spitz jamboree tour とげまリーナ2011@ガイシホール 3/25 レポート

本当に今回はいろいろあったとげまるツアーもとうとうとげまリーナに突入!そしてスピッツお初のガイシホールという名のレインボーホールに降臨です!アリーナ初日!わたし、いままで何本かスピッツのツアーに行かせて頂いてますけれども、常にネタバレをガンガン見ているのでございますよ。なにしろ携帯の公式サイトにあがっちゃうからさ!それにスピッツはツアーの本数多いから自分が見るまでに結構日が空いたりしちゃうのさ!そうするとさ!見ちゃうじゃないのさ!

なんて話はどうでもいい。

しかし今日はアリーナ初日なのでバレようがない。高鳴る胸!とはいえとげまるのセトリを基本踏襲なんだろうなーなんてことは予測しつつではありました。

ところで今回アリーナ限定でグッズが出る!というので(それがしかも基本カラーが紫で私の心をくすぐってやまぬので)早めに会場に向かってみましたの。開場1時間前ぐらいだったかしら。そのときはほとんど並ばずにグッズも買えて、ガチャガチャはそれに比べればちょびっと並んだけど(でも10分も待ってないような希ガス)、いたってスムーズ。500円玉2枚用意してたんだけど、スタッフに千円札渡して500円2枚もらってる子もいましたです。回数制限あるかなと思ったけどそれも見あたらなかったなあ。でも開場の時間の頃には売り切れてたようなので、さいたま以降は回数制限してくるかもですね。ちなみに出てきたのはクリップとリストバンドでした!かわゆいー。

そうだ!もうひとつグッズで言いたいことがあったんだった。アリーナ限定のグッズじゃない、今回のツアーグッズで通販もできるとげマフラータオル!これ!これマジですばらしい!私スピッツのグッズでタオル買ったのこれが初めてだったんだけど、毎回そうなんですかねこれ、タオルがなんと今治タオルなんですよ!もう、ぜんっぜん違うから!手触り、厚み、吸水性、もうなにもかも違います!なのにお値段は他と変わらない!ほんとねー、これだよ、こういうとこだよマジで。そりゃスピッツのグッズ売れるはずですよ。私気に入りすぎて家用のバスタオルオンラインショップで注文する寸前ですよ。まだ注文してないのが不思議なくらいですよ。

ってこんなにグッズでスペース使ってどうするんだ。

以下セトリも含めてねたばれれん!

今回は前方テッちゃん側のはしっこ。でもよく見えた…(ぽわわん)。ホールツアーより、ステージに吊されているとげまるくんの数が多い。これが灯りがともるとほんに幻想的でいいのよねえ。

1曲目、いきなり「聞かせてよ」うおおおお!!うれしい!アルバムの中でもかなりお気に入り、なのにホールツアーではセトリから外れてしまって寂しい思いをしていたのよ!そしてはかったかのようにオープニングにぴったりっていうね!

マサムネくん今日は白の半袖シャツ。声の調子もとってもよくて一安心です。スクリーンはホールと同じ、背面のものだけで、メンバーも映ったり映らなかったり。

2曲目にスパイダー、そして恋する凡人とアッパー系が続いて、この時点でかなり汗が!マフラータオルでせっせと汗ふきふき。それにしてもマサムネくんの歌詞は聞き慣れた曲でも突如胸を衝かれたりすることがあるっつーか、センスオブワンダーの塊のようなひとだな!としみじみ。「進化する前に戻ってなにもかもに感動しよう」なんていい歌詞なの…!

最初のMCで、名古屋はあんかけスパゲッティを食べたぶりです!とマサムネくんが言ったんですが、「あんかけスパゲティ」に対する客の反応が思ったより薄かったらしく動揺して「あんまり反応が薄かったんで、ちょっと今動悸が!」と告白するマサムネ様w

「今日は遠路はるばる貴重なサタデーナイトをスピッツのために…」(いや遠路はるばるなのはYOUたちではないのかという私の心のツッコミ)「すばらしいサタデーナイトにしたいと思いますっ」なんなのそのサタデーナイト押しはww

幻のドラゴン、メモリーズ・カスタム、そしてTRABANTとミスター千手観音崎山大先生のターンがやって参りました。端っこだったんで崎ちゃんあんま見えないかなーとか思ってたんだけど、思ったより全然視界の中で嬉しかったっすー。あの裏拳使いも最高だけど、ほんと凝視してると人間どうやったらあんな動きができるんですか的な動きの連打でマジ見惚れます。かっこいいよ崎ちゃんかっこいいよ

