THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR GRATEFUL SPOONFUL@マリンメッセ福岡に行ってきたのよ

イエ~イ3年ぶりのマリンメッセー!3年前もこれぐらいのタイミングで来た気がしますね。しかも今年は博多祇園山笠と日程がばっつりかぶるという!祭だ祭だ!

 

この福岡が私のダイヤ&ハートオーラスだったんですが、いやー初日ダイヤのライヴが個人的に、きわめて私の理想に近いライヴで、たとえこれでダイヤ&ハートだとお別れだとしても…わがSPOONFUL人生に一片の悔いなし!と高々と拳を突き上げたくなったわたくしでございます。以下両日の覚え書き、もちろん曲バレてまっす!

 

・開演時刻ちょい前あたりから手拍子やまずほぼ総立ちの客席。福岡!アツい! ・この恋のかけらの最後、アニーってば吉井のまねっこ(片手を上げた姿勢のまま)してるのね…下ろすタイミングも一緒!かわいいかよ! ・熱帯夜で絡み合う吉井とエマの足。そういえばここんとこ熱帯夜のアウトロでフーッフー♪のレスポンス復活してるよね ・砂の塔めっちゃよかった、こんなにいいとは。ラスサビ前で吉井が頽れて歌ったのがどちゃくそ絵になってたし、赤い照明が映えるし、それでうつむき加減の顔の下でくちびるの端ゆがめて嗤うの性癖に刺さる、なんかねー、ちょっと麗奈っぽかったよ ・Breaking The Hideで吉井がジャケットを片方だけ肩脱ぎして、歌いながら一瞬で肩を入れるというジャケットプレイが拝めました…ありがたい…寿命が伸びます… ・この日は9999の曲たちの輝きつーか、ここまでツアー本数重ねてきて地力がついてきた感つーか、とにかくライヴ全体にぶ厚さがあったのがものすごくよかった

Tacticsのイントロの煽りもどんどん吉井が自由自在になってきてて、静岡の時は思えばむちゃくちゃ丁寧に基本に忠実にやってたんやなーと思ってニヨニヨするなど。「腰を軽く振りましょう」が出て思わずな、なつかしーーーーー!!!と声が出た。しかも吉井、腰は柔軟性が大事!と言いながらむちゃくちゃ腰を動かして柔軟性を見せつけてて、またそれをアップで抜くカメラマンさんっていう。どんな現場よ

・しかし、ダイヤのセトリのたびにおんなじこと言うようで申し訳ないが、天国旅行はやっぱすごいね。もちろん今まで何度もライヴで体験してきたけど、今回のツアーではその存在感に毎回新鮮に心動かされている。あとアニーのドラムがめっちゃいい。 ・吉井、ジャケットもう脱いでてボウタイもほどいてたんだけど、ギターをかがんでストロークするときにほどけたボウタイを跳ねのけながら弾いてるのがちょうちょうちょうかっこよかった ・Changes Far Awayのとき吉井が、後ろから照らしてるきらきらレーザーに自分の手があたると…影ができるぞ!?ということににわかに気がつき(今!?)最後まで手をひらひらぴらぴらさせていた。そしてそれを見て笑うアニー。ええ光景やで ・ダイヤのセトリでここにポツっとJAMが入るのも好きなのだ。こういう位置で演奏されるのが新鮮でもあるし(解散後はソロであれバンドであれ、オーラスに近いところに持ってこられるのが常だったから)、それでいてどこにいても埋もれなさがある。毎回ぐっときちゃうよ

・Balloon Balloonの冒頭で流れる映像のときに「ジャコウネコ…」ってお友達と頷きあっているんですけど、この日うしろから「ラスカルかな?」と声が聴こえて吹きそうになった。アライグマじゃないと思うよ! ・私何を隠そう手拍子あんまり好きじゃないマンなんですけど、ばるんばるんは手拍子でもり上げるのアリな感じがしたなー ・そしてSPARK!いやもうこの日のSPARK最高だった。言うてわたしそれなりの回数SPARK現場立ち会ってますけど、マジで最長不倒だったのでは ・なにしろヒーセのキレッキレ度合いがすごかった。2回目のAre you ready to spark?のシャウトったら!!かと思ったらエマはエマでギターソロでぶいんぶいん言わせた後、カメラ目線で「にこっ」。あの激しさのなかでこの一瞬のさわやかな高原を吹き渡る風(のようなエマの笑顔)(何言ってるかわかんなくなってきました)。このメンバー全員がかっこよさ殴り合うようなのが本当に本当に何よりの大好物 ・どうでもいいことですけど吉井が「本当のチミの顔が見える」つっててなぜ訛ったし…ってなった

