THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR-GRATEFUL SPOONFUL-@横浜アリーナに行ってきたのよ

行ってきたのよっつって、もう2週間も前の話ですよ。今が横アリと次のたまアリのちょうど中間地点みたいな感じですかね。一応書き出してはみたものの、もはや誰もレポ的なものは求めてらっさらないと思うし、そもそも書く必要もないんですけど、もうこれ習慣なんで勝手に私の思い出話のテイで書きます。まあいつもそうじゃねえか!と言われればそれまでなんですけどね!

 

週中ド平日の開催、しょうじき厳しい!厳しいが、しかし、THE YELLOW MONKEYの横アリを完全スルーするなんてあっしにゃできません!ということで2日目ハートのみの参加でございました。

 

アリーナという名の横アリのスタンド後方のお席で、横アリやっぱでかいなー!と改めて思いました。しかし、吉井ちゃんは絶好調だったですね!後日ご本人が実はかるくギックリ腰やっちゃってたと明かされてましたが、マジでそんな空気なかった(ラブショー終わりの時だけ下手花道から戻る時にずーっと膝で歩いてたのが気になったけど、そもそも腰をやってる場合あの姿勢はラクなのかそうでないのかもわかんない)。トラブルがあると逆に燃えるタイプっての、もちろんよくわかっておりましてよ!

 

あとね、MCでも横アリを「聖地」と言ってくれてましたが(これだけでもむちゃくちゃうれしゅい)、この日見てて思ったのはおそらく横アリがいちばんご当地コールが多い!「ヨコハマー!」「ヨコハマー!」何回言うんや。もう絶対そこぶっ込むタイミングじゃない!ってとこでも「ヨコハマー!」大好きなんだね!そして、言いやすいんだね!

 

途中でふっと息をするように最高、大好きとつぶやいていたのがなんかすごくよくって、わたしもだよーーーと心の中でおおきくお返事しておきました。

 

その絶好調な吉井ちゃんが開口一番「最高の金曜日にしようぜー!」つったのはホント最高の出来事でした。聞いてるこっちは「ん?金曜日って言った…気がする?気のせい?」みたいな感じで流そうとしてるのに、暗転明けないうちからクフフって笑い声が響いて、吉井ちゃん自ら「もう曜日もわからなくなって…」て、爆笑しました。イインダヨ!イエローモンキー曜日ダヨ!うんうんそうだねそうだね(甘いファン)。

 

絶好調の時の吉井ちゃんらしく節回しグイグイ変えてきたり歌詞の一部をつるっと変えてきたりがふんだんに散りばめられてて、楽しいんだろうな!っていうのがもう如実でした。そういえばジャケット脱ぐのも早かった…もうちょっとおじらせモード見せてくれてもよかった…。ラブショーのときに花道から降りて最前の柵前まで出るんだけど、花道から降りる前にちょうど「私はあなたの馬」のトコで、吉井がちょうキョロキョロしてエマを探してたのがおかしかったです。ひさびさにあなたは私のエマが出そうな雰囲気だったのにな!惜しい!ちなみにエマはその時鶴ちゃんといちゃついてました(この男ひどい男だよね)(ってLOVE SAUCEの時指さして歌ってたね)。「それじゃさよならお元気で」のあと「まださよならじゃない!」つったのもかわいかったな。そういえば、この日はSUCKで絡みがあったんだけど、あれやるやらないっていつ決めてるんだろ?てっきりハートの日はやるのかなっておもってたら大阪はやんなかったし。ステージ出る前に今日やる?やらない?みたいな事前確認してたらどうしよう(どうもしない)。もうYES/NO枕でも置いておけよ!って昭和なツッコミをしてしまう私。

 

この日のセットリストで印象に残ったのは、パールと、そしてなんといってもSO YOUNGでした。それはもちろん、場所が横浜アリーナってことと無関係ではないのだ。再集結後何度かこの曲が演奏されるところに立ち会っているし、もっといえば吉井和哉のソロのときにもこの曲が演奏されていたことがあるけど、当たり前だけれどその時に聴く曲の雰囲気は今から「あのとき」を振り返っている色合いが濃かった。だからなんとなくやさしい匂いのする曲に感じたりもしていた。しかし横浜アリーナで聴くと…これはもちろん私の心情が大きく左右しているからこそなんだろうけど、「あのとき」に時間が巻き戻っているように感じられたのだった。痛く、苦しく、切なく、その切なさの果てのきらめきがまとわりついていたようなあのときに。

 

横浜アリーナでのTHE YELLOW MONKEYと聞いてFIX THE SICKSのツアーを思い出す人もいれば、スプリングツアーを思い出す人も勿論いるだろうけど、私は多分この先も永遠に、あのパンチドランカーのツアーを思い出さずにはいられないだろうと思う。113本の果てのあの4日間は、思春期とは関係なく訪れるその人の人生の「青春」の最高潮の1ページだったとあらためて思う。私の敬愛する劇作家がかつて「あなたがこの旗揚げ公演を見たと語るだけで、カウンターの片隅で見知らぬ人と10分間の幸福なお酒を飲めるだけの持続と魅力を作るつもりです」と書いたことがあるが、まさしくあの体験は私にとってそれに類するものだったのだ。

 

終演後、そうしてあの時を過ごした人たちと久しぶりの再会を果たしたり、ホテルの部屋で友人たちとTHE YELLOW MONKEYのことも、吉井のことも、全然関係ないことも飽くことなく喋り続けて、翌日は皆で中華街に繰り出して、10分間の幸福なお酒どころではない、人生の楽しさが凝縮されたような時間を過ごして、二度と戻らない美しい日々は戻ってくることもあるんだな!と3年前にも思ったことをまた思って、夢のような時間でした。夢のような時間すぎて、すっかりでろでろに記憶が溶けて、いまや「たのしかったなあ…」とあほの子みたいに繰り返すしかできないし、そんなテキストしか書けませんが、でも本当は感想なんてそれでいいんだよね!

 

間もなく7月に突入ですが、わたくしはたまアリ&福岡の連打、その間に何故か東京出張という文字通りニシエヒガシエ大忙しの文月を過ごす予定でございます。いよいよTHE YELLOW MONKEYの夏本番!て、梅雨入りしたばっかだけど!  

 

6/12 ハート・セットリスト 1.天道虫 2.ALRIGHT 3.Love Communication 4.Love Homme 5.楽園 6.Love Sauce 7.Stars 8.パール 9.Changes Far Away 10.SO YOUNG  11.Balloon Balloon 12.追憶のマーメイド 13.Titta Titta 14.LOVE LOVE SHOW 15.SUCK OF LIFE 16.I don't know アンコール

17.Horizon  18.バラ色の日々 19.悲しきASIAN BOY 20.この恋のかけら