSRのあと公式HPのBBSで「昔の自分の歌に教えられている」と言っていたけれども、吉井にとってもここまで尾を引く曲になるというのは予想外だったのかもしれない。 DVDはspring tourとメカラウロコ8live at TOKYO DOMEに収録。spring tourの曲前のMCで、吉井和哉は「俺たちと君たちのテーマ曲になったらいい」と言っている。 リリースから7年を経た今、そうなりつつあるのかもしれない。

砂漠の荒野に倒れても 長い鎖に繋がれても 明日は明日の風の中を飛ぼうと決めた