THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR@京セラドームに行ってきたのよ

ドームツアー2本目!の京セラドームでございます。2001年1月4日のメカラウロコ8以来ですね。途中のMCでその話にちらっとふれましたけど、吉井さん「正直おれはね…記憶が薄いです」。正直だな!確かに1月8日の東京ドームの陰に隠れて(隠れて?)今まで話題にあがることがほとんどなかったですもんね。例のyoutubeの30周年企画で1月4日の「メロメ」の映像が初出しされて「映像あったんや…」ってビックリしたくらいですからね。

以下京セラだけじゃなくてナゴヤドームのセットリストもまとめて書いております。知りたくない!という方はお気をつけください~。

 

ドームツアー4本ともセットリスト替えるよ!って宣言されてて、どんなふうに、どれくらい入れ替えするもんなのかまったく予想ができてなかったんですけど、ひまじんなのでこういう対照表を作ってみた(ほんとうにひまだな!)

青いマスキングが前回とかぶっている曲。こうしてみるとなんとなく4本に共通する構成みたいなやつが見えてきそうな感じありますよね。

 

開演時間の少し前に舞台袖に白い制服姿のブラスバンドの方が見えて、えっなんかむちゃくちゃちっちゃい子もいるな!?って思ってたんですけど終演後龍谷大学吹奏楽部の方だったと判明。情報統制めっちゃちゃんとしてる!えらい!ってことは1曲目がDAN DANなのかな?と思っていたら始まったのはマイ・ウェイ。19年前のメカラ8のときの客出しの曲ですね(その時流れたのはジプシーキングスのA MI MANERA)。ブラスバンドで、しかもまさに青少年!というようなコたちが目の前で演奏してる姿にそれだけでちょっと泣きそうになる私である(ちょろい)。さらにブラスバンドで「見てないようで見てる」!ありがとーのところ思わず歌っちゃうな。しかし、オープニングの演出からガラっと変えてくるのすごく楽しい。これから何が!?っていうのを毎回味わえるのむちゃくちゃ贅沢な経験ですよね。演奏終わりでだんだん客電が落ちていって、始まったのがROMANTIST TASTE!

 

TRUE MINDのライヴビデオで育った民は「1曲目予想」とか言われると「…ROMANTISTじゃない?」ってすぐ言いがち民にもなってしまうんですけど、マジのこれ始まりっていうのは実はそんなに機会があるわけじゃないのでブチ上がりました。しかもあとから気がついたけど見てないようで見てるからのROMANTISTって「紫の炎」ツアーの踏襲じゃないですか。マイ・ウェイといいオタク心をくすぐってくれるよまったくぅ~。ROMANTISTといえば私が毎回凝視してしまうあの首をかききる仕草をバッチリ決めてくれてめでたく本日1回目の昇天~。

 

吉井が緑のジャケットに紫のシャツに赤いパンツっていう原色魔人で、これを着こなすおめぇすげえな!?オラわくわくしてきたぞ!ってなったし、またエマがすごい。エマの派手がすごくてすごい。ジャケットのきらびやかさもさることながらインナーがまた派手。あんなの着こなせるのエマしかおらん。ヒーセは虎柄のジャケットに緑のスカーフ、最初のベースも深い緑で合わせて相変わらずコーディネート完璧マンだった。吉井がアニマル柄のチーフをしていたので吉井とヒーセがアニマルと緑合わせみたいになってたなー。

 

ゴヤに引き続き序盤で投入されるROCK STAR、ほんと着火剤として有能すぎ。FINE FINE FINEがきたの嬉しかった!思わずアニー!て叫んだね。FINEのアニーのドラムは本当に最高。そしてちゃんと首吊りの木やってくれる吉井も最高。この5曲目6曲目のとこ、A HENがFINEに差し替えなのもわかりみしかないし、追憶のマーメイドがMOONLIGHT DRIVEに差し替えなのもなんかレア枠みたいな感じで良い。東京ドームで全然違う曲がくるのか再びA HENとかが登板するのか想像するだけで楽しみがすぎるな!

 

センターステージでのMCで「こんなにアットホームな感じだとは」と吉井が言ってたけど、確かに19年前はもっとなんか、がらんとした大きな空間だったような気がしてたので、わかる気がする…と思ったり。鶴ちゃんはメインステージに残ったままなので、吉井が「鶴ちゃんはあっちなの。鶴ちゃーん」と呼びかけ、「ここは30周年のオリジナルメンバーでってことでね。30年経ったらこっちへおいでね」と優しいんだかなんだかよくわからないことを言っていてウケました。鶴ちゃんいつも本当にありがとう(深々と礼)。

 