MCの順番がちょっとあやふやなんだけど、「こんな大きな会場をスピッツだけで使っていいのでしょうか…」って言ったのここだったかなあ。「このあとレディー・ガガ登場とかそういうのがなくて大丈夫なんでしょうか」テッちゃん「それ前座じゃんw」マサムネ「ちょうどほら、ギターも緑だし!」関係無いww「この会場、スピッツは初めてだけど、僕はバンプオブチキンを見に来たことがあります!」「今日は藤原くんになったつもりで歌おうと思ったけど、やっぱり僕は僕ですね」あと、会場の最後方に向かって「見えてますか~!」「あなたのために歌ってますよ~!」キャーと喜ぶスタンド。そのあと「あなたのためにも歌ってますよ~」いやその気遣いいいからw

名古屋はアマチュア時代からよく来ていて、その頃はマサムネくんと田村さんが交代で運転していた。「テツヤはさー、そのときまだ免許を持ってないから、こう眠くなったときのにぎやかし要員でいてほしかったんだけど、俺たちが眠くなるときたいていテツヤも寝てるんだよねw」「一度それで『目的地まで起きてたら1000円あげる』って言ったらそのときは起きてたんだけど、その1000円まだあげてないことが心にずっと引っかかってて」テッちゃん「忘れてたし、こんな大勢の人の前でする話なのかww」たしかにww

最近やってなかったんですけど、「冷たい頬」という曲を…というMCで思わず歓声!うれしいうれしい、フェイクファーの曲あんましやってくれないから…!うう、名曲なんだからもっとやってほしいよ、ってそんなこと言ったらもっとほかに名曲やまほどあるじゃんって話だけど!ほんと改めていい声ねえ、とうっとりりんしていたら次のイントロがなんと「猫になりたい」!えー!ここで!なんというサービス!ほんとここうっとりタイムだったなマジで。

さっき話してたアマチュア時代には、ELLというライブハウスでお世話になって…とマサムネくん。やっぱなー、みんなELLの舞台を踏んでおおきくなってくんだよなー。「次に来るときは(アリーナじゃなくて)ELLでやってるかもしれないけど!」ないない。ないないない。つーかむしろELLでスピッツ見られるとかなったら卒倒するわ!そのアマチュア時代によくやっていた曲、ということで「鳥になって」。ホールの「胸に咲いた黄色い花」もだけど、ほんとツアーDVD出してくださいよ…今の声で形に残したいよマジで…

しかし、次のイントロを聞いた瞬間私の頭のネジが5本ばかしぶっとんだ。まさか、まさかの「ナナへの気持ち」!!!ちょっと!!!マジかよ!!!なにを隠そう(隠してない)「いつかライブで聞いてみたいポップ系御三家」の中の一角がこれだった!(残り二角は聞かれてないのに応えるけど「ラズベリー」と「不死身のビーナス」)ナナへの気持ち、大好きなんですよ。大好きなんですよ。大事なことなので2回言いました。何が好きってこの歌詞のすばらしさだ!思わずリンク貼りますけど、どちらかといえばネガティブとも言えるフレーズを羅列しているのに、これ以上ないほどポジティブな想いが伝わってくるというこのマサムネマジック!特に「街道沿いのロイホで夜明けまで話し込み 何もできずホームで見送られるときの 憎たらしい笑顔 よくわからぬ手振り 君と生きていくこと決めた」くううううううっっっ!!!!もう、どうにでもしてええええっ!!(おちけつ!)

って、ナナへの気持ちへの熱い想いの迸りをテキストにしてたらこのレポいつになっても終わらないので強制終了しますけど、まあそんなこんなで完全なるテンションストップ高のまま見ていましたら、なんとマサムネ様、最後の最後で、私の大好きな歌詞のところで

「よくわか(はっ)(しーん)…よーくわーからぬてーぶりー」

見事にお間違えにおなりあそばせ(日本語崩壊)

いや、(はっ)となったときに下向いた顔が超絶萌え萌えだったので許します、ええ!許しますとも!でもそのあとのMCで「にーくたーらしいえーがおー」から歌い直して「さっき間違えちゃったから…(ぽそっ)」「言わなきゃわからなかったかもしれないけど!」

わ か り ま す か ら 。

最近の流行がわからないよねー、という話したのここだったかなあ。前に名古屋に来たとき「マサムネハトムネ」とかってジョイマンのマネしたけどさー、さすがにこの年になってラブ注入はできない!\やってー!/\見たいー!/テッちゃん「待て待て本当に見たいのか?」拍手で応える観客、しかしテッちゃんは「いやいや何がってメンバーが見たくない!」マサムネ「ここでドドスコやったら30分は歌えませんw」テッちゃん「どーすんだボーカル不在でw」つーか私がこのやりとりを聞いていて真っ先に思い出したのは喜んでラブ注入をステージの上で自らやっていた某鼻デカ兄さんのことじゃった…(遠い目)

