祭りの最後を飾るのはこれ。
THE YELLOW MONKEYをよく知る人も、見たことがないような貴重な映像や写真が満載な、タイトル通り「メカラウロコ(目から鱗)」な内容でお送りします!
(番組HPより)
看板に偽りなし。
正直ここまでの番組とは思っていませんでした。1時間バージョンの地上波&BSでの放送を見て、そのときも思った以上にいいものを作ってくれた、愛情ある人が手がけてくれたんだなあとは思ったけど、本当に完全版がまさかここまでのクオリティとは。私もこのヲタ生活のなかで、もちろん先達の皆様には遠く及ばないながらもそれでも出来うる限りの映像蒐集に努めて参りましたが、ほんとに目を白黒させっぱなしでした。先に書いておきますが、これ2月19日に再放送あります。撮り逃した方はお忘れなきよう。
1時間50分の放送時間でしたが、一切CMが入らないため、地上波版の2倍どころか3倍近い放送時間です。見れば見るほど、いったいどれだけの映像資料に目を通したんだ、と思わずにはいられない。とにかくすごい。完全版のみの映像だったところを重点的に書きましたが、それでも異常な長さです。御覚悟!
・吉井が帽子をかぶっているのは浅草常磐座と思われるんだけど、このFAIRYって初出のような気がする。この日のライヴ、一部は放送されたけどFAIRYはその中に入ってなかった。つーか映像がきれいでもうどうしたら(笑)その後に一瞬映ってるROMANTISTも初めて見た・・・!
・92年渋谷ON AIR(この時はEASTってついてなかった)の映像は完全版のみですね。つーかこの審美眼、初期アレンジじゃないですか(卒倒)これは確かTVKのLIVE TOMATOで放送されてたけど、LOVERSも審美眼も見たことありませんでした。ちょ、これどんだけお宝番組なん・・・!っていうかこの日の衣装があまりにもみんな凶悪で印象に残ってたので、忘れただけで手持ちの映像の中にあるのかな?と深夜にがさごそ家捜しする始末。持ってる中にはやっぱり入ってなかったんだけど、インデックスに一言「エマの服が妖精」って書いてる自分に時を超えて思わずGJ。わかりやすい!
・中津川雅彦フォークジャンボリーきたーーーー!この時の、黒のニットマフラー巻いた吉井がそれはそれはもうキュートで、私たちの中では「吉井天使」と言ってあがめていた。THIS ISとかマジ天使だったよ・・・!
・しかもTEARS OF CHAMELEONの話を宗清さんが(笑)私この曲大好きなんですよね・・・もちろん実際に聴いたことはないけど、すげー思い入れある。つーかこの頃からイタズラ心満載だったんだなー皆。それを嬉しそうに話す宗清さんラヴ。
・パワステのVERMILLION!ぎゃー!かっこいいーーー!この日のZOOPHILIAはDVD BOXのBONUS DISCに入ってますね。エマの白ニット!この時エマが持ってるギターって吉井とお揃いのやつ?あのゼブラカラーのピックアップの。どうだったっけ?(誰に聞いている)
・アバンギャルドの前振りがレナウン娘(笑)そこからPVへの繋ぎイイ!
