30周年が来たりて笛を吹く #20「空の青と本当の気持ち」1997.09.07 西武球場

1997年9月7日の西武球場、「紫の炎」ツアーから「空の青と本当の気持ち」。本邦、初出しです!「紫の炎」のツアーは当初VHSでFIX THE SICKSの映像や、ロンドンアストリアでのライヴなどが編集されたものが1997年12月にリリースされており、さらにその後RED TAPE NAKEDとして「紫の炎」完全収録のDVDも発売されているが、いずれも西宮スタジアムのものが使われているうえに、最初のVHSの時はこの曲は未収録だったんですよね…って、この説明、デジャヴュ!と思ったそこの君!そう、この30 memorable shows of 30 yearsのいっぱつめも同じ紫の炎ツアーで初出しのポートメッセなごやの映像だったね!ちなみにその時のROMANTISTがオープニングで、この空の青が本編ラストだよ!

 

エマのギターがあの懐かしの…というか、往年の、というか、とにかく私にとってはエマをみ~ればおもいだす~な青のレスポールスタンダードで、それだけでも拝んじゃうやつだよね。ヒーセがなんだか心から楽しそうなのもいい。っていうか西武球場の時のヒーセこんな衣装だったんだな!めっちゃおしゃれ!いつもだけど!雑誌のライヴレポとかで見たとは思うんだけど、どうしても映像に残ってるあのフリンジのついた衣装の印象が強いからさ~。

 

あと個人的には3分40秒くらいの、歌いながらどこか一点を見つめてる吉井の表情が最高だし、ぱっと顔をあげて、それでこれカメラ切り替わっちゃうけどあのひと「君にウインクしたいな」でウインクしてますね。してます。スロー再生した私が言うから間違いない。しかし、本当にこのときの吉井和哉、色気っていうか妖艶っていうか、とにかくいろんなものがだだ漏れすぎていて、これ過剰摂取したらやばいやつやんってなったけど、実際過剰摂取して後戻りできなくなったオタクがここに、って感じです。

 

この曲はアウトロが本当にすばらしくて、アニーのドラムが、ヒーセのベースが、渾身のエマのギターが、そして中央で腕を広げ空を飛ぶようなロビンの姿が本当にこちらを「飛ばせて」くれる1曲だなあと思います。