・LOVE HOMME、どちゃくそえろかったなー。「わたしはあなたのLOVE HOMME」でくるりと華麗なターンをきめたのもよかったし、何しろ全般動きがえろい。囁き声バージョンなのもよかった…。そうそう、イントロでちゃんとエマをカメラで抜いてくれてた!えらい、えらいぞ ・しかもここから天道虫ですよ、最初のMCで「日常のいろんなものはきだして…」つってたのをここで受けてのとっぱち「はきだせふくおかーーーー!!!!」のアオり!!!さいっこう!!! ・このカッコイイにカッコイイを上乗せしてくるようなのがほんっと私がこのバンドから離れられない理由 ・太陽が燃えているのときに吉井が花道からステージのヒーセに「ひーせええええ!」って呼びかけて、ヒーセがぶいんぶいん弾きながら笑ってたのが最高でした

・MCで、会場に来るまでの道すがら山笠の締め込み姿の男衆を沢山見たことに触れ(この日は「ふんどし」と言ってて、翌日は「あれは締め込みっていうとですよ!」と訂正されたことまでご丁寧に話していた)、ワゴン車の中でヒーセと大興奮だったらしいです。たしかに非日常感あるよね(私も会場に来るときに見かけた)。野性が目覚める…とか言ってたので、この日のギラッギラ感は締め込みによって生まれたものなのかもしれない(違うかもしれない)。 ・これ完全に私事ですけどSUCKのときとかあまりのメンバーのギラギラぶりに見惚れてたぶんはじめて「でっかいいちもつべいべー」を叫び逃しました。痛恨。

 

・2日目ハートも客電落ちる前からほぼ総立ちと手拍子の福岡! ・いやー途中のMCでも吉井ちゃん言ってたけど、愛されたい構われたいという名のワインで血ができてる(嘘です)吉井ちゃんだもの、「福岡大好き、そりゃ好きじゃないところなんてないけど、特に好き!」とか言うわけですよね ・そうそう、いつも楽園の「猫も連れていこう」のところ吉井のリアクション楽しみにしてるのに、モニタで抜いてくれないことが多くて(あそこで吉井を抜かなくてどーする!とぷんすこしていた)さびしかったんだけど、この日はばっつりおさえててくれて、吉井はちびいねこにゃーんをなでりなでりしたあと懐に入れていた。ねこになり~た~い~(名曲)。 ・Love Sauceで最近エマをさして「この男ひどい男だよね」を歌うことが多いんだけど、この日はエマが下手のヒーセのところにぴとっとくっついてて、それをみた吉井が「この男たちひどい男だよね」とアレンジさせていた ・あと「君にKISS!」のレスポンスを煽るのに「お互いの暗黙のタイミングで」\なんて言うんでしたっけっ!/ってぶっ込んできたのめっちゃ笑いました。新しい。新しい。 ・Titta Tittaの時にも言ってたよね、ラーマラーマ!\なんて言うんでしたっけっ!/ ・個人的にTitta Tittaはこのバンドならではの盛り上がり爆発力があって好きなのだ。吉井ちゃんもっと煽ってもいいよ

・吉井、ラブショーの時にエマのBOXティッシュをひっつかんで、それを振りまきながらステージを闊歩するという新技を披露したかと思えば、そのBOXティッシュをやおら振りかぶって無人のステージにぶん投げるというやらずぶったくりぶり ・知らないホテル、私はあなたのエマ(正確にはあなたは私のエマ、ではないか。私はあなたのエマだとお前エマなのかよってなっちゃう)(どうでもいい)、とラブラブぶりが頂点に達した吉井、下手花道でとうとうエマの前でねそべり「エマエマショー」と替え歌。もう好きにしてください ・おちょける吉井を見て破顔一笑のエマ最高にかわいかったよー ・今日は絡みありSUCKだったけどもはや別にちゅーしてるところ隠す必要ないのではっていうのとあの事後感のすごいエマのアップが毎回ほんとうに腹筋を殺す。なんてゆかいなバンドなんだ!

 

・MCでいきなり「今日はあんまいなかったね、お祭りのひと…」と残念そうな吉井。「明日がすごいんでしょ?やり放題だって聞いたよ?」どこ情報だよ!あと、言葉遣い! ・ふんどしではなく締め込みという、って話から「女性は締め込まないの?女性の場合ははめ込みなの?」などと言い出し、挙句「もうね、おれはシモに生きる!」「イエローシモンキーだ!」などと堂々宣言する吉井なのであった。時代の流れ…知らない子ですね!って感じですが、あとで「不適切な発言があったことをお詫びします」とニヨニヨしながら言っておりました ・昔はライブの後打ち上げ二次会三次会当たり前だったけど、今は会場に着いてストレッチ、ライブをやってまたストレッチ(ひとりエッチとかまた言わないでもいいことを言うシモンキー和哉)、ホテルに帰ってどこにも出かけずに寝るみたいな。だから唯一ライブの場だけがその土地の人と触れ合える場なんだよ、だからライブがめちゃくちゃ楽しみなんだよ、だって。 ・でもそこで、我々の思ってるロックンロールの概念が通用しなくなってきた、歌詞を書くのでも言葉に気をつけなきゃいけなかったりとか、それにちゃんとアジャストしながら唯一無二の、音と楽曲とルックス(これ言ってくれるのが最高)であり続けたいみたいな事を言ってくれるのがね、吉井お前は本当に嬉しい男だよってなるやつ ・この日はほんっと最初っからヒーセがゴリゴリにかっこよくて、ASIANの最後とかさ、いつもステージの真ん中でエマと並んで弾くじゃないですか。あんとき、エマはいっつもヒーセの顔をちょっと見るんですよね。でもヒーセってあんまり見つめ合ってってタイプじゃないの(すごくニコニコしてるけど)。でもさー、この日の最後のASIANはもうエマとヒーセががっつり向かい合ってオラオラで身を乗り出さんばかりに弾き倒してたんですよ。鬼か!かっこよさが鬼級か!!!

