あなたにもCDあげたい

パフィーの新曲のタイトルを言おうとして、 くちびるシュレッダー と素で言ってしまいました。 猟奇! ぴーとです。

さて吉井くんに関係あるんだかないんだか、いやほぼ関係のない話であれなんですが、9月以降吉井のニューアルバムに加えてPuffyちゃんのアルバム、スピッツ2年9ヶ月ぶりのニューアルバム、民生カバーにユニコーントリビュートと欲しいCDがまとめてどわさ!とリリースされるわけなんですけども、でもこんな風に当たり前にシングルが出てアルバムが出て、ってリリースされていく状況って実は結構ありがたいことなんだよなあと唐突に思ったりしてみました。というのも、エレカシの新しいアルバムの発売が早く決まらないかなって思ってるからなんですけど。

エレカシは昔7枚目のアルバム「東京の空」を出したあとレコード会社との契約がうち切られ、その後事務所も解散してもう一度1からレコード会社をさがすためのプロモーションを約2年にも亘って続けていたということがあって、そのころはライブは続けていたけども、CDを出すことができず、宮本はいろんなレコード会社をまわって、他のメンバーはアルバイトをして生活費を稼いでいたという、イエローモンキーで喩えるならジャガーを出したあとTRIADから切られてボウインマンが解散、メンバーみんなアルバイト・・・ってあれ、想像したら出来ないこともないな、ともかくそんな結構ハードな時代があったわけです。

それで去年EMIとの契約が終了して今度はユニバーサルにわりとすんなり決まったみたいで、インタビューでの宮本先生の話からすると「いっちょうやったるでぃ!」という勢いのある会社らしくて、ライブでもどんどん新曲を披露しているし宮本の調子はよさそうだし、シングルもアルバムもリリースは伝えられていないだけで決まっているんだろうとは思うんだけど、わたしなんか5月に着うた配信されたんだから夏にはもうシングルでしょ!とか勝手に思い込んでいたのもあって、いまだになんの音沙汰もないとちょっと不安になってしまうのだけど、ファン歴の長い方はそういうこともあるさ、今は座して待つ!的な方が多くて、あーわたくしまだまだ修行が足りません、と恥じ入ったりたり。

でもそういう、契約を切られる、事務所がなくなる、そういうことってふとした運命の転がりようで誰の上にも起こりうることなんだなあと思う。自分が創りたくて、歌いたくて、でも出せない!そういうことだってぜんぜん、普通にあることなんだよなあ。吉井にはそんなこと関係ない、ことはないと思うんだよね、吉井だけじゃなくて、どんなアーティストにも。 だからこんな風に「音源」というかたちでどこにいる人にも等しく同じものが届けられる、吉井ちゃんのことを好きなあなたのもとにも彼のもとにも、そういうのってありがたいことですよね、ほんとうに。私は自分が「ライブ」というものに異様に執着するタイプだから、とくにそういう「音源」のありがたさを蔑ろにしがちでいかんいかんと思うのですが、ライブで彼のパフォーマンスに触れることはもちろんとびきりの幸せだけど、でもCDコンポやPCから曲が聴ける、どこにいても同じように届けてもらえる、届け続けてもらえるってしあわせなことなんだなーと思う。

なんかよかった探しポリアンナ風味になってきつつあるけど、でもまあそんなことを思ってみた。吉井さんも社長業たいへんだと思いますけどエサを待つ雛のように全国で口をパクパクしているヲタのことを想像して頑張ってくだぱい。逆にやる気を削がれそうな絵面ではありますけどそこんところは大目に見てくだぱい。