吉井和哉Flowers & Powerlight Tour 2011@東京国際フォーラム1日目 レポート

フォーラム二日間、なんというかもうものすごい両極端な席が来まして、1日目は2階席の最後方から数えた方が早い、そして2日目はその逆というね。わたくしフォーラムに来るのは2回目でしたが1回目は芝居で見に来たのでだいぶ感覚違う。なによりもまず自分の席に上がるまでが大変なんだこれ!どこまで上がらすねんっていうね…2階とか言いながら5階分ぐらいあがったと思われ。そして席について思わず言った。これは遠い!っていうか名古屋センチュリーの3階後方より遙かに遠い感じがする!でもって、なにに一番驚いたかって2階席のでかさだ!この目の前に広がる広大な敷地あっちがった座席。後方に扇状に広がっているため横の席番が1階席より多い(アリーナよりも幅のあるホールってどんだけ)、そして段差があるため(だから見やすいといえば見やすいのです)2階席の後ろから2階席の1番前までの距離ハンパない。2階席だけで座席数1987。金沢本多の森ホールの全体席数(1707)を上回ります。すげえなホールAないぜハンパ。これは私の妄想脳が過去最高に試されるとき…!(めらめら)

本当ならここで「ねたばれれん!」に入るところですけど、今これを書いている時点ですでに最終公演の仙台RENSAは公演中!なので、もはやねたばれではない!とはいえ、長いので畳む!続きはWEBで!(当たり前だ

お衣装…を見ようにもよく見えなかった(涙)本編かアンコールかどっちか忘れたけどNHKのときと同じシャツを着ていた気がするクーザ風の。あとなんとなく、客席全体に男子が多い!そんな気がした!(スピッツか)

私今回ライブハウスは1カ所しか行っていないので、ほぼ百発百中でチェルシーを聞いてるんですが、恒例の「あなたにもあげたい」チェック、今日は往年の鋭さを彷彿とさせる速さと角度でおおっ!と色めき立ちました。しかしこのときなぜか2階後方で音がうわんうわん回った感じになってあやうく音酔いしそうに!耳を軽く押さえたら反響部分だけが聞こえなくなって事なきを得ました(ライブの時反響で耳がつらい人は耳を軽く押さえると演奏の音だけ拾えるので良いかもですよ)。

このツアーもとうとうラスト…みたいな話から、「1日目より2日目と言われるけれど!」と本人が言い出したのであれっやっぱり「吉井和哉1日目より2日目伝説」は本人の耳にも届いちゃってるのですねと思った件。しかし客席の「えええ~」を受けて「しかし!2日目を超える1日目があるんだということをお見せしたいと思います!」その心意気や良し!

しかしこんなに遠目でもロンサムジョージのいやらしさがハンパなくもうこれエロいとか言うレベルじゃないぜ、いやらしいぜ!と思いましたマル。2daysの1日目はたいていOKが来ていたので、イントロのドラムでよっしゃー!と(今日観る友人がOKを楽しみにしていたので)。しかしこの日のOKは良かったね。気合いが入ってた…「変わったプレイでもOK」のところのキレがすばらしかったな。そのあとのMCで「新譜の曲だけじゃなくて、さっきのOKとかバンド時代の曲もまた違う魅力に気づかされたりする」って言ったのはこの日のOKの出来と無関係ではないと思うなあ。

球根、今日は鶴ちゃんのピアノソロから。終演後に一緒にご飯食べた友人が「あれ恋の花だね」と言っていて都合9回も見たのに言われるまで気がつかなかった自分ってなんだろうとじっと手を見ました。最初からそうだったのかしら。うう、恥ずかしい。でもって、これは多分99%私の勘違いのような気がするんですけど、歌い出しのタイミングが1小節早かった、ような、気がしてしょうがなかった。うんあり得ないかもしれないんだけどさ!なんかすげえ動揺しちゃったよ私のひとりじょうずめ。