・パワステTHREE DOG NIGHT最終日、ドーベルマンDAY。始まった瞬間ぎょうえええええと叫びました。まさに卒倒もの。この日1日かぎりの登場だった「ジョアンナ」、そして「最後のワンピース」。こ、こ、これが見られるとはどうしたらいいんですか。この日のMCを起こしてくださってる先達の皆様のレポなどで知ってはいたけど、いたけどー!っていう。セトリを見るとRED LIGHTの後、そしてこのあとにはNEUROTICをやったみたいだ。ぎゃー!なんてドンズバな流れ!(ヨダレ)
・この時のこと、「おセンチ日記」でもちょっと書いてるよね。「魔の八月」を乗り越えた姿を今こうしてみられるなんてヲタ冥利に尽きる
・そしてそのどシリアスのあとにヤキソバンである。これ。これがTHE YELLOW MONKEY。つーか何回見てもアホすぎて最高です吉井さん
・A HENは正直何回見ても美味しく頂ける。変な飴玉大好きです。
・メンバーインタビュー。この「忘れられないライブ」は地上波の放送でもやってたけど、ちょっとずつ長いバージョン(エマは一緒かな)。でもって正直私はヒーセと気が合いすぎるんですがこれはもう結婚を申し込むべきですか。武道館のASIANは本当に格別です。アニーの選んだ96.1.12のライブは正直私にとっても神ライブであってアニー様ナイスチョイスですと申し上げたい
・全回違うよね、とメカラを振り返って語る吉井。「もうちょっと平均的にできなかったものなのか吉井和哉」こっちの台詞や!(爆)いやでも、それがTHE YELLOW MONKEYの良さだったと今になってみれば思うよ
・だから「魔法が起こった」だけ切り取るのヤメテーーー
・コニファーきた!ファンになり立ての頃このコニファーのライブのレポとか読んで身悶えしてたなあ。どうにかして時間が巻き戻らないものかみたいな。つーか吉井のウルトラマンとかどうなんでしょうか、どうもこうも最高ですよね
・FOUR SEASONSとtacticsの映像が96.1.12のアニーご推薦のライブになってる件。このFOUR SEASONSのイントロで吉井がマイクスタンド持つ手の角度からなにから完璧です(鼻血)
・JAMについてはコメントゲストが3組とも言葉を寄せてくれてる。それだけの楽曲だったってことだよなあ。レミオ藤巻くんの言った「世の不条理」っていうのはまさに吉井が意図したところだったわけだよね
・このあとTRUE MINDからの映像が続くんですが、そこでSPARKからCHELSEA GIRLへの流れを拾ってるところとかちょっともうフジNEXT、どんだけできる子なんだとしか言いようがない。でもってここでのDAIGOくんのコメント、これ全文引用します(鼻息)
・「CHELSEA GIRLの、ギターソロにいくところで、エマさんとヒーセさんが2人中心にきてガッと引き倒すところがあって。でワンカメなんですよね、ライブDVDでは。それがもう、決まりすぎてて。あそこもう何回見たかわかんないです」
・そう!それ!DAIGOくん今いいこと言った!そういうことなんです!THE YELLOW MONKEYのライブ映像楽しむってそういうこと!今完全に私DAIGOくんとわかり合ったよ・・・!(錯覚乙)
・でもってTRUE MINDからの映像がsweet&sweetとかI LOVE YOU,BABYとか(しかも釣りの場面からそのまま入れてるとかアンタもう神だ)、TRUE MINDの中でもヲタ的にマストです、というようなものの連打ですよ。ごめん今からちょっとTRUE MIND見てきていいですか(集中しろ)
・THIS IS FOR YOUの1番がフルで流れたよー(映像はメカラ7)。編集した人好きなんかな。こんなところでも気が合うなあ(笑)
・フジロックのSUCK、そしてラブショーとASIAN。ラブショーは見た記憶ある。でもこのフジの映像当時見るのつらくてなあ(笑)なので多分どっかに埋没してると思う・・・
・97年アストリアのTVのシンガーと紫の空。みんなちょうカッコイイ。この時の写真HEAVENにもあったけどもう吉井の美しさがハンパないっつーか、ここからどんどんあの若さゆえの美しさから儚さを湛えた美しさになってくんだよね・・・
・紫の炎のラブショーからトリビュートの音に。コメントゲストの中でトリビュート参加組の9mmがコメント。「すごい好きだからこそこだわりの1曲みたいなものを選ぼうとした」「誰もカバーしないような曲をやりたかった」「でも要点は押さえたい」「できればSICKSみたいなほんとに好きなアルバムから選びたかった」なるほど~!そうかそんなに思い入れもって選曲してくれたのね・・・(感涙)
・で!で!で!なんと!フジNEXTのできる子っぷりが炸裂しててこわいんですけど!トリビュートライブの映像を流してくれているのよキャー-!ここだけの話、マリーズ!マリーズを!と気がせいてしまった件。志磨さん「壁に両手をついて」のとことか動きまで完コピです本当にどうもありがとうございました。でもってトライセラのうまさハンパねえ。
