仮面チャウダー ~YAJIO CRAZY~ チャウ大附属脂身高等学校3レポート【前編】

来たよ、今年もこの季節が。そろそろ年齢層の高くなったファン達を萌えと笑いと足腰疲労の渦に叩き込むイベント、第3回。今年はチケットの神様にまったく振り向いてもらえず、この三連休もフテ寝の予定でしたが、土壇場で神(まさに!)が現れ、滑り込み補欠合格の身と相成った次第でございます。というわけで、四の五の言うな!行くぜ、小ネタ集!(小ネタ?)まだ前編だけど、長いので畳むぜ!

・当日まで「and more」で隠されていた出演者が先行物販、いや購買で身バレしていたわけですが、まさかの「トータス松本」の文字に「えっだって今日ウルフルズは熊本…」とひそかに走る動揺

・今日定時かっきりの開場でほぼ定時の開演だったね。すばらしか~!

・いつも通り校長先生の「起立!礼!起立!」の号令で本日の趣旨とご挨拶。「下校時には買い食いなど脂質を十分に採って…」言われなくても!言われなくても!

・今日の生徒数は5人。前列手前から民生、源ちゃん、YO-KING、後列奥からせっちゃんと総ちゃん。教室が映った瞬間、真ん中に座っている源ちゃん、いや源子の姿に湧き上がる歓声。民生「この学園て共学だったんですね!」源子はおパンツの見えそうな短いスカート&ブレザーでさらさらロングヘアー。パンツ見えそうネタはこのあとも何度も登場することに

・HRの前に中継が繋がっているそうです!ということでまさかのここで熊本のトータスせんぱい登場~~!!!マジかよ~~~!!なんて律儀な男なんやトータス!!本番前の楽屋で「今日はちょっと別のバンドの合宿で」もはや設定めちゃくちゃである

・何か言いたいことは?と振られたトータス、「吉井は?」ぎゃーん!民生「吉井はいないよ」ト「なんで?不良やから?」民「いや逆にマジメだから、仕事で来れないんだよ~」いやもう私今年は出ないだろうなーって思ってたんだけど(なんとなく)、ぜんぜん名前が出ないのもさびしいなーとちと思ってはいたので、ここでトータスが名前出してくれたのマジちょう嬉しかったの。ありがたい…LINE仲間ありがたい…(そこか)

・民生が「そっちのライブ映してもいいの~?」とか聞いていて、トータスが「勝手に映すぶんにはええよ~」と答えてたけどそれはありませんでした。そりゃそうか

・例年通りHRは、今後の展開によっては体育館のステージにまったく立てない人が出てくることもあり得るので自己アピールのお時間。クジで順番を決定し、今年はせっちゃん→総ちゃん→YO-KING→源子→民生の順。持ち時間ひとり5分、モニタにタイマーが出るからね、ここからヨーイどんでスタートしてオーバーしたら罰ゲームだからね(という民生からの説明)

・最初のせっちゃんは「ずっと好きだった」を歌ったんだけど、かぶってる帽子がどんどん落ちてくるというコント仕様にのっけから爆笑さらってました。やるなせつこ。押し上げても押し上げても下がってくる帽子。見えなくなるせっちゃんの視界(おそらく)。帽子を押し上げる度に止まる演奏。さすがです(何が)。せっちゃん、ステージ上で5分使い切ると勘違いしたらしくめっちゃ長くアウトロ粘って、結果15秒オーバー。民「ここに帰ってくるまでで5分だよ!」せ「そっかー」そっかーじゃねえよカワイイじゃねえかよ

・あとで罰ゲームね、と言われていたけど結果的にこれ全員オーバー(YO-KINGせんぱいはプラ1だったんだっけ)だったので罰ゲームはなにもなかったのであった。ざんねん

・総ちゃんひさしぶりに拝見したんですけど、この面子の中にあってきわめてういういしく、本物の高校生つってもいけるんじゃないかこのかわいさ…と思いましたね…。周りから「わっ!ツヤ!」って声が出てて、いやほんとピチピチだった…(なんつーおばさんの感想)そしてちょう歌がうまくなってた…!最後歌い終わったあと帽子取って一礼するところまでマジ超弩級のかわいさだった。結果時間オーバーしたんだけど、「これでも曲はしょったのにー」という総ちゃんに「ギターソロやったじゃん。アレだよ」と指摘するこのイベントの(ある意味)王者YO-KINGなのであった

