ARABAKI ROCK FES.レポート days1

前日からお友達の家にお泊まりさせて頂いて、土曜日は6:45大宮発の新幹線に乗るという、私にしたらものすご早起きなスケジュール(笑)8時に仙台について、とりあえず荷物をホテルにIN。前々日までの雨でぬかるんだ地面を危惧して長靴をいちおう購入していたのだけど、現地からのtweetにより「ほぼ乾いている、長靴なしでもGO」との情報を得て靴もホテルに預けました。はーこういう時便利だねついったー。

 

並んでいるかなあと思ったシャトルバスは待ち時間0分で乗れるというスムーズさにおいおいどうしたコレと浮かれる。会場に着いたのも想定時間よりちょっと早いぐらいでした。風の草原の入り口から入場して、とりあえず全体像を把握すっぺ!と磐越から陸奥まで律儀にひとつひとつステージを確認して回る私たち。いやほら、初めてくるフェスだからさ~。 陸奥後方にシートを敷いて、ところでスイートエモーションが出店しているらしいけど場所はどこなんだ、と相当探す。ほんっと探したよ!ツイッターで聞いたけどもちろんリプライなしだよ!ツイッターの使い方わかってんのか?(笑)フードエリアマップを目を皿のようにして探し、なんとか場所確認。 先生・・・人がいません・・・ あまりの閑散ぶりになんつーか、買うつもりなかったけど(いやおいしそうだったら買ってもいいかなと思ってたけど)もうここ(店の前)まで来て買わないとかムリ!ってぐらいプレッシャーが(笑)フォー・・・はちょっと今違うし・・・スペアリブも・・・うーん・・・結局肉巻きおにぎりを買っただよ。 普通だったよ。 ハイ次!(笑)

TRICERATOPS@磐越

ARABAKIいっぱつめは磐越ステージのトライセラ。風の草原だけあって結構風が強い!でも涼しくていい感じ!始まる前のジングルをここで始めて聴いたんだけど、三味線の音と全出演アーティストの名前をコールする声が重なり、最後に「アラバキ」。ぎゃああかっこいい、これ着メロとかあったら絶対ダウンロードする! いつもラフな服装でお見かけすることが多いんだけど、この日の和田唱は鮮やかなトルコブルーのインナーにグレーのジャケットというとてもシックないでたち!林君もジャケット着用でした。寒かったからかなー。ギターの調子がしっくりこなかったのか、ローディーとのジェスチャーでのやりとりが2曲目あたりまで続いてた。イヤモニしてたんだけど、それも1曲目ではずしてたと思う(フレーズの合間に一瞬でぶちっと外すのがまたかっこよかった、ってミーハーですいませんすいません)。音が安定してからはさすがのステージングで、新曲(canとcan’tのパスポートって聞こえたけど違うかも)、トランスフォーマー、future folderで踊りまくり。佳史さんのドラムも相変わらず素敵!それにしてもワダショかっこよかったなあ、ジャケットの裾を何回か払いのけてて、そういう仕草とかにいちいちツボりまくりんぐでしたよマジで!

・KAN@花笠

何を隠そう(隠してない)、私の大学時代はKANちゃんとともにあった・・・といっても過言ではないという。えーもうそれこそ20年ぶりぐらいになるんじゃないか。花笠はテントステージなんだけど、日差しの恩恵をこうむっていない為か唯一足場がドロドロで、下手の地場がまだ大丈夫だったのでそこに避難して聞いてました。ステージはピアノ一台の弾き語り形式。どこの舞踏会ですか(笑)みたいな貴族スタイルにナポレオン帽子で登場。笑いました。そして一発目から「愛は勝つ」!いやあねえ、なんかこうKANちゃんの声を聴いた瞬間にものすごい勢いでフラッシュバックっていうの?走馬灯のようにあの頃の日々がめぐりめぐるつーの?マジ泣きかけました。20年近く前の曲だけど、めっちゃ大合唱だったし、曲が始まった瞬間のテントの中の歓声もすごかった!そのあとの「君が好き胸が痛い」「まゆみ」とか今でも完全にフルコーラス歌えるんだから、記憶って不思議だ。

