6月24日、名古屋Electric LadyLand。
・twitterでフォローさせて頂いている方が名古屋でYO-KINGがこんなライブやりますよ、とtweetされてるのを見てすっげ軽い気持ちで優先予約申し込んですっげ軽い気持ちで当たってすっげ軽い気持ちで当日を迎えたんでした
・もともとそういう枚数設定だったのか、発売枚数にあわせて客席をああいうセッティングにしたかはわかんないんですけど、electric lady landだから当然スタンディングだろうと思ったら、椅子席だったんです
・あの会場にずらーーとパイプ椅子
・多分客席150~160ぐらいしかなかったんじゃないか
・しかしこの日の150人強の観客は本当に贅沢な時間を共有したとおもう
・最初にYO-KINGが出て来てご挨拶
・「今日は特別な日です」「今日はすごいものが見られますよ!」「今から今日のステージの音源だか映像だかを見るのが楽しみです」「いや、どこで出すってわけじゃないけどね」「何言ってるかわかんなくなってきたな・・・」
・出る前に、いっぱい褒めろ!って言われたからねと笑って、僕の中学生からの、そして今でも永遠のアイドル、最高のギタリスト、最高の詩人、あの顔、そしてあの体型(笑)いつでも最高にすてきな、僕の憧れ、仲井戸麗市!CHABO!
・ベースの早川さんとお二人並んでCHABO登場
・なんていうか、ほんっとにキュートなひとだった
・YO-KINGのことはもちろん知ってたけど、5月にフェスで一緒のステージに立たせてもらって、それで仲良くなった。このステージにはその前から声をかけてもらってたんだけど、面白そう、やるやるって。友達がふえるって嬉しいね(笑)
・「月がとっても青いから遠回りして帰ろうか」って歌詞にインスパイアされて作った、というBLUE MOONもめちゃ格好良かったんだけど、そのあとのBGMに私はしびれた、しびれまくった
・CHABOさんはセミアコを使ってらっしゃったんだけど、あのセミアコ1本でどうやったらあんな音が鳴るのだ。ほんとに同じギターなのかと思うほどに音色が多彩
・ときどき左手を完全にネックから離してストロークする姿とか地団駄踏むかっこよさだったよマジで!
・しかも煽り方がチャーミング、歌ってるときももちろんいいんだけど、ギターソロのときはさらにぶわわああああ!ってオーラが出る感じ
・椅子に座ってるけどみんな手も足も踏みならして指笛歓声しまくりで大盛り上がり
・BGMの前のMCで「YO-KINGのこといろいろ調べてて(笑)」「なんかねー、俺は絶対もうインドアな人なんだけど、YO-KINGもそうだと思ってたら結構アクティブなんだね?スポーツが好きだったり」「ヒップホップのグループもやってたとか?」「それで対抗するんじゃないけど、俺がねえ昔に作った曲で、最近環ROYって若いコがカバーしてくれたらしいんだよ。(知ってる-!の声に)あっ知ってる?有名なんだよねあいつ…それでまあ、ラップじゃないけど、そういう要素もあったのかな!ってことで」
・YO-KINGのCDもいろいろ聴かせてもらったんだけど、明るいアッパーなものもいいけど、こういう曲もかれの本質じゃないかと思うんだよな、と言って「夜」をカバー
・1970年代の終わりごろ、さびれたアパートでこんな話をした。なあCHABO、なんかライブの最後に、どかーんと盛り上がる曲が欲しいなあ!そうだな清志郎、じゃあこういうのはどうだ?雨上がりの夜空に!OK,CHABO!
・そしてあのリフ
・ホントにホントにほんとうに目の前で、CHABOが、あのCHABOが、あの名曲のリフを、腰を低くかがめて力強く弾いている、舞台を所狭しと動いて、客席を指さして、煽って、あの声で歌う
・この曲の時だけCHABOさんはエレキを使った、それはどこかいびつな形の、じゃがいものようにも、北海道のようにも見えるギター
・友達が作ってくれた、電気屋の息子でねそいつ、いかすだろ?
・弘法筆を選ばずとはこのことか
・イエって言えー!イエって言えー!イエってイエってイエって言えーー!!
・ふるえるような興奮だった、もう歓声と、指笛と、叫び声でめちゃくちゃ。
・曲間のときいつもCHABOさんはもっともっとって客を煽って「もっと褒めろ!」「褒めると調子にのるから!(笑)」
・今年の10月9日で還暦を迎えます、その日にちょうど60本目のライブをやるようにスケジュールを組んでもらってます、とのこと。しかしとてもじゃないけど還暦になんて見えない!全然見えない!