2000年に作った…という前置きがあって、その頃このバンドは混沌としていた時期だったけど、その頃にもいい曲作ってたんだよって話から「カナリヤ」。よく眠れた?とかヒーセに聞いてヒーセが笑いながら首振って「眠れてないそうです」とか言ってたな。続いてFOUR SEASONS。これ、GSツアーでどっかに入るんじゃないかと思ってたのに入らず、結構渇望してたのでうれしかった。最近マイクスタンドをなぎ倒すスタンドプレイ(意味違う)が楽園の専売特許になりつつあったけどこっちも忘れちゃこまるぜ!っていう。センステを斜め後ろから見る形になったんだけど、このマイクスタンドをふっ飛ばすところはきれいに見えて満足しました。でもって、メカラっぽいから大阪ではやんないかもなと予想していたブギーの流れ!FOXYからのSLEEPLESS。正直このコンボ、何回来ても飽きない。毎回美味しくいただけちゃう。タンバリントス何回見ても興奮しちゃう。あとSLEEPLESSのときにモニタに昔の映像が映るけど、あれナゴヤドームのとき席位置が真横だったんでよく見えなかったんですよ。で今回見てたらあれただ昔の映像ピックアップしてるんじゃなくて、ちゃんとリップシンクした映像なのね!すげえな!そりゃ1回使って終わりじゃないよな!

 

前回I don't knowだったところにドラマタイアップの話から砂の塔、前回BURNだったところに嘆くなり。ここの組み合わせも面白いな。センステの締めがラブショーからのJAMなのは前回と同じ。ラブショーのとき、フロント3人がむちゃくちゃ面白くて、ヒーセに近づく吉井→お、なんだなんだと警戒して逃げるヒーセ→一緒になって同じ方向に回りだすエマ、って図が楽しすぎて、また吉井が方向変えると今度は吉井から逃げるエマ、ヒーセって巡りになってなぜかアニーの周りをひたすらぐるぐる回るっていう。仲良しか!

 

JAMのときの赤いライトが大きな鳥かごみたいな形になる照明、イントロのハイハットでの拍手のあともう一段大きな拍手になったのはあの照明の鮮やかさもあるんだろうな。すごくこのツアーでも印象的な図で、JAMってやっぱりパワーのある曲だなと思いました。

 

ナゴヤドームのとき山折れモニタの半分しか見えてなかったので、繋ぎの映像もようやく正面から拝めました。DANDANはチンドン屋さんとオープニングのブラスバンドの子たちでホーンセクションを!正直ブラバンの子たちがかわいくてかわいくて、ヘーイ!を一緒にやろうとしてくれてたり身体をゆらして踊ってくれたり、あんまりかわいくてまたも泣きそうになる俺。しかしこのアイデアほんとすごいな。東京ドームも楽しみだね!

 

正直に言うと前回天道虫のあとがアレ(アレとか言うな)だったので、今日…くるの?こないの?って平常心を失ってしまい申し訳ないことをした。今日はこなかった。さびしいようなホッとしたような。でももう1回ぐらい聴きたいです…だって前回出てたっていうモニタの文字も視認できてないから…よろしくお願いします…(ってここで言ってもな!)

 

センステを含む本編前半の構成は楽曲の配置を見ても割と固定なのかなって気がするけど、DANDANからあとはかなり様相が違うのでこの日は割と王道で畳みかけた感じでしたね。そういえば最初のMCで「今日はロックンロールな感じ」とか言ってたもんな~。花道をヒーセとエマが揃って闊歩したのがむたくたかっこよかった。でもってSUCKの絡みの時ちゃんと戻ってきてくれるエマちゃん。しかし超巨大モニタにアップで抜かれておもったけどあれ…やってないよね!(何をだよ)。

 

本編最後はBRILLIANT WORLD。これも2000年に作った曲で…っていうMCがあって、カナリヤのときもそうだったんだけど峠?メロメ?とかすぐ思っちゃうオタク。いや雑誌のインタビューとかでも大阪ドームはリベンジの意味合いもあるみたいなこと言うし、ってことはメロメとか出るのかな~とか思っちゃったよ。このときモニターがモノクロで、吉井ちゃんのシャツの色だけパートカラーになってたのよかった。最後のI WILL GOでフルカラーになるっていう。首にチーフをしてたのであまり目立たなかったけど、あのモルフォ蝶のペンダントしてたね。あの色もパートカラーになりそうだったけどな~。

 

アンコール、登場してきて吉井がギターをかけたので、おっなんだ?と思ったら!ら!SEWWT & SWEET!!!う、うれしいことをしてくれるじゃないのよぉ~~~!!ギターは君の手を縛り、もちろんやりましたとも。じゃっかんテンポが遅めで、もっと速くてもいいんだよ!いやでもこれはこれでいいんだよ!とか思うちょろいファン。MCのロックンロールな感じ…ロックンロール感じ!?すきなように!?っていうこと!?(いや違うだろ)いやー吉井ちゃんがギター弾くやつもっとお願いします。I LOVE YOU ,BABYとかもお願いします。

 

