仕立て屋の恋

いや「髪結いの亭主」つったら「仕立て屋の恋」かなっていう(笑)

先日のバレンタインデーには吉井の体臭が発売に、おっと間違えた吉井の体臭成分を分析して作られたオリジナルフレグランスが発売になるとかfm802のキャンペーンソングの詞作だったんだよーって発表があったりとか、ああそれからチョコがどうだとかこうだとか言いつつガンガン歌いまくってる(らしい)吉井ちゃん、なんだかんだ絶好調ですね!(決めつけ)

私はフレグランス買ってないんですけど、次のライブにいったら会場からその香りが立ちこめてたらすごいね~~。四方八方から香る吉井の体臭的なものに包まれて吉井ちゃんのライブを堪能する!新境地!(かもしれない!)新たなる3Dの方向性!(かもしれない!)(多分違う!)

とか言って私は鼻が悪いのであんまりよくわかんなかったとかって終わりそう・・・しょぼぼん

そういえばこの間吉井武道館の再放送を見ていて、なんとなく再放送の方が音がいい気がするなーとか思ったり、なんだかんだ後半には帳尻あわせてくるなあと思ったり、突然だけどVOLTのみならず吉井和哉ソロワークスのなかで私はノーパンがいちばん好きなのではないか・・・と思ったり、でもノーパンが一番好き!って端から聞いたら完全イミフどころかいや意味は通じるんだけど100%別の意味にとられるぜ危険危険と思ったり、でもやっぱりあの日のハイライトはBELIEVEね・・・ってことで自分の中で落ち着いたりしたりしたりいたしました。

それであのときはバタバタしていて(自分が)、武道館終わったあとの吉井ちゃんのモバイルでのコメントには触れなかったけど、あれ確か29日の深夜だったよね?「武道館ありがとう」のメッセージが更新されたのが。そんで私はRADIO CRAZYから帰ってきてお風呂入ってお布団のなかであのメッセージを読んだんだった。読んで、携帯をぱたんと閉じて、そうかあ、そうかあ、うん、吉井ちゃんのすきにすればいいとおもうよ、って思いながらなんだか知らないけどぱたぱたと涙がちょっとこぼれてしまったんだった。

あの日の武道館のライブがすごくよかったとか、逆にそうでもなかったとか、多分100人いれば100通りの答えがあるだろうし、でもって何が正解だってことも絶対にないわけだ。私は何度もこの言葉を使うけど、ファンはファンの文法でしかものを見ることが出来ない。だからモバイルやもしくは他の場所でもいいが、そういう「個人」の感想なんて吉井ちゃんはどんどん踏みつけちゃってくれよと思ってるし、逆に言えば踏みつけにしていく力こそが舞台のうえに立って何かを見せるひとに最も求められることじゃないだろうかとも思ってる。

でも舞台のうえで感じる、集合体としての「観客」の意思はぜったいにアーティストに伝わるし、それを感じ取って欲しいし、そして吉井和哉というひとは、その「観客」の呼吸を見逃さない、という点ではほんとうにおそろしいほど嗅覚の優れたひとだと思う。だからあの、「12月28日はイエローモンキーの日」「何かと比べられたり期待されたりする」というのが、ただ単にモバイルの感想やたとえば身近な人からの「20周年なんだからイエモンやればよかったのに」みたいな声がもしあったとして、そういうものから感じたものだったりするのなら、そんなもんにガタガタいってどうすんだよって思う。

思うけど、でももしそうではなくて、そういう「何か」が一枚挟まっているような感覚をライブをやりながら感じたのだとしたら、だからこそのコメントなんだとしたら、それはずいぶんきついことだっただろうなあと思うし、もしそうなら、28日っていう枠をなくすこともいいのかもしれないなあと思ったのだった。そう感じるのは吉井自身が一番この日付を意識しているからだとしても、だからこそ余計に「新しい吉井和哉の記念日」を作っていくのもいいのかもしれないと思ったのだった。

それと同時に、イエローモンキーが休止してから2006年のあのツアーの武道館まで、「彼らに会えない12月」をなんとかやり過ごしていたことを思い出したら、なんか涙が出てしまったってことなんだと思う。

でも私の涙なんてまったくもって踏みつけにしていってもらいたいし、それに吉井ちゃんには「恒例」ってことばがあんまり似合わないような気もするんだよな(笑)約束がなくなることはとてもしんどい。そのしんどさは、多分本当になくなったときに初めてわかる。でもなくなったなら、また作ればええじゃないか。そう思えるタフさが吉井さん自身に今あるのだとしたら、それはとてもすごいことだよね。

レポートにも書いたけれど、私はあの日のライブが好きでした。闘っている吉井ちゃんだった。私はそう感じたし、そう感じることができたことを嬉しくおもう。武道館大好き。12月28日大好き。吉井和哉大好き。THE YELLOW MONKEY大好き。武道館と12月28日が、12月28日と吉井和哉が、THE YELLOW MONKEYと武道館が、それぞれバラバラになってもそれは変わらない。そう感じることができることを、今はただ嬉しくおもう。