MUSIC、サビで会場全体が軽くディスコ状態になるのが楽しい!こういうのは後ろから客席も込みで見ている観客の特権ですよね。しかし、あろうことか吉井さんは曲のラストで見返りフェイクを完全に失敗したのだった!もう!すがすがしいほどに!申し訳ないが爆笑した!思うにマイクスタンドの距離が遠すぎたのだ!何やってんだ!しかしスタンドの前であわあわあわあわしている姿が可愛かったのでゆるす!←だめなファン

レポのたびに毎回書いてる気もするけど、今回のツアーのシュレッダーとONEDAYの存在は大きいなーと思います。この日も、この2曲で軸を立て直した感じがあった。吉井がと言うより、バンド全体がこの2曲で同じ方向を向いてる感じがするんですよねえ。その日によって調子が上がり下がりするのが吉井さんの常ですけど、この2曲の平均点はとても高いとおもう。

GOODBYE LONELYのあと、ギターどうすんのかなーと思って凝視してたんですけどやっぱり見えず(照明落ちてるしね…)、いきなりイントロ、そして駆け上がる白のムービングライト!わーーこの感じだよなSWEET&SWEETって!と思う。君次第でここは、でいつもここ、と指さししてくれるのが大好きなんだけど、今日は1回だけ「きみしだいでいつまでも」って歌っててきゅんとした!ちなみにギターは白のテレキャスでした。なんで名古屋の時フライングVだったんだろうw

間髪入れずビルマニア、なんだが、思わずよろめいた!なぜかって?すげええ揺れてるからさ2階席が!ひえー!酔う!ここは立ち止まったら負けだとばかりに自分も揺らす方に回ることで回避!この曲はダントツで男子ウケがいいとおもうんだよなー、あの激しい揺れはそれもあるのかしらん。本編ラストのLOVE&PEACEはいつも、最初のギターの音いっぱつで決まるような感じがするな。吉井さんも歌詞が完璧なときと、えっなぜここで、みたいなときとあるよね。Dメロの「冬の兵士の…」が一瞬出遅れた気がしてあせったけど、気のせいだったのかなー(おまい気のせい大杉

アンコール。いつもの、吉井一人で出てきて、ややあってメンバー、みたいな流れではなくいきなりみんな揃って出てきた!なして!「折角なので1曲多くやりたいと思います!」って、今まで私が見た中では必ずHIGH&LOWやってからこのスペシャル1曲、って流れだったのにどうしたこったい。

「暗かったころの吉井和哉の曲をね…!なんか、吉井ロビンソンとか言っちゃったりしてね。その前はイエモンのロビンなんて言っちゃったりしてね!」←エセ江戸っ子口調w

「今日J-WAVEでずっとイエモンドットコムイエモンドットコムって連呼するもんだから、おいおいなんだよいつの間に再結成することになったんだ!と思ったらお茶の伊右衛門だったよ…」うん、オチ読めてたけど許すw

「そういうわけでダメだったころの…ちんこが勃たなそうなころのね!」\今はー?/「今は勃つよっ!」←この言い方がまたww

そんなちんこトークからのBeautiful。いや、毎回こういうソロ初期の話の前振りで「だめった」「暗かった」「勃たなかった」etc.と言われていて、そのころの吉井和哉をもっとも愛する、というひとにはもしかしたら「そんな言い方しなくても」と思うところもあるかもしれませんが、あれです、吉井和哉と付き合うということは(付き合ってないし)すなわちこの後出しジャンケンと付き合い続けるということなのです!(だから付き合ってねーっつー)。大丈夫!今絶好調だっつっていつまた「あの頃実は」と言い出すかわかりませんから!(おまい本当にファンなのか

しかしこれやっぱり先にHIGH&LOWやったほうがいいんじゃないかと思ったんだけどどうだろう。なによりメンバーの皆さんが立ったり座ったり大変そう(時間もかかるし)。ちなみにこの日のHIGH&LOWはハリセン劇場でした。なんだこの小芝居。そしていつもなんとなく所在なげなようで実は遠慮のない鶴谷さんの振るまいが大好きです。