YO-KINGせんぱいはといえばセッティングの時点でもうから飛ぶ「じょいふるー!」の声に苦笑しつつ、「じょいふるはまだ早い!」「あれはもうやらない!」「じょいふるじょいふる言うんじゃない!」「ここ唯一まじめなとこなんだから…!」と客席を制しつつHEYみんな元気かいをご披露

・いやね、このイベントに源ちゃんの出演が決まった時から、いやこれは源無双の予感だよと思っていた。私にとっては星野源ってまず大人計画の役者さんですもん。本職(?)ですもん。今回も、登場から退場まで、源子としてのディテールの細かさ、度胸、キレ、さすが、さすがです。「くだらないの中に」を非常に気持ちよく歌い上げておられましたが、退場時おパンツが見えないように気を使ったためにこちらもオーバー。YO-KING「パンツさえ見せてよければねえ」

・民生は「風は西から」を歌ったんですが、歌いながら途中で「これ、尺足りない」って思ったんでしょうね、「魂でいこ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ぜ~~」ってもんのすごい引き延ばしまくってました。笑いも取りつつこの引き延ばしテクで歌のうまさも思い知らされる一石二鳥スタイル。さすがです。転んでもタダでは起きません。結果3秒ほどオーバーしたのはご愛敬です。

・1時間目はお馴染み!ハマ八先生の授業です!もう堂に入ったもんです。そして3回目にして、この鉛筆サイコロのくだりがどんどんブラッシュアップされています!まず鉛筆で歌う人決め→消しゴムルーレットでお題決め→さらに「自分の歌」などのときは「オネエ風」「トータス風」「ルー大柴風」のテイストサイコロがプラス、という具合にどんどん「オモシロ」を確立するためのシステムが構築されつつあるという

・最初に「民生」で「カラオケの十八番」。歌は「みずいろの雨」。あのハイトーンをどうするのか!と思ったらそのまま身を捩らんばかりにして歌ってました。いや実際捩ってました。教室に帰ってきてハマ八先生に「まさかの原曲キーですか」民「いや半音下げたんですけど…」いやそれであそこまで歌えるのすごい、すごいよ

・続いてハマ八先生が鉛筆サイコロをふるとまたもや「奥田民生」!私はこのサイコロが振られる直前にYO-KINGが「奥田民生来い!」と言ったのを聞き逃さなかった!そして実際このあたりから今回の神がかりタイムは始まったのであった

・お題は「自分の歌」。自分の歌のときはそれだけじゃおもしろくないから…とテイストサイコロが加わるわけだが、なぜそこまでしてオモシロを追求しなければならないのかというツッコミはここには存在しない

・「自分の歌」を「トータス風」、で「さすらい」を歌った民生せんぱい。トータス風ってどんなんや…と首を傾げながら出て行くも「旅路の歌やで~」「胸のすきまに入り込まれてもええねん」「会いたくなったらガッツだぜ」とエセ関西弁とご本人キーワードを散りばめつつの機転に教室中やんやの大喝采

・このときねえ、民生やー終わった終わった…みたいな顔してたのに、次のサイコロがまさかの「奥田民生」で、リアル「えーーー!」って言ってましたね(笑)二度あることは三度ある、それは初回のYO-KINGじょいふる伝説の誕生でも知っていた我々ではなかったか

・三度ステージに現れた民生、安全地帯の「恋の予感」!わあ!ふつうに聞きたい!しかし、民生わりと毎回そうだけど、物真似ってほどでもないけど、寄せてくるよね(笑)しかもバックの映像がご本人だったので「わー!本人!」とうれしそうであった。そしてモニタを見ている我々には玉置浩二の顔で奥田民生の声が聞こえてくるという摩訶不思議な時間帯

・ヨロヨロになりながら教室に帰ってくる民生せんぱい「さすがにもうだめだ!空気が…空気がおかしなことになってる!」あっはっは

・次のサイコロはじゃあ民生さん振りんしゃい、ってことで出てきたのは「斉藤和義」。お題は「自分の歌」、そして加わったテイストは「ルー大柴風」。これも首を傾げながら出て行くせっちゃん、ルー大柴…えいごだよね…(せっちゃんが喋ってる言葉ってなんかひらがなに聞こえますよネ)とぶつぶつ言いながら引き出したイントロがまさかの歌うたい。え?それ、歌っちゃうの?ルー大柴で?「もったいない」「ふつうにききたい」という観客の心の声がどよめきとなって現れた瞬間であった

・そしてルー大柴がどんな風に現れたかというと「頭の中をイッツエンプティ」「歌うたいはシングアソング」「短いから聞いておくれアイラブユー」。せつこがんばったちょうがんばった

・しかしここで皆さんにお伝えしたいのは最後の「アイラブユー」を歌う前のせっちゃんのどうにも照れくさそうなはにかみ笑顔だ!ちょっと!なんで!そんな照れる!!アイラブミーとか普段歌ってんじゃん!(別の曲です)このおなご殺しめ…!

