吉井和哉 Flowers & Powerlight Tour 2011@神戸国際会館こくさいホール レポート

前日はお友達とうまい食事とうまい酒で延々深夜2時まで吉井をネタに喋り倒し、そして明けて翌日またライブ。ああっ、これこそツアー!ツアーって感じ!久しぶりにアートコンプレックスの前を通ったりして、町家カフェでうんまいランチしたりして、優雅!平日の昼間に!優雅!と自分でうっとりしましたすいません

神戸は時間的にも余裕があったのでグッズの事前販売に行ってみました。結構な列。20分くらい並んだかしら?(20分で結構とか言うなよ)しかし買ったのはおそらく通販にもなるであろうツアーパンフとツアー共通Tシャツぐらいだっていうね…いやでもTシャツとかちょう久しぶりに買ったよ!バックに会場名が入ってるのがいいなと思ってさ!紫だし!

以下パンフの話も含めてネタバレ!

開演までTOOTH TOOTHでお茶。ムフー。パンフをぴらぴら見ていたら今回はインタビューが掲載されていて、そのインタビュアが押部啓子さんだったのでうっきょー!となった。ほんっっとにかゆいところに手が届くインタビュー!正直今回たくさんでた雑誌の中でこれが一番よかったんじゃないか。あとね、押部さんもほんとに何回も見てるんだなって思うけどさ、吉井が「メロンを」って言っただけでそのあとに続けてくれるとかさ、もうニヤニヤしちゃったわたしは。でもってFLOWERを新幹線のなかで聞いて泣いちゃった、という押部さんに、新幹線いいよね、あれは景色のおかげだよって吉井が返して、ほんと私すごくよく新幹線に乗るけど、あの窓の外を流れる景色のちからってほんとハンパないっていつも思ってるので、ああそうそう吉井!そうそう!とぶんぶん頷きまくりました。写真も、ここんところ媒体で出ていた写真がうじゃうじゃ載っているので、うん、このパンフでオールインワン!みたいな感じあります。おすすめ(回し者かヨー

姉と落ち合って会場のほうに。京都もわりかしいいお席だったんですけど、神戸はさらに一歩前へ!という感じで、しかもど真ん中すぎて佳史さんが完全に吉井とかぶって見えないという。今日は神戸在住の姉が取ってくれた席なのでおねーさまの強運に感謝!

モバイルでもぶれぶれでUPされていましたが、今日の吉井さんはあかるいグレーのジャケットをお召し。途中で着替えたシャツは白黒でしたってなんだその表現。でも白黒でしたとしか言い様ないwここまでライブハウスホールライブハウスホールとツートンカラーの縞模様の波だったので、初めてホールホールと続く中セトリは変えてくるのかこないのか、ツアー序盤過ぎてそれどころじゃないのか、楽しみは尽きません。

今日は昨日よりも押さなかったんじゃないかなー。やっぱりマイウェイはざわっとなりますね。登場した吉井、ギターをかけてスタンドの前に立ってカウント、ドカーン!と入るその瞬間

ガツッ

と音がしてスタンドにぶつかりマイクが落ちた(爆笑)飛び出してくるローディーさん、ほんとご迷惑おかけしますぅ。よかったイントロ長い曲でよかったよ。そして本日のCHELSEAでは従来通り左から右へなぎ倒していた吉井ちゃんである。なんだったんだ昨日の上下バージョン(勝手にバージョンとか言わないでください)。そうだ、VSのときだったかな「だましたつもりが~」のあたりで、下手の照明の前でぺたんと座って照明に向かってちょう当てぶりしてたんだけどあれもしかしてカメラあったのかな。それにしても「不幸の中にも幸せが」みたいな歌詞でむりやりあてブリをするよしいの可愛さよ

折角なのでギターよく見ようと思ってたんですけど、まあ思っただけだったっていうね…とりあえず記憶にあるのはすでにお馴染み335と黒のフライングVテレキャスジャガー、あともう1本ぐらいあった気がするアコギは別で。335は2回登場してましたね。イースターに入る前にギターをかけるんだけど、こう、深々と一礼!みたいな姿勢でじーっとローディさんがかけてくれるまで待ってて、かけてもらったらこっちに顔向けてにこっとわらったのがちょうちょう可愛かった!