ALRIGHT、ナゴヤドームのときの花道からメインステージにかけて4人が一直線になって「ひとつにあつめて」でスポットライトで抜かれる演出めっちゃよかったのでやってくれるかな?と思ったけど今回はなかった…。エマはセンステにきてくれてたけど。サンキューメッセージでゲネプロができなかったって言ってたのと関係あるのかな。あとこの曲のとき吉井ちゃん一瞬声が出なくなって、そのあと何フレーズか下のメロディで歌ったのでかなり肝が冷えた。センターステージでのMCのときもちょっと声が詰まって「年だから入っちゃいけないところに入っちゃう」とか冗談めかしてたり、全体的に声が何かにひっかかった感じになってるところはあったものの、ALRIGHTの時はちょっとほんとにびっくりしたね…。がんばれあとちょっとだ…!とか祈るような気持ちになりました。

 

最後の曲の前にメンバー紹介。ヒーセのときに「大阪だから虎っぽい衣装にしたんだよね?こう見えてそういう細かい心遣いがすごい」つってて、ほんとそう!ほんとそう!と頷きまくる私。そして「このバンドにヒーセがいてよかった」つってて、それにもほんと!!!そう!!!と頷きまくる私なのであった。でもってヒーセも吉井の紹介のときにめずらしく「なんていうのかな」って言葉にまよって、「最高のシンガーです、吉井和哉、LOVIN!」ってシンプルに言ったのがなんか、じーんとしちゃいましたね。

 

ここでね、きょうの目玉じゃないけど、われわれの新曲を…って吉井が言って、新曲が何を指すのか一瞬迷子になる観客。再集結のときに最初にできてた曲ですと言って「未来はみないで」を紹介。この歌詞をいつ書いたのか、どこで書いたのか、そういうことは今は伏せておきます、再集結して最初に出たのがALRIGHTで、そしてセカンドシーズンの最後になるのがこの「未来はみないで」なのも、こうしてみれば運命のようなものを感じます、と言っていました。

 

ライヴ後にこの曲が配信されることも発表になりましたが、この未来はみないでは初聴きのときから、「未来は未来で おおきな口を開けて笑っているのかな それならいいけれど」って歌詞がほんとうにすごい、なんて詞を書くんだってほとほとまいってしまっている。しかもこの歌詞の最後が「また会えるって 約束して」なのも、まさに今の私の心境にシンクロしすぎていて、ぐっときまくるったらない。本当に今欲しい約束ってそれだけだもんな…。

 

これだけドがつくベテランになっても、客前での初披露に緊張と初々しさが濃厚なのはこの人たちの素敵なところで、新曲を最後に共有できるって最高のおみやげだよなと思いました。振り返ってみればこの日のライヴはメジャーデビュー曲で幕を開けて、いちばん新しい曲で幕を下ろす構図になっていて、いつなんどき、どんなライヴでも、ひとつひとつのステージに物語性を感じさせるっていう、そこは私にとっては本当に他に替えの効かない、文字通り唯一無二の存在だと思わせるところです。

 

終演後にアニーがセンステのほうまできてくれてたんだけど、吉井がぼそぼそ「滑るから」「気をつけて」「おっ何やるんだ」「2回で終わり?」「あっもう一回やった」とかアテレコ風なことしてたの面白かったです。でもってアニーがもどってきてドラムの前にみんな座って吉井がなんか言ってみんな笑ってちょっと相談してるふうな雰囲気あって、いやまだ客いますけどその音声を聴かせてもらうわけにはいかないかって感じでした。何話してたんだろー。なんか、まさかもう1曲やったりしないよねっていうか、いやしなかったんですけど、とにかく4人が笑顔でいい光景だった。なぜか扇子が小道具(小道具?)で用意してあって、吉井がそれをひらひらと振りながらはけていって、最後までその高く挙げた扇子がひらひら見えていたのが個人的にいい余韻でした。

 

お友達のおかげでSUPER指定席から拝見することができまして、メンバーが近くに来てくれては大騒ぎをし、モニタにアップで抜かれては「今日も今日とて顔がいい!」と騒ぎ、これまで数えきれないぐらい見てきて今改めていうのもなんだけどマジでエマ…セクシーの権化か!?ってなったり、楽しかった。楽しかったです。THE YELLOW MONKEYのライヴがずーっとある世界に住みたい、もうそれしか人生の願い事はない、って思うくらい楽しかったです。セカンドシーズン残り2本、未来はみないで思いっきり楽しみたい!

 

 

THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR@京セラドームセットリスト

1.ROMANTIST TASTE

2.楽園

3.ROCK STAR

4.Balloon Balloon

5.FINE FINE FINE

6.MOONLIGHT DRIVE

7.球根

8.カナリヤ

9.FOUR SEASONS

10.Foxy Blue Love

11.SLEEPLESS IMAGINATION

12.砂の塔

13.嘆くなり我が夜のFANTASY

14.LOVE LOVE SHOW

15.JAM

16.DANDAN

17.ロザーナ

18.天道虫

19.SPARK

20.バラ色の日々

21.太陽が燃えている

22.SUCK OF LIFE

23.BRILLIANT WORLD

アンコール

24.SWEET & SWEET

25.ALRIGHT

26.悲しきASIAN BOY

27.未来はみないで