空の青と本当の気持ち

5thアルバム「FOUR SEASONS」のラストを飾る曲。

ツアー「FOR SEASON」が収められたビデオ「TRUE MIND」のタイトルはこの歌からとられている。 FOUR SEASONSは個人的に好きな曲とそうでもない曲の振幅が大きいのだが、しかしアルバム全体を通して聴くと、FATHERとそれに続くこの「空の青と本当の気持ち」の壮大さにすっかりしてやられてしまう感じがある。

作曲がエマの単独で、だからこそなのか、この曲におけるエマのギターの存在感は圧倒的で、宗清さんがコメントで「彼のキャリアの中でも屈指の名演」と評しているのも頷けるところ。 DVDではTRUE MINDと、ライブ帝国に収録。どちらもそれほど時期的に離れてはいないのだが、しかしその時のモードの違いが出ているようで面白い。どちらの映像も素晴らしいですが、この「空の青」は圧倒的にTRUE MINDのものが心に残っている。アグレッシブなのはライブ帝国(LIVE DI;GAでの演奏)のほうなのだが、TRUE MINDではどこか粛々としたとでもいうような雰囲気があって、派手なアクションも一切無いのだが、それが余計この曲の広がりを感じさせてくれるような気がするのだ。 最後のエマのギターは、陳腐な表現が許されるのならば、本当に青い空を飛んでいるような気持ちにさせてくれる。

被害妄想の僕の歌をきみにも聴かせたい