しっとりめな曲を、ということでガーベラ、そして新月新月はホールの時もPVがうしろの映像に流れるんだけど、それがホリゾントライトの役目も果たしてるのがうんまいなあと舌を巻きます。そしてこの日、二度目の「イントロ聞いてネジ吹っ飛び事件」が。

まさか

まさかの

「田舎の生活」。

スピッツの楽曲の中でも5本の指に入るほど好きな曲、「作詞」という面だけでいえばおそらくこれが私の不動の一位。まさかの登場。よく立っていられたな俺。ゴースカで聴ければ嬉しいぐらいにおもっていたよママン…!もう、この曲についてはかつてこのblogでも散々暑苦しく語ったので割愛しますが、ほんとこのためにアリーナもう1回どこか行くべきなんじゃないかと真剣に考えました(まさか滅多に本編のセトリが入れ替わらないスピッツをして2日目のセトリがああなるとはこの時の私は知る由もない)。

もうだいぶ時間が経ってしまいましたけど、ニューアルバム「とげまる」は聴いてもらえましたか?と。「なんか時間の感覚がだんだんなくなるっていうか、自分たちの中ではまだ「三日月ロック」も最新アルバムぐらい」だそうです。とげまるの中からシロクマ、つぐみ、どんどどん。どんどどんはバックのPVもすごく好きだし、崎ちゃんのドラムもすごく好きだし、曲も好きだし、何もかも好きだ!(がしっ)

「みんな暖まってきてるー?…って、冬の時は使ってたけど…暑いよね!もう!w」「みんな大丈夫かー!」うんうん、大丈夫大丈夫!ホールの時にもやっていた、「みんなで探検に行こう!黄色いギターも作ったんだ!でも次の曲アコギ♪」っていうツンデレプレイは継承されてましたw気に入ったのねマサムネ様ww「ここで英語だったらねえ、カモン!とか言えるんだけど…日本語だと何?「来て!」とか?」そしてやおらどやがおで

「…おいで?」

なんという!なんという草野マサムネの!通ったあとには!草木一本生えぬと言う!といわんばかりの絨毯爆撃!いやマジでドミノ倒しのように女子が倒れていく映像が頭の中で浮かびました。殺傷能力高すぎ!

けもの道で「名古屋の日の出」と歌ってくれてわーーっと盛り上がるとこ、何回見ても好きだな-。トンガリ'95はマサムネくんが「君は今誰よりも」で会場を指さすところがすき、そういうことをほとんどしないひとだけにぐっとくるのだ!8823のとき、テッちゃんと田村さんが目の前にきてくれて、うおーちけえ!そして田村様の跳躍力ハンパねえ!あっテッちゃん今こっちみて笑った!みたいな絶賛勘違いも繰り出しつつ、やっぱりこういう1曲はバンドに必要だよねーと思ってみたり。

君は太陽の前のMCで「いろんな事がありましたが、今後もみなさんに歌が届け続けられるよう頑張ります」と言っていました。いろいろというのは社会的にということもあるだろうし、自分たち自身のこともあるのだろうけど、ほんとに結局のところファンの願いなんてものはひとつで、いつまでも好きでいさせてほしいっていう、ただそれだけなんですよね。

アンコール、崎ちゃんとマサムネくんとクージーがとげまリーナのボーダーTシャツ、田村さんとテッちゃんがドローイングTシャツでご登場。1曲目海とピンク!最新アルバム中心とはいえけっこう昔なじみの曲もやってくれてうれしいすなあ。

さてメンバー紹介。田村さんはいきなり「今日はね、マサムネがおかしい」「ここぐらい(自分の近くを指して)まで来る」マサムネ「あれじゃない、金魚も大きい金魚鉢に変えるといっぱい動くっていう…そういえば前ベースのヘッドが顔に当たって流血したことあったよね!」田村「…俺のメンバー紹介なのに、俺が悪者か!ww」爆笑。マサムネくん慌てていやあれはねドラムセットから飛び降りた俺がね見てなかったのが悪かったんだよねすいません、と謝ってたよかわういなあもう。

