30周年が来たりて笛を吹く #23「アバンギャルドで行こうよ」1993.01.26 日清パワーステーション

開口一番の「みんな!アバンギャルドに生きようね」で「カワイイッ」と叫んでしまったことを白状いたします。しょうがない。だってかわいいから。そのあとの「大ヒットするからね」もカワイイですね。さて1993年1月の日清パワステのライヴから「アバンギャルドで行こうよ」です。この日のライヴはLIVE DVD BOXのボーナスディスクにLOVE IS ZOOPHILIAが収録されてますね。見るたびに、「エマがニットの王子さまみたいなやつ」と私のなかではジャンル分けされています。いやほんとにニットなのかどうかわかんないけど、むちゃくちゃインパクトありますよね。しかもそれを着こなしているのがすごい。あのマフラーに巻かれて眠りたいと思ったおなごはどれだけいるのか。まったく罪な男だぜ!

 

公式の紹介文でも「年末といえばこの曲!」と書かれているとおり、吉井和哉がアンコールでアコギを引っ張り出しジャカジャカ鳴らし始める、それが12月28日の風物詩という感じですね。ライヴでこの曲を経験した方はよくご存じのとおり、アバンギャルドに行こうよは「おそそブギウギ」とセットで演奏されるのが恒例。おそその意味は自分で調べてね!お父さんお母さんに聞いちゃだめだぞ!

 

さらにこの曲のアウトロで吉井が「今年のうちに~!」(今年の汚れ今年のうちに)と叫ぶのも恒例で、いやーこれを聴かなきゃ年は越せないですよね!という感じすらします。いやマジでTHE YELLOW MONKEYファンにとってはクリスマスよりも大晦日よりも12月28日に聴くこの曲ほど「今年も終わるな」感をもたらすものはないと思う。

 

吉井さんの、素肌にジャケットを直で着るスタイルはこの頃よくやってましたね。青年館の追憶の銀幕とかもそうだもんね。表情にも目にもギラッギラッと鋭い光が浮かんでいて、これからのしていってやるというかれの野心が炎となって見えるような気さえします。