・最後の曲は「ガルシアの風」。グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアが大好きで、1日1日幸福を積み重ねられていけたらいい、という気持ちをこめた
・このガルシアの風がとにかくすばらしかった。曲の途中で演奏がほとんどストップして、CHABOさんの語りのようになるところがあるんだけど、それはまさに劇的な瞬間だった。再び静かにはじまる優しいギターとベースがたまらなく泣けた
・10分ほどのインターバルで、YO-KING登場
・開口一番「いやー・・・すごかったねCHABOさん」
・ひとのライブを見て、こんなにも感動したのは久しぶり。もっと見ていたかったなと思ったけど、その中で自分が出てこなきゃいけないっていう、この空気ね!
・最後とかほんとにぐっときてしまって・・・でも悲しいかな泣くと喉って閉じるんですよ。だから僕がこのあと高音が出てなかったら、それはCHABOさんのせいです!(笑)
・そういうエクスキューズを聴いてしまったからか「いつかのうみ」の高音が気になった(笑)
・なんかねえ、全体的に、あのいつもの余裕綽々、みたいなYO-KINGじゃなかった、とくに最初は!だんだん調子が出て来たけど!
・ゲストの藤原ヒロシさんが出て来ても、延々CHABOの話をするふたり。YO-KINGがとっちらかって「王様のアイディア」のことを「キングの王様」と口走る場面も。藤原さん最初はするっと流して、あとで「さっき「キングの王様」つったね(笑)」YO-KINGも「言っちゃったね...キングの王様て…(笑)」
・プカプカのカバー嬉しかったな~。すきなんですこれ。女唄が好きなだけとも言う。でもYO-KINGの声で「あたいタバコやめないわ」なんていいも悪いもそんなのいいに決まっているのです(断言)
・マイ・バック・ページのまえに、この間ディランを見に行った話を。すごく良くて、それでディランがまったくMCをしないのを見て、ああ、そういうのもいいなあと。でも今日CHABOさんのステージ見て、やっぱり喋っていこう!と思いました。喋らないほうがそりゃラクなんだけどさ(笑)
・そうそう、CHABOさんの最後の曲がジェリー・ガルシアに捧げる曲だったけど、YO-KINGの新曲もなんとジェリー・ガルシアをとりあげた曲なのだ!「すごい偶然でしょ、いまどきジェリー・ガルシアなんて俺ぐらいかと思ってたのに・・・!」と嬉しそうなキング(笑)
・「遠い匂い」の前にもCHABOさんの話、というか今日はよーきんはMCでCHABOさんの話しかしてない!(笑)
・何にいちばん感動したかっていうとね、とYO-KINGは言って、しばらく胸に手をあてて黙っていて、そして「CHABOさんがどんどん前に行ってるっていう、それにいちばん感動したな、うん」アコースティックでも、こんないろんな形があるんだ、もっともっといろんな事ができるんだって見せてもらえた、と
・ホント、アコースティックって静かに聴くだけじゃないんだよなあっていう、セミアコとウッドベースだけであんな風に叫んだり足を踏みならしたりハンドクラップしたり、ああいうこともできるんだもんな
・またまた10分ぐらいのインターバルで、再びYO-KING登場!もうから顔がにやついてるんですが先生大丈夫ですか(笑)
・YO-KING「今から夢のような時間がはじまりまーす!」
・CHABOと早川さんが再び登場して、YO-KINGとハグハグ
・そしてなななんと、今日のために新曲を書き下ろしてきましたとなーー!!
・CHABOさんからYO-KINGにお手紙がきて、「よかったら共作しませんか?忙しかったらいいんだけど~」って、断れるわけないだろー!(と言いながらガッツポーズのキング)
・しかも2曲も!!!
・モチーフをCHABOが考えて、YO-KINGが後半部分を書き足したらしい。しかしそんな、そんなものを、このたった150人強だけで共有させてもらってしまっていいので!?
・まったもうアコギを弾くYO-KINGがすんげえ一生懸命なのな!でもってそれを余裕綽々のCHABOがのぞき込んだりして、それでよーきんがちょっと照れて笑ったりして、ああもうこの感動プライスレス
・CHABOさんの「ティーンエイジャー」をカバーしてるときのYO-KINGの笑顔忘れられん
・「この会場にいる誰よりも、僕がいちばん幸せです!」
・最後は「毎日がブランニューデイ」。これ、Radio ROCKのときにYO-KINGがカバーしてたんだよね。すっごい合う!と思っていて、それでARABAKIでCHABOさんのを聴いて、いまこのELLでその二人が一緒にやってるところを拝めるなんてええええ
・365パーセント完全に幸せ
・ホントそんな気分
・アンコールは「heyみんな元気かい」
・あーほんと最高だった、最高すぎた。軽い気持ちでチケットとって軽い気持ちできたけど、こんなにも濃密な時間を、贅沢な時間を過ごせるとは!
・CHABOさんの魅力にもう会場中めろめろりんだったよ、早川さんの渋格好良さにも参ったしYO-KINGはYO-KINGでかわうい!かわいすぎた!もう!くぬやろ!
・ともかく誰よりもYO-KINGにおめでとうと言いたい、そんな夜でした!