ほんとうのさいわい

つーことでフラゲ日ですよってに。

吉井が以前コラムで静岡「すみや」の思い出を語ったときに、静岡にいる間はぜったい呉服町のすみやで吉井のCDを買い続けよう!とか決意したばっかりに目の前にもほかのCDショップがあるというのにわざわざ呉服町まで出かけていく俺。なんだ、こういう「勝手に自分縛り」ってなんか破ると仏罰があたりそうでやめられないよね!(そうか?)

そんなすみやからバッカをつれて帰る途中にあった青葉公園のイルミネーションがこれ。

なぜ、龍。辰年でもないのに。

つってもこれはWESTERN DRAGONじゃないけどね。オリエンタルだけどね。

バッカにイルミネーションはよく似合う!ってことでぱちり。昇り龍!めでてえな!

バッカのPV自体はスペシャで初OAのときに、友達が「あと5分後にスペシャでバッカ!」と速報メールをくれ、おかげで早々に確保に成功し、しかもそれを見終わったあと友達に「見た!?」と電話、延々2時間近くバッカのPVについて語りまくったのでなんだかすっかり気が済んだ感じもいたしますが、せっかくDVDがついているのですからと何度かまたリピってみた。それにしてもDVDメニュー画面の吉井の格好良さってどう!私のこの「見下されたい願望」にボウボウメラメラと火をつけて下さってるわけですが何か。顎のラインがきれいね・・・!(うっとり)

なんだかんだ言っても実のところ私はそうとうなエイキストであって、過去のイエローモンキーのPVでもベスト3のうち2つが栄樹だし、って3つ全部じゃないんかい、うんそうなの、ちなみにいちばん嫌いなPVも栄樹・・・ってあれ、あたし本当に栄樹が好きなのか・・・?

そんなエイキーがバッカPVについて解説してくださっておりますが、解説・・・しちゃうんだ・・・(笑)そんな、探偵が最初に種明かしするミステリて・・・(笑)なんだー、エイキーも語りたくなっちゃったか?そうかそうかー

エイキーの言葉でいうところの「隠しながらわからせ」たいものってのがなんなのかってのはもう人それぞれのマイウェイですが、わたしが最初にこのPVを見たときに浮かんだことばは「もう帰ってこない」でした。何が?誰が?それはよくわかりませんけども、でもそれは冒頭の銀河鉄道の夜の印象も大きいよね、実際のところ。ちょうどこのPVを見る前に、ラーメンズというコント屋(自称)さんたちが「TEXT」という公演のラストで見せた、銀鉄をモチーフとした一編の素晴らしいコントを録画したビデオをたまたま見ていただけに、番組の1曲目でバッカが流れて最初があの言葉だったので、ひえーと思い、思いついでにほろりとしてしまったりもして。

手帳にはさんだ写真、誰も出ない電話、灯りのついていないアパート、食べるものも(きっと)いないだろうホールのケーキ。差し挟まれる「あの頃」。子供。神の子供。あの頃。

しかしそれにしても、吉井はやっぱり芝居の道は向いていないのか!と思ったり思わなかったりのPVでもあり、もう殴られるトコとかそれまでかなり肩に力入れて見ていたのにちょっと笑っちゃったもんね。平手て!そこはぐーぱんちでおながい!でもあっくんはほんと全然よかった、照れがないあのひと。よしいさんはいまいち自分への酔いが足りないよ!(ダメだしすなー)でも、冒頭はそんなに悪くない・・・っていうか結構いい・・・むしろすごくいい!よう!な!気が!して!くる!何、ここだけ何回も見すぎたから?まあ冒頭はあがたさんと松田くんがいいものね~。あがたさんの「予算ゼロ」の言い方とかすげーすきです私。何いってんの、作ったのは神様でしょ。キリストはねえ、神の子。あれ、今日生まれたのは?

キリストだよ、バカ。

(覆された宝石)のような朝

何人(なんびと)か戸口にて誰かとささやく

それは神の生誕の日

           天気/西脇順三郎