「ソングライター」の歌詞とか、そうそうこんな風に「歌を歌ってる自分」を俯瞰で書くような歌詞が好きだったなあってことを思い出したりしたなあ。MCもめっちゃ楽しくて、新曲の「よければ一緒に」をやる前に「これは皆さんの協力なくしては成り立ちません」「同じフレーズの繰り返しなので、じっと聴いていればよほどの頓珍漢でなければ意図がわかるはず」「・・・よほどの頓珍漢って言葉、不思議ですよね」とか、あと来る道すがら「次郎長食堂ってのがあって」「次郎長だと思うんですよ、でも郎の字が落ちてて」「次長食堂になってた」とか、どうでもいいにも程があって大好きすぎる(笑) そのよければ一緒に、のフレーズの、音程のあがり方とかが、ああ、まさにKANちゃん!という感じで懐かしかった・・・ほんとに青春時代がよみがえりました。 物販をのぞきに行ったら近くに川崎町のブースが。ここかあ~~。物販は冷やかすだけの予定だったのにサニーデイのTシャツがとてもかわいかったので買ってしまいました。完全に冷やかされておる。そしてそばみそ田楽を食べたよ!うまかった!陸奥後方のシートに戻ってTOKYO №1 SOUL SETを聴きつつ小休止。ハルカリが出てきてブギーバックやってくれてた。名曲。

 

エレファントカシマシ陸奥

陸奥ステージに今年からモニターがついたらしいんだけど、あれだ、モニターの位置が低いんだなあれ。せっかくなのに、もったいない。ちょうど西日が差し込んでくる時間帯で、このときが一番暑かったかなあ。といってもそんな、暑いってほどでもないか。暖かいって感じ。 Sky is blue、今はここが真ん中さ、と最近おなじみのスタート2曲で始まり。宮本は黒のシャツに黒のジャケットをお召しでした。Sky is blueのとき、頭上の青空を指していてオーディエンスが歓声で応えるとことか、野外のフェスならではでぐっときた。悲しみの果てはフェスでは必ずといっていいほどやってくれるけど、今宵やガストよりも人気があるような気がするなあ。もちろん私も大好きな曲です。 ここで男椅子が出てきて、ん?なんだろと思ったら宮本がアコギを持ったので、まさか珍奇?みたいな。「20年前ぐらいにつくった曲」「バカヤローっていう、そういう曲です」といって始まったのはやっぱり珍奇男でした。うひゃー。フェスで聴く珍奇男というのもなかなかすごい。アウトロの回数が決まっていないのでいつもドキドキするんだけど(そして終盤ハラハラしたんだけど)、きちんと決まってよかった! さよならパーティーも結構フェス常連って感じかしら。そのあとのMCの、次の曲紹介での「月を見上げて」という単語にすばやく反応するオーディエンス。今宵の月のようにのサビはみんな歌ってたなー。ほんと、フェスでいろんなバンドを見るたびに思うけど、こういうアンセムがあるっていうのは幸せなことだよね。YO-KINGも以前「やらなきゃいけない曲がたくさんあるって幸せなこと」と言っていたけど、ほんとにそう思う。そのあたりが、ワンマンとはまた違う反射神経を求められるところでもあるだろうなあ。

みんなにささげます、といういつもどおりの紹介からハナウタ。全身で唄う宮本、ハンパなくかっこいい。モニタ越しに見る顔もほんとにハンパなくかっこいい。新曲の「幸せよこの指に止まれ」の曲を紹介するときに歌詞の一部をそのまましゃべって「そういう歌です」と言っちゃうのもかわいかったなあ。「みんな、かわいいぜぇぇーー!」って言ってくれたのどの曲のときだっけ。宮本にこういう風に言われるのすごく好き。 最後はFLYER、そしてガストロンジャー。今日のガストはかなりオリジナルに忠実な感じでした。最初シャツをインで着てたけど、ガストの時には完全にアウトになってたし、しかも曲の途中でボタンを引きちぎるように胸をはだけさせてたよ宮本先生。あーしかし、見れば見るほどこの人のかっこよさにはうたれまくる。人間としてのかっこよさっていうのか、ほんと。男も惚れる男だよね。