田村「名古屋はもうほんとに何回も来てるけど、それこそ昔ELLでやってた頃ね、客席の男性の声で『田村ー!今日飲みに行こう!』とか声かけられて。親近感があるのかな」マサムネ「東海地方の男性の心をくすぐる何かが…」なんだよそれはww田村さんは今日、電車で移動してきたけど、フツーに切符買って笠寺の駅で降りたけど、だーーーれにも気づかれなかった!と。「思わず帰りの切符買っちゃおうかとおもったもんね」「それでさ、電車に乗ってて気がついたんだけど、これ東海道線なんだよね。俺静岡だから東海道線めっちゃ乗ってたのよ。だから、名古屋っていったら大都会だと思ってたけど、なーんだ藤枝と変わらないじゃん!って」マサムネ「いやそれ繋がってるってだけだから(←冷静)」

クージーは自分の来ているボーダーTを紹介しつつ、「うしろのとげまるくんの絵が酔いそう」とw確かに!ガイシホール、大きいけれど遠く感じない、端っこのほうまで田村やテッちゃんが移動してもシッカリ見えてて、それでステージの前に一段下げてスピーカー積んでるけど、そこは危ないから田村が降りないように大きくバッテンの印をつけているのだそうな。今日は大丈夫だったみたいですね、よかったよかったw

崎ちゃん。さっきアマチュア時代の話が出ていたけど、昔夜のヒットスタジオにライブハウスの注目株、みたいなので出たとき、ドラムセットを別のバンドに借りたんだけど、それが赤と白のボーダーで、その時たまたま自分が着ていたのも赤と白のボーダーだったから、ドラムが抜かれたときどこからどこまでがドラムかわからない事態にww昔は貧乏だったから、どこかのキャンペーンでもらったTシャツとか、よくメンバーとかぶってたらしく、一度崎ちゃんとマサムネくんが同じ服を着て撮影に来ちゃったこともあるそうな。マサムネ「4人中2人がお揃いっていうのもものすごい微妙ww」

テッちゃん。田村さんが袖にハケているので、舞台上にいる4人中3人が揃いのボーダーT。「俺仲間はずれみたい!」「最近ねえ、俺これからどうしようかなと思って。その、髪型とか?まあもう浮いてるのはずっとなんだけど、俺にも生活があんじゃん?完全に変なおじさんなんだよね」マサムネ「俺も赤に染めたりとか青に染めたりとか考えるけど、でも銀行とか不動産屋とかに行くこと考えると勇気が出ない」テッちゃん「そう考えたら、俺がんばってるだろ?w」マサムネ「そうだね、えらい(しみじみ)」なんなのこの会話w

昔よくねえ、自分一人雰囲気が違うから、三輪はホントに好きな音楽やってんのか?とか聞かれたけど、自分はスピッツでやりたいことをやっているので、みんなも自分の信じた道を貫いていきましょう!

マサムネくんは最後の挨拶で、これからも、いそがしいときでも、ひまなときでも、よかったらスピッツを思い出してください、みんなの人生の片隅にでもスピッツをおいてもらえるとうれしいです、と言っていました。

いつもアンコールは3曲やるパターンが多かったので、「空も飛べるはず」でみんながはけてしまったとき「あれ3曲だったかな」と一瞬混乱しましたがやっぱりアンコ2曲でしたね。でもあとでセトリ見たら本編がホールより3曲も多かった。やっぱりアリーナ仕様なのかな。

なにしろ今回スピッツのツアーがエレカシ、吉井とだだカブリという日程だったので、アリーナもこの名古屋ガイシの初日だけ!というつもり、だったのに、あまりといえばあまりのセトリに「ももももういっかいいきたい…!」といういつもの強欲ぶりがむくむくと顔を出しつつあります。どうする、俺どうする。これ大阪ファイナルでまた全然違う曲が来たりしてな…!

相変わらず鉄壁の演奏力、鉄壁の歌唱力、鉄壁の演出力と三拍子揃っていて、ほんとアリーナだろうがホールだろうがどんどどん、じゃないどんと来いなのに、あとはライブDVDさえ出してくれたらおっちゃん何も言うことはありもはん!ほんとそこんとだけ4946!

セットリスト

1.聞かせてよ

2.スパイダー

3.恋する凡人

4.ビギナー

5.ロビンソン

6.幻のドラゴン

7.メモリーズ・カスタム

8.TRABANT

9.冷たい頬

10.猫になりたい

11.鳥になって

12.ナナへの気持ち

13.ヒバリのこころ

14.ガーベラ

15.新月

16.田舎の生活

17.シロクマ

18.つぐみ

19.どんどどん

20.探検隊

21.けもの道

22.トンガリ'95

23.8823

24.君は太陽

アンコール

25.海とピンク

26.空も飛べるはず