そして昨日はアンコールだったCHAO CHAOがこの位置に!うはっ!いやもう昨日見たところだから動きもハンドクラップもばっちりよ!吉井が宮尾すすむをやる位置を1つ間違えて、うひゃひゃって笑ってたのもカワユスだったなー、って冷静に考えてなんなのこれ、ライブのレポで宮尾すすむの位置を間違えるってなんなの、でもそんな吉井が好きいいい。そして最後はやはり勝手にしやがれ沢田研二風なのであった。たまらん。

MCで、この会場でやらせてもらうのは初めてです、と吉井。すごくいいです、大好きです、隠れ建築ファンとしてはたまりません!(また…)(よしいしってるかきのうのきょうとかいかんはそのすじではゆうめいなけんちくなんだぜ)音も、今のところとてもいい感じでやらせてもらっています(なんたって音響家が選ぶ優良ホール100選だからな!)。あの、バルコニーっていうの?あの木目がいい!なんかサッポロポテト入れたくなるね(うっかわいい…)(結局それ)。今日は言いたいことがたくさんあるんだけど、ここで全部それ言っててもね、時間もないし。おいおい話していけたらとおもいます。

球根のイントロのときに、ずっと手を開いたり閉じたりしながらステージの上を止まらずに動いていて、そうやって集中してるのかな、と思いながら、まるであの手の動きは「人生の終わり」のときみたいだなって思った。そういえばパンチドランカーのツアーのときは最後の方はこの高音が出なくて、下で歌ったりしてたんだもんなあ。途中で吉井がじっと前方を見つめながら歌っていて、なんだか射すくめられるようだった。今日もすべてを振り絞るように歌っていたけれど、しばらくあとのMCで、もうさー、44歳にもなるからさ、といって、いろいろなことが頭をよぎって、うるっときてしまうね、と言った。

私の大好きなクランベリー、昨日は聞きながら確かに音源に比べれば佳史さんのほうが断然上手いんだけど、ツボに入るのは吉井のドラムの方なんだな、なんでかな、と思ってたんだけど、今日はがっつりツボに入るリズムで気持ちよく頭を振れました。あと吉井のピックスクラッチが見られるのでそこんとこも要チェックやな!と。続いてのシュレッダーはとにかく佳史さんのドラムがすごかった印象。途中で吉井が立ち位置をずれたときに視界に入ってきたんだけど、ほんともう入魂、というのが相応しいドラム、思わず立ちすくんだ。もちろんうまいし、でもってほんとに楽曲との相性がいいんだなあって改めて実感します。

ONE DAYのときに吉井がオフマイクのまま、こうべー!!!って2度言ったのすごくぐっときたな。いつもオーディエンスの両手が高々と掲げられる曲だけど、この曲のときに限らず、そういうオーディエンスの熱い反応を吉井はとても喜んでいて、そのたびにぱっと顔を輝かせているのがすごく印象に残ってる。バラ色は前置きなく始まって、吉井が「東北にむけて」と言い、そこでいっそうみんなの声が大きくなった感じがした。うちの姉が、そもそも私がTHE YELLOW MONKEYをどんだけ家でくるったように見ていてもぴくりともなびかなかったやつで、それがツアーとなれば足を運び携帯サイトの会員にもなるようになったのは39108の「バラ色」がきっかけなんだそうなんですよ(ひとごと)。しかも妹ががっつりDVD持ってるのにYoutubeで観てはまったとか意味わからん。まあしかしそんなひとなのでそれはそれは喜んでいた。よかったねえ。

LOVE&PEACEの前のMC。13年ぶりの神戸です。プライベートでもあまり来ないから…。13年前はね、パンチドランカーというツアーで来たんだけど、そのときはハーバーランド…合ってる?ハーバーランドの仮設の方でやらせてもらって。阪神淡路大震災のときは忘れもしない、THE YELLOW MONKEYの4枚目のアルバムのsmileのプロモーションの初日で、大阪からスタートするはずだった。とりあえず浜松まではきたんだけど、とてもCDの宣伝をするような状況じゃない、っていうことになって…。でも今こうして、本当に美しい街になっていて、簡単にいうような言葉じゃないけれど、すごい、皆さん頑張ったんだなと思いました。今年きっと、いや必ず東日本でライブをやるので、そのときにね、あんなに悲しいことがあったけれど、今こうしてまた美しい街になってる、なることができるんだってことをきっと伝えてこようと思っています。とても長い道のりになるだろうけど、皆さんの力を貸して下さい。

ときどき舌がもつれてたけど、やっぱりこのMCはじーんとした。16年前を知っている人は多かれ少なかれそうだったんじゃないかと思う。だからそのあとのLOVE&PEACEはどうしても泣いてしまった。絶対に間違えそうにないところで吉井の歌詞があやふやになったのはなんでだったのかなあ。フレーズの出だしとかじゃなくて、桜の、まで言っているのに「血のかたまり」があやふやになった。それでも最後まで、力強く歌っていたけれど。

アンコール、またわいのわいのと隅にかたまるおじさんズ。吉井はアコギを手にしてやおらアルペジオ。SECOND CRYのイントロ…!