・メンバー紹介の時吉井が「アニーにもあれ言わなきゃね、最近エマとかヒーセにもいってるやつ」って言い出したのでおっ誰をたとえで出すのかな!と思ったら「ロジャー・テイラーフレディ・マーキュリーがいるように…」いや逆、逆 ・そんで「初出しの情報!」とか言うから何かと思ったら、菊地兄弟幼かりし頃、親子連れの押し売りがきて狛犬の置物を売りつけられてのりこママ困っちゃってそしたら幼き菊地兄弟が「買ってあげてよぉ」と言ったのでとうとう購入に至った…という話でした ・吉井はその話を楽屋で最初にアニーに聞き、そのあとおにいちゃんに聞き、「アニーはねお父さんに似て厳格だから、でもお母さんすごくやさしいひとで、エマはお母さん似で浪費がひどい、カードの請求がすごい」と話の転がる先が見えないトークを繰り広げたのでエマがおいおいと泣いていた(面白すぎて) ・ラブショーで吉井が撒き散らしていたのはエマの涙拭き用ティッシュらしい。吉井「ほんとだよ!いつか物販で売ります」商魂! ・この話のオチは、狛犬の置物買って、でもいいことあったんでしょ?という吉井にアニーが答えた、「あったよ!だっていまここにいるじゃん」ですね(満点回答) ・ちなみにヒーセはKISSのラストツアーでたいへんらしいです(だよねえ~)。チケット代が20万とか…30万とか…いやいや驚きません、思う存分追っかけてヒーセ!

 

いーやーたのしかったなー。最初にも書きましたけどこれでダイヤもハートもラスト、しかしあまりにも最高に最高だったので本当に思い残すことはありません。いやクローバーとスペードにはめっちゃ思い残してますよ!つーか吉井ちゃん、1日目のMCでスペードはまだ曲きめてない、リハもしてないつってた。マジか~。なにしろ初日が武道館2日目ってものすごいとこにぶっ込まれてるし、この武道館が改修前武道館ラストになるわけで、どんな構成になるのか、どんなセトリになるのか楽しみでハゲそうですよ。

 

1日目はアリーナの41列めのヒーセ側の端っこで見ていて、わたしはちびっこなのでこうなると視界的にはなかなかにきびしいものがあるんだけど、でも本当にこの日のライヴ最高だったんですよね。私はTHE YELLOW MONKEYというバンドが好きで、このバンドが見せるいろんな顔が好きだけれど、でも私の根っこを抑えているのはこの人たちがなによりも「しぬほどかっこいい」瞬間を見せてくれて、その「かっこいい瞬間」に立ち会うことで自分が今、ここにこうして生きているってことそのものに興奮させられるような、そういう瞬間があるからなんです。この日のライヴはそういう瞬間を浴びるようにくれた。あのSPARKほんとうに…ほんとうに、メンバー4人が「かっこいい」って武器で殴り合うようなあの感じ。THE YELLOW MONKEYの楽曲ではなんといっても(曲の構成も関係あるだろうけど)WELCOME TO MY DOGHOUSEが、犬小屋がこのカッコイイの最長不倒を叩き出す4番打者って感じなんだけど、そういう雰囲気がこの日のSPARKにはありましたね。

 

私はしつこいオタクなので自分が初めてTHE YELLOW MONKEYのライブに行った時の席を覚えていて、アリーナの53列だったんですよ。何が見えてたんでしょうね、あの時のわたし。でも53列だろうがなんだろうが、運命は変わる時は変わる。音を立てて。41列目でも2列目でも、ひとしくブチあがることができるのはそういうことを知ってるからだし、THE YELLOW MONKEYが常にそういうライヴを私たちに見せてきてくれたからだよなーと心から思います。本当に最高だった。こういう夜があるからツアーはやめられない。

 

さて!わたしの次なる約束の地は日本武道館!こんな真夏の武道館、たぶんあのひとたちはじめてだし、そもそもツアーでの武道館(年末メカラ以外)もパンチ以来だし、もっと言ったら武道館で2daysも当然だけど再集結後お初ですよ。楽しみが!!!すぎる!!!!