・二度あることは三度ある、先生前にも言いましたね。そう、続いてのサイコロで再び現れる「斉藤和義」の文字!お題は「アニメソング」。せっちゃん、前回に引き続きキューティーハニー歌ったんだけど、「お尻が」「入れちゃイヤ~~~」とか下ネタ風にはなってましたが、前回のド直球ド下ネタにくらべるとまあソフト。民生が「斉藤はこれ前にも歌ったよね」と言っていて、覚えてはる…!と思いました。当のせっちゃんは「うん、うたってて『あ、うたったかもー』っておもった」せつこ…かわいいからゆるす

・民生三連発、せっちゃん二連発ときたので、次のサイコロをほぼ細工しながら振るせっちゃん。出たのは「星野源」!お題は「童謡」。童謡はまず「さっちゃん」か「ぞうさん」かあと1曲なにか候補が決まってて、そこから曲選択→テイストサイコロとなってました。曲を選ぶ時に譜面を「目つぶって選ぶわ!」という源子の半身後ろ向いて手を伸ばした姿勢に「あっ氷室京介がいる!」と言ったのはYO-KINGパイセンですね私聞き逃してません。その瞬間「シャキーン!」と音がしそうな氷室スタイルになる源子、さすがよ!

・「さっちゃん」を「オネエ風」に歌う源子が、「だけどちっちゃいから…ってちん○んのことじゃないわよおお!」「バナナが大好き…ってち○ちんのことじゃないわよおおお!」とすさまじいド直球を放り込んできて、もはやなんの時間だこれはという。クオリティ高杉(オネエとしての)。

・ハマ八先生の授業も残りひとり、出てきたサイコロの目は出ましたYO-KING!そして、お題は、「カラオケの十八番」…!このお題が出た時の会場のあの期待感なんなんでしょうか。民生が「出るようになってんだなこれな!」ってちょっと興奮気味に言ってたのとか、YO-KINGせんぱいちょっと乗り気じゃなかった風に見えたのは、今思えばそのあとの展開のこと考えてたんですかね

・出てくるなり「これもうセッティングされてる?」って聞くYO-KINGせんぱい。「もうね、いつものあれですから!」「もう知ってるひとはトイレに行ってもいいよ!」とか言いつつ、実際自分で選曲して「あ、ひらがななんだね…!」せんぱい今そこですか

・しかし実際曲が始まったらやはり王者の風格なのであった。前奏から「歌詞来い!」「歌詞カモン!」途中客席をビシッ!と音のしそうな指さしくれながらまったく歌詞にない台詞をのっけて歌うYO-KINGせんぱい、もうリスペクトしかない。

・これについては「日々ノコレ」のrysheepさんが、この「じょいふるハイ」を「実在しない「じょいふる」を求めて叫び続ける客たち。持ってないのにあげるよと応えるYO-KING。」と表現していたのが好きすぎていまだにそっと口の中で反芻するわたくしです

・教室に帰ってきたYO-KINGに民生の言ったひとこと「すごいね。聴く度に新曲だね」

・ここで休み時間。モニタに映ったのはなんと熊本のトータス!ロビーのようなところでひとり、起立礼着席を律儀にやって、バンザイとええねんを熱唱。ありがたい…ツアーの最中やっちゅうのに…ホントチャウ大の良心よねトータス…

・これがあったので休み時間コレで終わりかなと思ったら銅像の掃除時間もちゃんとありました。銅像の掃除ってなんやねん…って見ていない方にはなんのことやらですがそうとしか言いようないんだからしょうがなかろうもん!