ひえええええ

って思わず隣の姉の手をつかんだんですが吉井はその観客の反応にうひゃひゃひゃと笑い転げ、やおらまたスタンドの前でこれみよがしに弾いてみせる。キャー(一応言う)。もう一回。キャー…(でも一応言う)。

吉井に弄ばれてる…!orz

最初から歌う気ないくせに!ないくせに!ひーん(泣)

そんで何を歌ったかって

こう~べ~(泣いてどうなるのか)(なにこのシンクロ)。

ここで観客からこっそり「まえかわー」と呼ばれていたのをあたしゃ聞き逃さなかったよ!さすが関西だよ!

しかし、昨日もそうだったんだけどほんとちゃんと最後まで吹けるかなっていうそっちがすごく気になるのはあれですか、なんなんでしょうかこのおまえ親戚のおばさんなの症候群。しかし最後息がぎりぎりで、終わった瞬間うえっと軽くえづいてたけどねあの子…(あの子とかいうなよ…)

昨日はバーニーの名前を呼び間違えたメンバー紹介ですが、今日も今日とてバーニーさんをいじります。いじりまくります。「なんか言いなよ」「えっ…さ、最後のツアーなんでしたっけ(パンフを読むと発言の意味がわかりますw)」吉井爆笑。「なんなんだおまえは!引きこもりか!」しどろもどろのバーニー「いやもう…勘弁して下さい」吉井「俺じゃなくて!お客さんになんか言いなよ」バーニー「…げ、元気ですか…」またもや吉井爆笑「そんだけぇ?もうねー!典型的なB型でしょ!」(そ、そうなの?)しかしバーニーさんいじるの好きだねえ、紹介するときは「僕の最初のソロのツアーから手伝ってくれています」とかまともだったのにねえ(笑)そうそう、京都でも言ってたけど、13年前に見に来たひといる?って手を挙げさせて、じーっと見てから「相当ヴィンテージ感が…」って、まるで民生のようないじり方だなおい(笑)

今回は日本人だけでやってます、ジュリアンはね来るはずだったけど、奥さんも一緒にくることになってて、今赤ちゃんを宿してるひとを日本に来させるのもどうかっていって、だいじょうぶだからこなくていいよっていったの、って話をしていました。でもジュリアンのハートはこのへんにいるからね!とも。パンフにも、サポートメンバーとしてジュリアンの名前とQ&Aがあったので、ほんとうにギリギリまで来る予定だったんだろうなあ。

昨日CHAOCHAOが入ったアンコール2曲目は「じゃあぼくの、吉井和哉のソロデビュー曲を聴いてください!」でTALI。一瞬「えっ20GO?」とか思った自分バカバカ。続くWEEKENDERでは「朝からね雨だけど 今年一番の神戸にしたいぜ」だったなー。そして毎回吉井ちゃんに「明日も頑張れよー!」といわれると「がんばるぅぅぅぅ」と思ってしまうかわいいヲタなのであった。かわいいとか自分で言うな。

人生なんて、10年を7回か8回やったら終わりだからね、って言ったのは最後だったかな。だから、今日もつまんなかったな、って思ってたらあっという間に終わってしまう。できるだけ笑って、毎日を過ごしたい。

FLOWER、ライブの最後に相応しい、壮大であたたかさのある楽曲。最後に吉井が「ありがとう神戸!かっこいいぜ、神戸!」って叫んでた。

この建物は16年前に全壊して、その後99年に現在の建物で再スタートした。だから吉井もMCで言ったとおり、パンチドランカーのツアーでは間に合ってなかったわけだ。屋上には鎮魂のモニュメント「神戸キャンドル」が夜になると神戸の街を照らしている。このチケットを取ったときは、まさかこういう状況でここで見ることになるとは思っていなかったわけだけど(吉井さんだってそうだろう)、でも本当に、この神戸のことを、吉井さんが気持ちだけでももっていってくれたらいいなと思います。そうそう、この建物が面した通りはその名もフラワーロードというのだけど、そのことにはふれなかったな(笑)ツアータイトルにとても相応しい場所じゃないですか、ねえ?

さて、わたくしの次の参戦は5月の予定なわけですが、ホントにツアーの魔力というやつで、最初は「こんなものかな」と思っていても本数を重ねるたびに見に行きたくなってしまうっていうね、まさに蟻地獄。私は自分の性癖(つまり、我慢が効かない)を見越してチケットを申し込み、当初は「うーん多かったかな」とか思いましたが、すでに「ちょうどいい」もしくは「すくないかも」と思ってる自分がコワイ!コワイです!いやもう増やさないと思いますが!ええ!ほんと!多分!←信用ない