薔薇娼婦麗奈 #7

このメカラのDVDBOXが出て、それを友人宅で集まって通しで見た訳ですが、最初にこの麗奈を見終わったあと、私たちは口を揃えてこう言った。もちろんきゃあきゃあぎゃあぎゃあと見ている間は叫びまくっていたが、それよりもなによりも、である。 BOWINMANよ。 THE YELLOW MONKEYよ。 君たちはひょっとして こんなお宝を 埋もれさせておくつもりだったのかい? なんという神をも恐れぬ大罪!仏罰がくだる!仏罰が!(混乱中)いやもう発売されたからくだらないけど!しかし!なんという! …と思わず取り乱したほどにすばらしい、この映像は。というか、今まできちんと発売された麗奈の映像ってjaguarのDVDだけですからね。あれはあれでもちろんすばらしい、けれど例えば紫の炎のときにもやっていたし、そしてこのメカラ7でもやっていたのに、なぜか映像化から漏れ続けていた。もうこの1曲がこうしてパッケージ化されただけでもこのBOXの価値天井知らずですよっておまい何回その台詞言ってんだ イントロから吉井の(巻き舌炸裂の)麗奈~~~~~!!!この入り方からしてドラマチック、そしてなんと言っても中盤の間奏のときのパフォーマンス、これこそTHE YELLOW MONKEYだ!と言いたくなるぐらいの全方位の隙のなさ。あのベースラインにエマのギターが重なっていくとこ、でもってアニーがまたこういうリズム叩かせたら右に出る者がいないんだ!その間吉井は座り込んでうごかない。右手を制止するように突き出したまま動かない。それを前から、後方から、そして手だけをアップでとらえていく。「真実の皮をはいで」からの、どこか虚空を見つめるような吉井の目。完璧。 序盤からジャケットを片脱ぎしていて、そのジャケットプレイぶりが拝めるのも眼福です。初っぱなで吉井ちゃんの歌詞ががっつりハナモゲになっていますが、そんなもの「金で愛を手に入れた」のときのあの超絶悪い顔した仕草や「泣いてもだめ もう帰れない」のときのあの白目、天上天下唯我白目で帳消しです。アウトロにいたるまですべてがドラマチック、ほんとに完璧、DVDBOXが出て、ほんとによかった…!(感涙)