次のお目当てのBirthdayまで若干時間があるので、フードエリアで腹ごしらえ。私は利久の牛タンを食べました。やっぱり牛タン食べておかないとね。鰰でやっているクロマニヨンズの音がすごく聞こえて、あーヒロトの声久しぶりだなあ~~、みたいな。っていうか鰰はこの時点で相当押してたんだよね。食べ終わってから鰰に向かってみたけど、いやこれステージ選択間違ってやしませんかっていうほどの人人人。通路にまであふれてた。いやそりゃそうだよ、見たいよそりゃクロマニヨンズ。ホントは次のブンブンを半分ぐらい見てから磐越ステージに向かう予定だったんだけど、30分近く押してたので2曲ぐらいで移動。しかし鰰はぐるっと桜に取り囲まれていて、その中であのブンブンの光と音、圧倒的なBPMの速さ。思わずトランスしかけた。かっこよかったなあ~~。

The Birthday@磐越

全体でも本日ラストのステージ。日もすっかり落ちて、どんどん気温も下がる。でも寒さに震えたかっていうとそうでもなかったです。やっぱ寒さには一応の耐性あるんだなあと思った。暑いよりはホント、ぜんぜんマシ。 磐越は風の草原に設置されているだけあって風の吹き渡る中柵前で待っていたら、隣にお子様連れのパパがいて、その子がまためちゃキュートだった(笑)必ず子供に圧倒的な勢いで懐かれる友人がしばしコミュニケーションしてて、かわいい、連れて帰りたいと言ってました。 1曲目がFREE STONEで、おっ、お友達に最新アルバムを借りていたのでこれは知ってる!みたいな。イントロなしでいきなりチバボーカルで始まるのがかっこいい。割と近くで見ていて、私Birthday見るの初めてだーとか思ってたんだけどよく考えたらフェスで1回見たことあったんだった。いやでもあの時はすごく後ろだったので、こんなに表情もわかるぐらい近いのは初めてだー!キュウちゃんもよく見えた。ディグ・ゼロの始まり方がかっこよくて(っていうか私は曲名を知らなかったんだけど、前述のお子さまが「でぃぐぜろー」と呟いたのでわかった・笑)キュウちゃんが小声でカウントを言うのがかっこいくてキュウちゃんガン見しておりました。

MCほとんどなかったけど、途中でチバさんが星見えてる?というような話をして始まった曲(涙がこぼれそうという曲だと後で教えてもらいました)の時に「俺たちいまARABAKIだろ」と言ったのがめっさかっこよかったです。 アンコールの時、ステージに現れるなりチバさんが開口一番「・・・物足りないよねぇ?」ぎゃーなにソレそんなん言われるの大好きですハイ物足りないです!みたいな気分になった。アンコール一発目(NUDE RIDER)の踊れる曲っぷりがまたハンパなく、男子が続々と前方に突っ込んでいってたなあ。最後の曲、ものすごくいろいろ展開していく曲で、長かったけど好みだったなー。 終わったあと、バス乗り場に向かっているときに携帯を打とうとしたら完全に手がかじかんでて笑いました。体感温度はそんなにさがってなかったんだけど、そりゃ手はずっと出てるもんね・・・なるほど手袋とか売れるわけだね・・・みたいな。でも寒さでギブ!とかじゃぜんぜんなかったし、やっぱりいい時にいけたなーと思います。バスを30分ぐらい待って、ホテルに着いたのは0時回ってた。慌しく風呂に入って温まって、翌日に備えて就寝。っていうか、先にお風呂使わせてもらって、友達が入るときにはもう「だめだ、落ちる」みたいなことになってた。先に寝ててねーというお言葉に甘えてベッドにもぐりこみましたが、多分ね・・・30秒で寝てた(爆)そして朝まで一度も目を覚まさず。便利な体質だよホント。 というわけで、2日目に続く!