ICON

今日帰ったら佐川から不在票が入ってて、え、覚えない、なんぞ?と思ったら20thグッズのTHE YELLOW MONKEYのカレンダーだった。わあ!もう頼んだことをすっかり忘れるところだった!っていうか1月終わるじゃん!1月の写真どうしろっていうんだお! うーんでもこれ切り取るタイプなんで結局のところビタイチ切り取れずに終わる予感。

ちなみに1月がJAPANの表紙と同じ写真、あとその洋館で撮ったシングルのショットが4枚、それぞれの誕生月にライブ中のカットが4枚、いろんな細かいショットの集合が2枚、4人が映ったステージの写真が1枚(紫の炎のASIANBOY)。ちなみに私の部屋に今あるカレンダーはスピッツのです、去年の。(意味ない!)

 

COMPLETE SICKSも出ていよいよ20th祭りも終焉、あとはフジNEXTのメカラ20完全版を残すのみという感じですが、泣きたくなるほどノスタルジックになれるのも今のうち、ということでいろいろ昔のものを引っ張り出してためつすがめつしてみたりなんだり。 でもって、SICKSのリリースと同時期の昔のファンクラブ会報のなかから、「今この時間は僕たちのとても大切な瞬間だよ」的な、ほんとにおまいら隅から隅まで楽しそうだなオイってところを抜粋で載せてみるテスト。ブログタイトルに相応しくたまにはノスタルジーを配り歩いてもよかろうもん。 SICKSレコーディングやブライトンでの撮影などなど、まさにCOMPLETE SICKSのDVDの中にいた彼らの座談会形式のインタビューからの一部抜粋です。どぞ。

PETTICOATLANE feb.1997 vol.22 KICK THE CAMPAIGN

-イギリス滞在中に流行ったことはありますか?

HEESEY(以下H):キャンペーン対策!(一同大爆笑)今明かすかここで!ファンクラブのみんなにならいいだろう!

LOVIN(以下L):「RAINBOW MAN」って曲があるんですけど、合宿中にHEESEYが俺の部屋に遊びに来て、HEESEYが「ところでさ、この曲は俺たちがインドっていう言葉を一言も言わなくても、評論家のバカどもはインドって言うのかね」って言い出して(笑)。インドって書かれたらどう言ってやろうかってところから始まって(笑)。

H:キャンペーンとか行って「アルバム聴かせていただきました!1曲目、何とインドできましたねえ!」とか言われたときに、俺たちがどういう反応をすればいいかっていうところで、怒るっていうのはどうだっていうことになって(笑)。「おい、今何て言ったんだ!このバカDJ!そんなことだからいつまでたっても日本のDJはよくならないんだ!」って(笑)。

L:それで、初日は「ビートルズからやり直せ!」って(笑)。

H:それがどんどんブームになって流行だしちゃって、もうその「RAINBOW MAN」とかインドの話はどっかいっちゃって、誰かの悪口大会になっちゃって(笑)。じゃあ大森さんに対しては何て言おうかって(笑)。

L:ライブのオープニングに象を出すとか言ってたから「ちょっと待て!どうして象なんだよ!何象だよ!」って(笑)。

ANNIE:引っ張り出して(笑)。

H:「牙の生えてる方か?生えてない方か?」って(笑)。

L:それを夜中ずーっとやってたの。あらゆる人に対して。

-大森さんは本当に象を出すっておっしゃったんですか?

L:冗談だとは思うけど。

H:「ラ・ママのブッキングからやり直せ!」って(笑)。

L:そういうわけでインドっていう言葉はすごく特別な言葉になっちゃって。で、帰ってきたら案の定言われるんだ、インドって(笑)。

H:そのたびにメンバー顔合わせてググッて笑ってた。

-練習の成果は出たんですか?

L:いや、できなかったんだよこれが!(笑)

H:いくらなんでもそこまでは(笑)。やりかけたことはあったけどね(笑)。

L:(マンガの)レインボーマンと、この「RAINBOW MAN」は違うんだよ!って、ダチョウ(倶楽部)と寅さんを足したような口調でね(笑)。

H:じゃあ何で「だいぶたった」とか言ってるんだよ(笑)何でハモってるんだよ(笑)死ね死ねとか言うし(笑)

L:で、どうしても俺がシタール入れたくなっちゃって(笑)。三国さんにシタールの音ないかって言ったら、「おいちょっと待て。何でシタールなんだよ」って俺が責められちゃって(笑)、「アーグポリスからやり直せ!」って(一同大爆笑)