メンバー紹介、佳史さんのときに「アルバイトで来てもらってます」「本職はトライセラトップスというバンドです!」「時給680円です」\安ッ!/「安くない!」いや吉井さんいつの時代のバイト代だよ今やもう最低賃金下回ってるよそれwでも妙なこと言わなくてよかった!ほんとに!ワダショも見に来ていたというし、もし変なこと口走ったらほんとメリケンサックで今から吉井を今から吉井を殴りにいこうかとコーラスしかねないとこだったよ!

今や鉄板のCHAO CHAOとWEEKENDERでまたも会場の揺れが激しいことに!今日のCHAO CHAOは最後に「お魚くわえる~」とサザエさんでしたウフフ。この日は局地的な豪雨が各地を襲っていたので、雨が降る~、のところ「すぐやんだああああ!」とこれまたやけっぱちの絶叫今日もありがとうございます。明日も頑張れよ、に応えるキャーという黄色い歓声じゃなくてうおおおお!という漢!な反応が心地よかったなー!

さていつもLOVE&PEACEの前とFLOWERの前のMCが、どっちで話したことだったかごっちゃになる私ですいません。フォーラムの話したのは本編だったような気がしないでもない。2000年頃外タレのライブを見に来て、まーなんておしゃれな会場だろうと思った、思ったけど、だからこそ自分には無理だなーとも思っていたので、今こうしてできるのがうれしいと。なるほど、そういう意味での憧れかあ。一階の花道両側の上に鏡があって、あれ鏡なんだね!今気がついた。なんか地下鉄の人とかが覗いてたらおもしろい、ってその発想すごく好きだけどゴメン吉井ちゃん、ここもう超空中だから…!そりゃ地下鉄から地上に出ないで来れるけど!

有楽町だね、大人の街だね、とも言っていて、そうそう私も自分が帝劇とか日生とか歌舞伎座とか、山手線のこっち側で芝居見ることが続いた時は感慨深いもんじゃったよ…!ってこの話関係ないですねすいません

あとマルモの第1回を見た!って話もしていたな。遅っ!(私の心の声)なんという家族愛…!と号泣したらしい。そうですか。ねえ、ほんとかわいいよねえサダヲ(そこか)(そこです)。皆さんも僕の家族のようなものですよ!と言った後自ら「ヨン様か!」と突っ込んでて爆笑しましたワハハハ。

ちなみにこの日の私のベストMCは「これからも吉井和哉の音楽と共に歩いていってください、吉井和哉は55歳でブレイクします!」あはは、いーなーうれしいな、FLOWERの最後で、吉井が「それは永遠に続く」って歌うたびに、私はどこかこみあげるものがあって、それは吉井がかつて「永遠なんていらない」と歌ったひとであること、そして自分が「どう死ぬか」を見つめることから逃れられなかったひとだったこととそれは無関係ではないとおもう。でもこの2,3年、吉井はよく「これから」の話をするようになった。具体的な予定ではなくて、それよりも先の「これから」のことを。55歳でブレイクする、ってこんなに嬉しいことないよねえ、ほんとにそうなったらいいなって思うし、そうなったときに吉井ちゃんのファンでいたいなって心の底からそう思うよ。

国際フォーラムは会場の大きさもだけど、舞台がやっぱりものすごくプロセニアムに過ぎるつくりなので、いろいろさぐりさぐりだった気はしました。GOODBYE LONELYのギターなんかもうーん今日はいまいち、と思ったりもしましたが、それでもかならず平均点以上の仕事をしてくるあたりが今ツアーの絶好調さ加減を示しているようにも思えましたです。

しかしこれだけナポリタンを連呼されたのに今回のツアーで1回もナポリタンを食べなかったなおれは!ということに今更気がつきました。ちょっと今からたべてくるわ(やめなさい