・「球根」について熱く語るレミオの前田さん素敵。しかしバンドメンバーで語ってもらうとベースやドラムのリズム隊の人に愛好者が多い気がするのは気のせいかしら
・98年のアストリア格好いいなあ。パンチって何回も言うけどあんなにツアー回ったのにファイナルしか映像がないからこういうちょっとの映像でもすごく嬉しい。
・メカラ9のSubjective、エマと吉井もかわいいし、吉井が英語歌詞に変えた瞬間のアニーの「え?」みたいな顔がちょうかわいい←細かい
・パンチファイナル。あのー私、いろいろ見たり聞いたりしても、やっぱこのあたりの演奏がドンズバなんですよね。そりゃあんだけライブ行けばそうだろうよってことなんだろうけど。ビジュアルではもっと好きな時がたくさんあるんだけど、メンバー3人の音っていうかバンド感、でもって客席のくるった感じとかもすごく好き。甘い経験の「変な踊り」をスタッフが出て来て踊るときのあの客席、完全に頭おかしいよみんな。この映像見ると毎回ああほんっとにばかだったなあ私ら、でもって死ぬほど楽しかったなあっておもう
・そしてSO YOUNGをバックに有賀さんの写真とツアースケジュール・・・泣いていいですか(涙)この有賀さんの写真すげー好きなのが何枚かあるんですけどこれツアーパンフとか入ってないのもあるよね?有賀さんあのーHEAVENその2とかどうですか(だめだろ)
・メンバーインタビューその2。ライブでの印象的なシーン。もう私今日から名字を廣瀬に変えます今までありがとうございました。FOXYからSLEEPLESSへ移行する瞬間、そして飛んでくるタンバリン。そこを選ばないでなにを選ぶというのか、ほんとヒーセわかりすぎてる!FOXYのアウトロからそのままエマのギターが唸る瞬間の興奮度ハンパないっす
・でもってアニーよ、そこか、そこなのかっていう(笑)あーでもそういうところでアニーと吉井は気が合ってた感はあるかなあ。紫の炎の福岡マリンメッセの話はよかったお
・エマと吉井は2人ともSUCK。エマはあのもはや名物と言っても過言ではないお約束の絡み、そして吉井はメンバー紹介。そうなんだよなー、そういう意味でもSUCKはまさにTHE YELLOW MONKEYのライブを象徴する曲であったことよと思う。しかしSUCKの絡みだけを抜粋して見せられるとこれもうほとんど猥褻物陳列罪な件。見たことないやつもいくつかあった気がするなー。あと時々なんですけどこのSUCKの絡みでエマが吉井の頭をなでたり抱えたりするのがあって、それが個人的には好きでしたね。メンバー紹介はやるときとやらないときとあったよなあ。絡んだうえのメンバー紹介とかになるとほんとアニーの苦労がしのばれるっつーかご苦労様ですつーか、やーTHE YELLOW MONKEYのリズム隊はすごい(そこか)
・「THE YELLOW MONKEYには大衆演芸的なものが含まれてましたよね。どんなに本編がシリアスでも必ず最後はババンババンバンバンじゃないけど(笑)コタツでみかんな感じで終わるみたいな」すごくよくわかる、そして私が今に至るまでここまではまり続けているのはそれと無関係ではないと思う
・「この人達ってめちゃくちゃ盛り上げてもどこかに儚さがあった」有賀さんならではの重みのある言葉
・しかしフルではないとはいえ毛皮のコートのブルースまで流してしまう豪儀ぶり
・SPRING TOURのSPARKはなにげにライブDVD本編には入ってないのよねー。DVDBOXのボーナスディスクには入ってる。NHKのドキュメンタリではやってたかもしれん。なんかこういうのがね、この番組はもういちいちすごいというか、セルのやつだけまとめてちらっと見せて終わりですよっていう番組と一線を画しているところだと思うよ実際。こんなヲタ心を刺激される番組あっただろうか(いやない)。このSPARKのときのエマとヒーセ、アニーのアイコンタクトとかこれが萌えか・・・!って感じすらする
・レミオ神宮司さんのコメントは地上波ではカットされてたよねー。バンドを学生時代組んでいてよくコピーした、SPARKとかもうやっててめちゃくちゃ気持ちよかった、みたいな。3人ともそれを思い出してすげー嬉しそうな顔しててかわいかった
・甘い経験のダイブの前にあの打ち合わせの映像入れちゃうとことかもニクイよね~
・嵐のRIJF。藤巻くんがこの時の吉井がジャージだったと話を切り出したので「おお!やっとミュージシャンからのダメ出しが!」と思ったけど結果的に「ジャージなのにめちゃくちゃかっこいい、なにやってもサマになる」だった(笑)ふじまっきーちょっと吉井ちゃんのこと好きすぎなんじゃ(笑)
・でもってRIJFのサイキック!うわお!これフルで流れたことあったっけ?サングラスのヒーセがなんか迫力あり過ぎなんですけど!この曲の時の吉井は上着をまだ着ているので上下とも完全にジャージです、ほんともう・・・映像は後に残るんだから・・・!
