吉井和哉GENIUS INDIAN TOUR 日本武道館10/24レポート

武道館の中心で愛を叫んだ獣。

そんな獣のカズちゃん、そう、今日は思わず普段呼びもしないしそれどころか「ケッ」と鼻であしらうぐらいの「カズちゃん」という呼び方で思わず呼びたくなるかわいさでした。かわいいっていうか、なんだその具体的にかわいかった!っていうことよりも今日のカズちゃんはやけに下手(notヘタ)っていうかあのオラオラ吉井和哉じゃなくて「どっすかねー、こんなのどっすかねー?」というようなお伺い吉井和哉だった感じで、私はオラオラ吉井和哉がもちろん好みなんですけど、これはこれでアリ!つか新鮮でかわいい!みたいな。

以下例によって長い!

さてさて今日は

真ん中のお席でした。「ど」っていうのはこういうことを言うんだな!ぐらいの「ど」っぷり。そんなに前方ではなかったんですがやっぱすごいなーど真ん中は!といろいろ新鮮でした。正面で見て気づいたこともいっぱいあったなー、あの奥の円形のムービングライトはすげえいい仕事してるな!とか、あのバックのオブジェ、最後の「雨雲」のとき後ろの映像がグランドキャニオンみたいな荒涼とした感じの風景になるでしょ?そしたらそのオブジェが照明の加減で岩山に見えてきて、かと思えばそのあとの星空では延々と続く山脈に見えてきたり、これもまたなかなかに良い仕事っぷりじゃあないですか!

セットリストは名古屋と同じ。バンドの演奏、名古屋の時には気にならなかったんだけど、今日は何回か音がばらけるような感じになったとこあったなあ。

衣装は札幌・名古屋と同じ白いシャツにインナーも白、首にはスカーフ。途中けっこう汗をかいていて、その汗を拭いたタオルを客席に投げたんだけど届かずに手前に落ちたみたい。「届かないし・・・」ってぽつりという様がちょーカワユス。

2曲目までサングラスしたまま。Biriのラストは今日も「今夜は俺の愛を持って行け」。WEEKENDERの「朝からね」のあと「全国的に!」と叫んで「いいお天気で」とつなげていた(笑)

今回北東と北西に観客を入れているので前方に出てきて左右を振り返るのが多かったですね。北東北西の2階スタンドにはわりと大きめのモニタあり。上海の前だったと思うんですけど、そういやって前に出てきたときにずーっと上の国旗を眺めて、そして最後に敬礼した。ああ・・・吉井さんその仕草はちょっと・・・!

上海、今日はとうとう吐息無し!ギターソロの時バーニーとジュリアンに向かって手を広げて「ツインギター!」ってやってた。次のルーザーの時、吉井が赤い照明の中ステージの奥からまっすぐ前を見ながら歌ってたんだけど、なんかもうあまりにど真ん中で、なんかあたしに向かって吉井が歩いてくる!的な?(爆)いやー半径10メートル全員がそう思っていただろうと思うけれども(笑)出口だ、で指さされるのもえっ、あたし!?みたいな(もういい)

SIDE BY SIDEにつなぐとき、イントロに入る瞬間にマイクスタンドを右に倒した!!!ぎゃーここだったのか!!!スタンドプレイ!!!!

ワセドン前のMCだったと思うんだけど、たぶんねえ、吉井が思っていたよりもオーディエンスの反応が薄かったんじゃないかと思うんだけど(盛り上がってないってことではなくて、ダイレクトなリアクションとして押してくる感じがないというか)、ちょっと静かにすると「なんですか、もう終わった方がいいですか!」とか言い出した(笑)続けて「金をドブに捨てたって感じですか!」って、あーでもこれ文章にするとニュアンス微妙だな、字面で見るとアレだけどわりとほほえましいやりとりだったんですよ。ジュリアンに耳打ちして「股間」って言わせるのかなーと思ったら「ちょっと、ちょっとちょっと」(笑)また耳打ちしに行って「なんで、なんでなんで」(笑)あげく吉井「どこで覚えてきたんだか!」お ま え だ よ