H:「そんなことだからいつまでたっても・・・」っていうのと、「△△からやり直せ!」っていうのは絶対入れなくちゃいけないの(笑)。

L:「売れない曲しか作らないんだ!」とか「鼻デカ!」とかそこまで言うんだよ!面と向かって!(笑)

H:ある意味、外国的なジョークだよね。

L:あとね、ロンドンで、僕たちが住んでるところから100メートルくらい離れたところにローディーとかスタッフが住んでるところがあって、ある日岸がね、スタジオにフラットの鍵を忘れたんです。そこは田中とかも住んでるところで、その合い鍵をなんでか知らないけどHEESEYが持ってたの。で、スタジオ閉まっちゃったからもう鍵取りに行けない、野宿だとか言ってるのね。それで、スタッフが俺の部屋に来たの。田中が「廣瀬さんが合鍵持ってるんですけど、遅いし怒られそうだ」って言うんです(笑)。俺が「じゃあお前手紙書け」って言って。田中ビビってるから「廣瀬さんすいません」って書きたいのが「廣瀬さんすいまん」とかなっちゃって(笑)。後から「せ」入れて(笑)。ただでさえ文章下手なのに、動揺してるからすごいんだ!わかんねえんだよ文章が!(笑)これね、僕原稿持ってるから会報に載せてください(笑)。・・・でね、田中がHEESEYの部屋に手紙を置きに行ったんだよ。だけど、HEESEYは実はその部屋から別の部屋に移っちゃってて(笑)。田中が手紙を置きに行っている間に、岸が帰ってきて「鍵取りに行けました。スタジオやってました」って言うから、「じゃあそれ田中に内緒にしとけ」って言って、2人で鍵がないないってつくってて。

H:で、田中が俺の部屋に来て、俺も「んだよぉ」ってドア開けたら、俺の部屋の前に3段くらい階段があって、その階段上がったところに俺の部屋があって、田中ビビってその階段で踏み台昇降してんの!(一同大爆笑)

L:それで鍵をもらって帰ってきたら「鍵あったよ田中さん」「マッジかよぉ~!」って(笑)。あれは面白かったな!

 

 いかがでしたでしょうか、「廣瀬さんすいまん」の真相(そこか・笑) しかし吉井ホントに楽しかったんだろうなっていうのがこのばーっと喋ってる感じからも伝わってくるよね!だって13年後に出すリマスタ盤のブックレットにも書いてしまうほどなんだもんね。 エマとアニーの発言がほとんどないけどこれはたまたまで、他のところではもっと・・・いやもっとではないか・・・もうちょっと喋ってるのよエマさん(笑)でも基本的にこういう座談会でもっとも喋らない人だしなあ、なのに一番爆弾発言するのもエマだっていう(笑)

今度2/6にあるTYOとBIG BITESの対バンライヴのタイトルがまさに「ラ・ママからやり直せ」なのはこのSICKSのときの思い出からなんだろうなあ、そういやヒーセがCOMPLETE SICKSがデイリーチャートとったときのblogのタイトルも「HOTEL宇宙船からやり直せ!」だった。なんか、そういう昔話で盛り上がったりして思い出したんかなあ。 アニーが25日にblogに書いてくれた「淡い心だって言ってたよ」のレコーディングの話、アニーはそのとき自分がその気持ちを口に出したことを覚えてるかなあ。吉井は、この淡い心を聴きながらアニーが「最高だね、ずっと続くといいね」と言ったことを、このSICKSのブックレットでも自伝でも書いてた。ほんとうにぴったり気持ちがシンクロしていたんだね。

このときのFC会報、裏表紙にバタシーパワーステーションの、あのSICKSのジャケットになったドアの前で4人が並んでる写真なんだよなあああ。なーんで気がつかなかったんだろう、ほんとあの「HEAVEN」のDVD見るまであのドアのウロコのような模様もそのまんまだってぜーんぜん気がつかなかったよー。こうやって今改めて見るとまた新たな発見がある、そういうのってすごく楽しい(俺が)。

バタシーパワーステーション、有賀さんが再開発される予定があった、みたいなことをHEAVENでも書いていらしたけど、その再開発計画はなくなって、まだ実際残ってる・・・みたいなんだけどどうなんだろう。少なくともgoogleMAPではまだその姿が確認できる。ああ・・・行きたいな(出た病気)。中には入れないとしても、外から眺めるだけでもいいや。 って結局、ノスタルジーを配り歩くどころか自分が波にのまれてどうすんだっていうね(笑)