30周年が来たりて笛を吹く #18「Subjective Late Show」1991.12.28 La.mama

1991年12月28日のロンドンブーツナイトの映像キタコレ。もちろん本邦初出しです!#13でこのちょうど1年前のロンドンブーツナイトからSLEEPLESSの映像が出てましたね。しかし、こうしてみるとこのシリーズ、12月28日からのピックアップ率が高い。当たり前か。それだけエポックなライヴがこの日付に集中しているってことですね。

 

再集結にあたって全員が集まって最初にやった曲がこのSubjectiveってことで、その時の映像も9999の特典で観られたりしましたけど、昨年暮れのナゴヤドームの時に利用した近鉄の特別列車、あれのメンバー内のトークでこの曲はとにかく身体に沁み込んでいるので、演奏以外のこと(音のバランスとか)に集中できる、コーラスもあるので諸々のチェックにちょうどいい、って話をしてたんですよね。確かに、1991年の時点でこのこなれ具合ですもん。入りのアレンジが新鮮ですけど、それもまたこの楽曲の華やかさを引き立ててて最高。

 

冒頭にかわいらしい(としか言えない)吉井ちゃんのMCが入っていますが、この時第1部でボウイのカバーをやっているので、その時のMCかな。ロンドンブーツナイトに出るのは最後かも、ちょっと出世しちゃったんで、お仕事としてやっていくことになったので…。はー。かわいらしいわぐっとくるわで大変だよ。それでお着替えして第2部のアタマがこの曲って感じですかね。黒いハットめちゃお似合いだし、このあたりの歌の進化具合がまさに倍々ゲームという感じ。そういえばこの時はまだあの変身ポーズはやっていないね。

 

愛されないパラノイアバンド、と自分たちを歌う、そこに愛情と誇らしさがあることがよくわかる1曲だよなーと思います。