・二限目の先生が教室に入ってきた瞬間のあのどよめきすごかった。佐村…いや違う桜井河内先生の登場だ!おいおいすげーのぶっこんでくるなあおい!長髪にサングラス、杖を手に持ちながら音楽の授業をやる桜井河内先生。YO-KINGから「先生は聞こえてるんですか」桜井「そこは普通に聞こえてる設定で」

・しかし桜井河内先生の抽象的授業は一筋縄ではいかず、まず「ソのロングトーン」で歌ってこい、との指示。しかも指示がイラスト(時事ネタへの芸が細かすぎて、秋)っていうね!サイコロはYO-KINGをご指名。この人はねえ、いいの持ってるよっ!と送り出した先生であるが、いまいち状況をつかみかねるYO-KING。まさに声楽の発声練習かのごとく音階をたどったあと、最後に「ソーーーーーーーー!!!」確かにロングトーン。え、でも、これこういうことなんですか!?戸惑う客席。違う違うと言いたげに首を振る桜井河内。帰ってきたYO-KINGに「先生は作曲をしてるんです、誰が発声練習しなさいと言いました」「サマーヌードの『つつむよにーーー』でいいじゃねえかよ!」先生、これちょっとお題が難しすぎます…!

・しかしその桜井河内のひとことで間、髪を入れずふたたび教室を飛び出すYO-KING、そして「ギターは先生しか弾けないから先生もいくよっ!」と後を追う桜井河内、そこにかぶさる「コンビ芸か!」民生せんぱいのツッコミ

・真心ふたりが向かい合ってギター一本で「サマーヌード」。ありがとうコンビ芸、ありがとう真心。いいものきかせてもらいました。しかも教室に帰ってからYO-KINGが「コレ照れる!じょいふるより恥ずかしい!」と言ってたのがまたオツでございました

・ふたつめのお題は「こうね、どかーんと盛り上がる曲を…」「どかーん!?」ともうここでこの趨勢は決まってしまったようなものなのだった。再びYO-KINGせんぱいとの登壇となった桜井河内、そこにかぶさる「出たいだけじゃん!」民生せんぱいのツッコミ

・桜井河内先生があまりの伝わらなさにのけぞって黒板に頭ぶつけるジェスチャーしたのなんのタイミングだったっけなー!あれ狂気をかんじてすばらしかったよ…桜井河内おそるべしだよ…

・続いてのお題は「女性にモテる曲」でサイコロは「星野源」。あのままでモテそうだもんね、と評していたのは誰だったのだろう。てっきり弾き語りでくるかと思ったらまさかのカラオケ、そして曲は「if…」まさかのDA PUMP。時折ダンスも織り交ぜつつ、ラップもすべてひとりでやる豪儀さ、笑いました、笑いました。何度も言うけどクオリティ高杉(お笑いの)。カラオケの映像がご本人様で、源子はときどき「かっこいい!」とご本人様にときめいておられました。歌い終わったあと「GESSAで~す」とぶっこんでいました。GESSAって!

・二限目ラスト、先生が描いてきたテーマはそのものずばり「じょいふる」!つまり、一限目で「じょいふる」が出なかったときのために用意してあったんだね。それほどまでにあのじょいふるがこのチャウ大を象徴する曲になっているっていうことなんですね、先生!

・さっきやったよーというYO-KINGに「でも、これは誰がやるかわからないわけですから!」と桜井河内先生。そして出たサイコロは…「星野源」!今日はほんとサイコロの神のいたずらがすごい!

・驚いたのはじょいふるを知らない源子が知らないままに歌ったじょいふるがYO-KINGパイセンのそれにものすごく引っ張られていたことです!存在しない曲に引っ張られるってどんな引力よ!

・そしてここからが源子の本領発揮であった。知らない曲の中で「JOY?」「JOY!」のコール&レスポンスを要求し、それが「YO?」「KING!」に変化、そして「YO-KING来いよ!カモンYO-KING!もう曲が終わっちまうぜ!」

・ここでYO-KINGが出てこないなんてことがあろうか!いやない!パイセンのそこにしびれるあこがれる!颯爽と飛び出してきたYO-KING!歌うじょいふる!後半の歌詞の字面だけを見て絶叫するふたり!「どぅわどぅわど~~~」「ぱぺぴぷぺぽーーー!」しぬ、笑いすぎてしぬ、たすけてくれ

・いまここにひとつの伝説が生まれた、そう言って差し支えない

・最後は「じょ~~~い」と歌って「ハモってる~~~」ハモってるじゃないよ!どうしてくれるんだ俺の腹筋!笑いすぎて割れるわ!

・しかし曲終わりで二人が交わした熱いハグによくわからない達成感を感じた我々なのであった

・教室で迎えた民生のひとこと「伝統芸ですね」

わーー二限目で時間切れ!すまぬ!またしても前後編になってしまうま!続きは明日、がんばります!!