フォーカード

フラ…いや発売…いや発売日から1日遅れですよってにー!

9999+1、めでたくリリース!やんややんや。Amazonで買いましたらフラゲ日に届けてくれたんですけど帰宅が遅くて受け取れず!昨日我が家に無事到着、そしてGSツアーのDVDを真っ先に見ちゃう私。音源はね!音源は休みの日にゆっくり聴くから!

 

結論から言うとアルバム持ってるしなーとか、これ以上モノ増やすのはなーとか(それは私)、いつかGSツアーの4種類BOXで出すんじゃない?とか思って買い控えているひとは今ナウ購入することをおすすめします。トランプはあってもなくてもどっちでもいいです(正直か)。この宮城のライヴのためだけでも十分お釣りがきます!写真集ももちろんすばらしいよ!でもって長年の経験でいうと、こういう付属のDVDみたいなやつがのちのち、もっとも手に入りにくくなる。おれはくわしいんだ。

 

このセキスイハイムスーパーアリーナはダイヤマークの最終日だけあって完成度がハンパなく、ライヴがすばらしいのは勿論なんですが、昨日全編見て私がまずやったことはクレジットを確認することだった。なぜ?オタクだから!いい映像を残してくれたらまずそれが誰の手によるものかを確認するのが性です!ディレクターのクレジットは「Ayumi Sakamoto」となっていて、たぶん映画監督とかもされている「坂本あゆみ」さんであろうと思われる。この方、8月に発売になった東京ドームのディレクションも手掛けてらっしゃいましたね。東京ドームの円盤もちろん買って、でもまあどっちかっていうと本編は演出過多だった記憶の方が強かったんだけど、映像がいい意味ですごく彼らに寄ったものになっていて楽しかったんですよ(だからブログも更新した)。

 

それで今回のこれじゃないですか(じゃないですか論法)。この方のディレクションの一番の良さというか特徴というか、まず物理的にスイッチングが激しくないのでじっくり見られるっていうのがあるんですけど、あとメンバーの関係性をきっちり残そうっていう意思をむちゃくちゃ感じるんですよね。この板の上で、ロビン、エマ、ヒーセ、アニーっていう単体じゃなくて、バンドとしての塊を捉えようとしているというか。だから、それこそ往年のキレッキレのカッコいい瞬間を連ねていく、みたいな編集とはちょっと違うし、それが物足りない人もいるかもだけど、それよりもその関係性重視なバンドのとらえ方が今のTHE YELLOW MONKEYのモードとすごく合っているんじゃないかって気がするんです。このバンドのいまの「カッコよさ」はそれぞれがそれぞれを想い合う、メンバー同士だけじゃなくて、メンバーとスタッフ、メンバーとオーディエンス、そういう想い合う矢印が現れるところに「カッコイイ瞬間」も積みあがっているような。

 

こうしてみるとトランプマークのそれぞれで、メンバーのモードもやっぱりチャンネルが違うような面白さがありますね。つーかダイヤ、いいよね。いい。いいよ。Breaking The Hideとか吉井の最高級にかっこいいところがつまりまくってるだけでなく(あのジャケットプレイ…!)、ヒーセの唸るベース、エマのコーラス、楽曲をひっぱるアニーのドラミング、いやもうこれベストセレクションDVDに残したい。なんだよベストセレクションDVDって。

 

あと天国旅行ね。ダイヤの肝はある意味この曲だったけど、本当にすばらしい。吉井さんにしてはめずらしく、「潮騒の音快晴の彼方」あたりではっきり声がゆれていて、そうか…このひとこんな顔して泣くんだな…というのを目の当たりにしてちょっと動揺しちゃいましたよ。静岡の初日、ものすごい近い席でこの天国旅行を見ながら、タイムマシンに乗ったようだ、いったい今は何年なんだ、と思ったことをまた思い出したりして。

 

いやマジでこれこの調子でいったら全曲メモ書きみたいなことになりそう。だって!ぜんぶ!いいから!本当に4人ともかっこいい、本当に4人ともたのしそう、本当に4人ともこのステージにいることがしあわせなんだろうな、ということを何よりも私たちに教えてくれる映像です、これは。ぜひお宅に1枚!(ダイマ中のダイマで締めるオタク)