・魔法が効かなくなったんだよね、を白抜きするのヤメテーーーー
・メカラ8のサイキック、ギターソロで好き放題するエマ(笑)つーかドーム広いなやっぱ!
・中原さんのことを話したMCからJAM。この流れだったから、この曲をフルで流して終わるのかなと思った。スペシャもこの曲をフルで流して終わりだったからそう思ったのかも。でも曲の肝の部分でコメントに入ったからあれって思ったんだよ。これ、地上波(とBS)でやったときはJAMのあとにエンディングだったんだよね
・で、ドームの引きの映像から「暁にー!」が入ってああそうだ、ASIANのやつやってなかった・・・と思って。それで嬉しいなって思ったの、やっぱりASIANだよなって、最後はASIANだよなーって
・地上波でやったときにもいろんな映像を編集したASIANはやったんだけど、1番だけだったのね。じゃあ1番はそのままなのかって言ったらこれ1番の部分も編集し直してるんですよ。今回のほうはリップシンクが徹頭徹尾完璧なの。たとえばアドリブっぽい叫びのところまでそういう映像を探し出して合わせてるんですよ。もちろん、あまりにも定番曲だから映像資料はふんだんにあるし、歌い方もほとんど固定されているからっていうのはあるだろうけど、それにしても凄い
・以前全曲感想書いたときに、「悲しきASIAN BOY」は最多である7枚のDVDに収録されていて、かつそのどれもが本編のラスト、またはアンコールのラストだと書いた。そして去年、メカラBOXが出て、そしてそのセットリストを見ればおわかりの通り、4度の「メカラ ウロコ」において、その全てで演奏された曲はたった1曲、この悲しきASIAN BOYだけだ
・昨日放送を見てから、このASIANを何度繰り返し見たかわからない。THE YELLOW MONKEYってどんなバンド?って聞かれたら、私はこれからこのASIANを見せることにする。これだよって、これがTHE YELLOW MONKEYだよって。強さと儚さ、シリアスさとおふざけ、静と動、光と影、そういものが、死ぬほどカッコイイ瞬間の連続の中から浮かび上がってくる
・こんなことを書くのは顰蹙かもしれないけれど、吉井にもエマにもヒーセにもアニーにも、これからどんどん楽しく、どんどん好きなことをやっていって欲しいと思う。だけど、この曲だけは、悲しきASIAN BOYだけは、4人のためにとっておいてほしいって思ってしまうんだよなあ
・最後はメカラ8のラスト曲へ入る吉井のMC
・我がTHE YELLOW MONKEYは、永久に不滅です!WELCOME!!!!
ほんっと見終わった後しばらく茫然、立ち上がれないってこのことかっていう。だいたい最初の1時間経った時点で(っていうかあの初期バージョンの審美眼と最後のワンピースで興奮しすぎて)これ最後まで体力持つのかなって思いました正直。でもって最後にあのASIANでしょ。決して悪い意味ではなく打ちのめされた、持ってかれました。今までの特集番組って、スペシャの時も書いたけど終わった後どうしてもしんみりしてしまうんですよ。でもこれはしんみりじゃなかった。あのASIAN見て身体がかーっと熱くなって、涙はボロボロ出てくるしでも興奮はMAXだしっていう。文字通り立ち上がれない。
最後の最後をすごいのが飾ってくれたなああ。もう感謝だけですよ。すばらしい「祭りの終わり」だった。私個人としてはね、全然祭りは終わりじゃなくて、これからも続いていくと思う、自分の中では。この20周年祭りを一緒に走っていて思ったけど、結局のところ私はずっとイエローモンキーっていう名前の本を読んでいて、それはまだ続いてるんだよね。バンドは終わってしまったけど、4人の物語は続いていて、それがまた重なるときがあるにせよないにせよ、その物語を読むことはやめられないんだと思う。
休止の一報を知って会社のロッカーを殴ってへこませた日、あの白い手紙が届いた夏の日、4人でやった最後のJAM、そういうところからここまでよくぞきたもんだ、みんなも私も。それがこの20周年にいろいろと報われたなあって気がする。メンバー、スタッフ、ボウインマン、フジテレビ、その他数々の関係者の方々にどうもありがとう!って伝えたいです。すばらしいお祭りだった、ありがとう!最後に言わせてくれ、我がTHE YELLOW MONKEYは、永久に不滅です!