ワセドンの入りを間違えてやり直したんだけど、なーんかあざといつーか、わざと間違えた気がした。気のせい?シュレッダーはやっぱりこのツアーメニューの中ではハイライトだなっていうか、それぐらい力あるなあこの曲、と思いました。Come back againのコーラスを今日ははっきりとマイクを通して言ってました。シュレッダーの濃さが日に日に増していくんだけど、逆に聖なる海とサンシャインの濃さがちょっと薄まった気がしたなあ。ちょっとシュレッダーで使い果たしちゃってる感じ?

I WANT YOU I NEED YOUで、北東1階のスタンドのお客様の手にちゅー。「おにぎり握るように」のところ、股間の前で握りながら「愛してくれない」をはっきり歌わずにシャウト。ちょーカコヨス!!こことPainはアガるよねーーー。

恒例のカバーを・・・という話から突然「全然関係ないんだけど、関係ないんだけどね?関係ないけど話していい?」(笑)あははは。好きなように話しなさいよ(笑)

なんかお母さんからまた微妙な絵文字のメールが来て、今日は実はオレもよく知らないひいおばあちゃんの亡くなった日らしい。それでそのおばあちゃんのおじいちゃん?うん?(と言いながら自分で訳がわからなくなる吉井さん)でそのおじいちゃんが長唄、知ってます長唄?若い子は知らないか!知らないよね!知らないよね!(この言い方がちょーーーかわいかったんですよー、萌え萌え)、その長唄の唄い手さんだったんだって。あのー長唄ね、こういうやつ!(と一節、自然発生する手拍子。ジュリアンに向かって)ジャパニーズソウルだから!でねー、俺知らなかったの、俺の先祖でそういう芸能(歌って言ったかも)に携わっていた人がいたって。俺が歌うとロックにならないのはその血のせいかな!とか。どうしてもコブシまわっちゃうでしょ?

なぁつの~うぅみ~とか~

ふぅゆの~まぁち~とか~

ぎゃー!!となるオーディエンス(当たり前だ)、えっ・・・前回やったじゃん!

聴いてねえよ

聴けてねえよ

どこかの誰かが静岡ぶっ飛ばすから聴けなかったんだYO!

というわけで(どんなわけだ)オエイシス(そう言いました)のDon't Look Back in Anger、2曲目はおなじみストーンズで夜をぶっとばせ。2曲続けて、どうぞ!とこの紹介がすっかり気に入ったらしい。しかし今まで私が見た中ではノーミスだったオエイシスで最後の最後、歌詞を間違えた。悔しかったんでしょうなあ、終わった後自分のほほを張り飛ばしていましたよ。ストーンズは今日はいつにもましてミック!相当な感じでミックでした。そうそう、Don't Look Back in Angerの音源化の話もちらっと。オアシスの人に頼んでます!って言ってました。

マンチーの途中で、今までそんなこと言い出さなかったのに「あのー知らない人いるかもしれないけど、俺が『ほらほらマンチーが』って言ったら「ハジマッタ!」って言ってね!始まりたいでしょ、なんか!これ縁起物だから!美輪明宏さんの待ち受け画面と同じようなもんだから!」そしてここでも「そんなの関係ねえ」をご披露(笑)

Love Communicationの時、吉井「ぶっどーかーん!」って叫んだね。今日はえまファンの友人と一緒に見ていたんだけど、あの「むせびなくギター」のとこあるじゃないですか、私もやっぱりどうしてもスイッチ入っちゃうポイントなんだけど、えまファンの友人はスイッチどころじゃなかったつーか、まるでえまがいるかのようにえま(がいた方)に手をさしのべてしまうっていうね。もうしょうがない、これはこれでしょうがない。それでこの時、罪と罰に~のあたりだと思うんだけど、吉井は倒れたまま歌っていて、だから私には実際は見えなかったんです。ただ北東と北西のスタンドに設置されたモニタが見えたのでそこで見てたんだけど、倒れたままステージの端まで這う・・・這うじゃないな、仰向けで寝たまま這いずるっていうの?それで・・ってあーーーこれ全然説明できないんですけどなんで!?実演するのかんたんなのに!とにかくそのとき仰向けのまま見せた目がちょうぜつ狂った目だったって話、それにしこたまやられたって話です、以上!

