30周年が来たりて笛を吹く #27「ネバーギブアップ」2000.08.06石川県森林公園

でました!公式の紹介文にもあるとおり、今まで2回しかライヴで演奏されたことのない、それも解散前のフェスでやったきりという、超レア楽曲「ネバーギブアップ」。ちなみにこの時はタイトルも決まっていなかったと思われ、後日発売されたロッキンオンJAPANに掲載されたセットリストでは「MTV」というタイトルで載っていました。

 

楽曲自体は解散前ラストシングルで、休止のドーム公演後に発売された「プライマル。」のカップリングですから、当然、ここにいる観客の誰ひとり、この曲を知らない。そして今回この映像が陽の目を見たことで明らかなとおり、楽曲自体も生まれたてのほやほや感がすごい。2016年に再集結したとき、同じくロッキンオンJAPANのインタビューで「(フェスで)歌詞うろ覚えのやつとかやんないですから!変な新曲のカップリングとか交ぜないからだいじょぶです!」と吉井が言っていて、おまえはどこのネバーギブアップの話をしとるんや…と思ったもんでした。

 

ポップヒルの方がひたちなかよりも1週間早いので、この時がアニー短髪のお披露目だったのかな。以前吉井が休止前のライヴでのエマのことを「武士みたい」とたとえたことがありましたが、こうしてみると全員にその空気がありますね。DJブーンもステージ上にいてリアクションしてくれているのがわずかな癒しといったところ。

 

歌詞が発売されたものと大幅に違うので、これはオタクにはたまらないやつだし、貴重資料!という感じ。とくにこの部分

「どうせ男は足りないから欲望にただ敏感だ それで女は悲しいから思い出だけが肝心だ」

「どうせ男はかよわいから欲望にだけ敏感だ だけど女は図太いから思い出だけが肝心だ」

吉井節!という感じですばらしい。思わずメモりました。それにしてもクッソどえろい歌詞ですね。「あたしもうダウン」のときの吉井のエロさ、なんか法律にひっかからないですか。大丈夫ですか。発売されたものも相当ヤバイけどこのほぼ仮曲みたいな状態はさらにヤバイ。いやーレアなものをありがとうございます!