花を咲かせて

 

WINNER

WINNER

  • アーティスト:吉井和哉
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: CD
 

 

フラゲ日ですよってにー。 「発光」は歌詞もがまんしていたので本日初聴き初見。まあまず紙ジャケットから歌詞カードを出した瞬間「これはどこのお茶会用ですか」といわんばかりの和紙風情と力強いんだか頼りないんだかいまいち判然としないレタリングにちと笑う。 WINNERのWが人という字を逆さにしてふたつ並べたみたいになってて、発光のほうは人という字を組み合わせてダイヤの形らしきものを作ってるのね。

しかし歌詞カードをつらつら眺めてWINNERと発光を立て続けに聴いているとお前は碇シンジか!といわんばかりの言い聞かせ具合だなあと改めて。逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ! 個人的にはどっちもあと一押し足りない、という感じかなあと思った。歌詞は発光のほうがそれは好きだけど、うーん。アレンジはどうなのかなあ。ライブで聴いたら違うんだろうなあこれは(私の場合大抵それ)。つーかキーボード・・・なの?そこは?的な。 スペシャルサンクスの民生がなにをしたのか超気になります(笑)

あと、WINNERのPV、私やっぱり凄く好きなんですけど、なんで好きなのかっていったらそれは多分吉井の手を延々と捉えていて、そしてその手が震えているからだと思う。昔ラーメンズのビデオで、小林賢太郎さんが何気ない風に煙草を喫ったときの手が小刻みに震えているのを捉えていたのにもしこたまやられまくったのだけど、いやべつに震えフェチ(なんだその新ジャンル)ってわけじゃないですけど、手の震えってやっぱり緊張とか不安を感じさせるじゃないですか。不安って、ジェームス・ブライアンの名言を借りれば「不安になるのは望みが高いからだ」にちがいなくて、それがこのPVを象徴している気がしたりするからです。つまりもっと高いところを目指しているからこそ、そこに辿り着くことが出来るかという不安があるわけで。いやべつにそんなん全然関係なくておおかたよっすぃさんが前日飲み過ぎましてん、とかいう理由なんでしょうけれども(笑)。しかし表現というものはいつでも誤読はつきものなのです!わははは。