30周年が来たりて笛を吹く #4「Four Seasons」1996.07.21NHKホール

4回目の更新にして初の非・未公開映像。いやーよかった今回はホッと息がつけるね…って

んなわけない!(卓袱台ひっくり返し)

ということでTOUR FOR SEASON“野性の証明”から「FOUR SEASONS」です。この映像はその昔「TRUE MIND」というライヴビデオに収録されのちにDVD化、現在は黒箱に収録されているほか、TRUE MIND NAKEDとして発売されたDVDにもこの7月21日のライヴが収録されており、そちらでも見ることが出来ます。ど頭のアニーのカウントが入ってるので、これはNAKEDの方の映像ですね(TRUE MINDは入ってない)。

 

率直に申し上げて、人生でこんなにも繰り返し見たライヴ映像はほかにはない、というのが私にとっての「TRUE MIND」で、もちろんこのFOUR SEASONSも全部のショットをなぞれる、というぐらい、繰り返し繰り返し見てきました。それだけ繰り返し見ていても、何度でも驚きとともにバンドのかっこよさを味わうことができる1曲ですよね。「人さまに迷惑とコーヒーはかけちゃいけない」からの吉井和哉のアップ、あの目線、なんかこう、この世のものではない美しさがあるというか、毎度見るたびに「仏像めいた神々しいかっこよさがある」と思ってしまいます。そこからのマイクスタンドをなぎ倒すスタンドプレイ(意味違う)も、この曲をやるたびに絶対私が凝視してしまうポイント。

 

ちなみにこれは豆知識ですが、吉井さんがこのとき着ている白いシャツは今、志磨遼平さんがお持ちです(吉井さんからのプレゼント)。

 

そしてもうひとつ豆知識!この映像の編集をされているのはTVKに所属されていた山本浩市さんという方で、2012年にあったニコ生の24時間特番とかリリースパーティとかにもゲストで来られていたことがあるんですけど、私にとって「THE YELLOW MONKEYのライヴ映像撮らせてこの人の右に出る者未だなし」というひとだし、なんなら私はコーイチにファンレターまで書いたことがある!吉井にも書いたことないのに!(ないんかい!)その山本浩市さんが24時間特番のときに仰っていたコメントを一部、引用します。

映像を作っていて思うのは、とにかく4人ともどんなときでもかっこいい。それはもうエマさんを撮ろうが吉井さんを撮ろうがヒーセさんを撮ろうがアニーさんを撮ろうが、楽曲の最初から最後まで全員がどこを切り取ってもかっこいい。だからこういう仕事をしている人間からするとこんなに仕事がやりやすいことはない。もうどこを撮ってもかっこいいから、あとはただその映像をどこをとりあげてよりかっこよく見せるかってことだけで、基本的にアクションにしても表情にしても、どんな瞬間を切り取ってもかっこいい。だからすごく仕事がしやすかったという印象があります。