SWEET CANDY RAINの前のMCに入るとき、なんかミョーなテンションで話し出して、そしたら「おいおいどうした?毎回毎回キャラが変わりすぎてついていけませんか?」うん、たしかに今日の吉井さんちょっとヘンよ(笑)確かどこかいきなりオカマ口調で話出したとこもあったよね?「もっとも気持ち悪い曲」「このあいだPVも見返したけど気持ち悪かった!」「(PVのまねをしながら)見えてないんですかね」「影が薄いっていうんですかね(頭髪を抑えて)何ぃ!?」ってこのオーディエンスの反応の薄さバロス!見てないだろうあの最初のdvdの初回限定版についていたPV集を!(笑)

Winnerの前、突然なんの前触れもなく

「元気出してね」

と言って歌が始まった。ちょっと不意打ちでびっくり・・・なんだろう、吉井なんか、元気出してって言ってほしいのかなあとか思ったり。どこでだったか忘れたけど、吉井が

「好きですかーー!」って言って、観客がイエー!って答えるじゃないですか。普通に吉井のことを好きって聞かれてるって思って、もう1回好きですかーって。イエーーー!

そのあと、自分のこと好きですかーーー!って言ったの。なんかちょっとぐっときた。

アンコールでは白のお洋服、でも今日はチョーカーなかった。もてペンだけ。もう完全にオネエスタイルな歩き方で、一礼するとき自分の頭をマイクでごつん・・・ドリフ!?でもってオネエのまま「どうも~、ゲイカップルです♪」今日の鶴谷さんのふりほどき方は冷たかった(笑)そして鶴谷さんを紹介するとき「KABAちゃん似」と紹介していた(笑)

バッカ、今日はちょっと声が苦しいところありましたね。PVは福岡が終わった後すぐに撮影に入るそうです。「自分がやりたいためだけに何千万も使ってしまいます!」そこで「社長~!」の声、GJ(笑)

ラスト雨雲。やはり最後のI LOVE YOUで客電がつきますが、これ武道館で見て初めてわかった、わかったっていうか得心したっていうか、あのー武道館の客電ってやっぱりすごい他の会場と全然違うんですよ。思わず周りを見渡してしまうぐらいの、世界が変わる感じがあるんですね。それは名古屋でも仙台でも、客電をつけてもそこまでの効果は得られていなかった。あーこれなら、このI LOVE YOUで吉井が去っても(去るというか、ここで姿を消すという感じね、演出的には)納得だなっていうか、むしろ今こそそれを試してもらいたい!と思った。一瞬にして現実に戻る、思わず周りを見渡し、視線を戻すとさっきまでそこで世界をつくっていたひとはもういない、これ相当に美しいと思う、美しいというか個人的にドンズバです。

ライブとして観客とアーティストが丁々発止、どこまでいくんじゃおりゃー!的な、そういう雰囲気ではなくて、なかよく握手、みたいな感じのライブだったなあと思いました、今日は。いやーほんとに今日のカズちゃんはなかなかにかわいかったですよ。個人的には何度も言いますがほんとにど真ん中で、距離はけっこうあるんだけどそれも(私の妄想力は)ものともしないというか、ほんとに私と吉井の間に見えない道が!ぐらいの視線の通り具合で至福至福でした。そしてライブ直後、携帯をチェックし年末武道館の当落を確認するファンの姿が・・・なんて日に当落発表してくれるんすか社長(笑)とりあえずおかげさまで両日参加決定です!ひやっほう!