8thアルバム「8」収録。

アルバムの最後を飾る曲というのは吉井和哉にとってたいてい大きな意味を持つ場合が多いが(バンドでもソロでもそれは変わらない)、この曲も例外ではない。 メカラウロコ8live at TOKYO DOMEの、本編ラストに演奏されたこの曲前のMCは、・・・正直、今でも(いや、今だからか)見るのがつらい、という気持ちになってしまう。 だってもう、だってもう、吉井は最後だと思って言っているのにさ。

「たくさんの希望と絶望と興奮をありがとう」 ・・・うん。こちらこそ、本当にどうもありがとう。

歩いていかなきゃ、延々、と歌われるこの曲なのに、この曲を聴くと頭に思い浮かぶイメージは、あの4人が一緒に歩いている姿ではなくて、立ち止まって一点をじっと見つめている彼らの姿だ。それは初めてこの曲を聴いたときから、ずっと変わらない。

12年前はどこにいた?俯いたまま出会ったね 巨大なモーターのエスカレーター それに乗り僕らは夢見たね