回るぼくらのブルース

日曜日、斉藤和義@オーロラホールのライブに行ってきましたのです~!お友達のおかげでそれはそれはもうすばらしいお席で観させて頂いたのでいいだけガン見してきました。ガン見してきました。ガン見してきました。僕はなんて言えばいいんだろう(お礼を言えばいいんじゃないか?)しかしオーロラホール超満でした。ダフのおっちゃんも買うよ、買うよしか言うてなかった。

以下若干ばれあるのでたたみます。 

アルバム発のツアーなので当然新作が中心のセットリストになるわけですが、せっちゃんが途中何度か(制作時期の関係もあって)偏ったアルバムになってしまったかな、という話をしてたのが印象に残っています。実際にアルバムトータルの印象としてはせっちゃんの言うとおりだと思う。でも極端な心情の時にはその極端な心情にまかせたほうが良い部分って絶対あるよなーとも思うのだ。そういうときに無理に気持ちを「平常」の方に振り戻そうとしても負荷が大きいっつーかさ。やっぱり作品って、私たちにとっては受け取るものだけど、作る人にとっては自分の記録でもあるんだもんね。

でもそんなある意味「極端」な曲たちを中心に構成しながらもきっちりエンタテイメントになっているところがさすがだなあと思いました。あのかっこいいとおもしろいのツートンカラーの縞模様の波、これに私はめちゃくちゃ弱い。

藤井さんとギターの掛け合いからの「ずっと好きだった」、いやーもうやっぱり第三舞台のダンスがどうやったって出てきてしまうしなんならひとり笑いながら涙ぐんでたのでちょっとキモかったと思います我ながら。

もちろん「ミタ」の話にも触れて、というか、辻村さんを巻き込んでの「ミニ家政婦のミタごっこ」までご披露するという…(笑)松嶋菜々子さんにプレゼントされたというエプロンをかけて、「ほんとにかわいい、ほんとーにかわいい!!全然違うんだよ、君らとは!」と正直すぎる暴露や、エプロンのメッセージを「斉藤和義さんへ 早くいれてください ナナコ(はあと)」(もちろんそんなこと書いてませんヨ)挙げ句「この、どすけべナナコが!」と言いたい放題。「みんな見てた…?ほんとねえ、あれは…俺おいしかったね…もうガッポガッポ…」ヒッヒッヒwww

しかしそこまで茶化したあとでも「やさしくなりたい」のイントロが鳴った瞬間の、会場全体がうわあっ!と沸き立つ感じ、あれは久々に体感した。ヒット曲を持つ強み、というのをモロに肌で感じたというか。

今回はタンバリン、鍵盤、マラカス、ドラム、ブルースハープとギター以外にもまさに八面六臂のマルチプレイヤーぶりをこれでもか!と見せつけてくださってました。タンバリンがねええ、もう、かわいいのかわいくないのって、かわいいんだよ!なんであんなタンバリンかわいく叩けるのか不思議だよ…。いちばんご本人が「あー楽しくって仕方ねえなあ!」って顔してたのはドラムでした。もう頭の上に「イッヒッヒ」って吹き出しつけたくなるような顔して「これやりたかったんだよおお」つってたのもよくわかります。「虹」のコール&レスポンスちょうあがったなー。ツインドラムで、豊夢さんがぴったりせっちゃんの手元ガン見して合わせてたのもかっくいかった!

しかしこの日見てて改めて、アコギを持ったときのせっちゃんの攻撃性ってちょっとすごいものがあるよなあと思いました。アコギってわりと攻守で言ったら守りのほうのイメージだけど、せっちゃんのアコギは攻めにもほどがある武器ですよね。アコギのときだけ気持ち右足が前に出るスタンスで、のめり込む感じで弾いているのもそう見せるのかも。

新譜の中でももっとも鮮烈かつ痛烈な歌詞の「雨宿り」から、虹が消えるまで、そして歌うたいのバラッドまでMCを差し挟まずに畳みかけたのすごくよかったです。突き落としっぱなしにしない優しさっつーかさ、せっちゃんのバランス感覚を感じたなあ。

MCといえばメンバー紹介のときに、藤井さんのことを「マイラバにもいたことがあって…」「きっとakkoちゃんとやっちゃったからクビになったんだと思う」藤井さん「やってませんwww」せっちゃん「そういうことにしといた方が面白いじゃない!」ひどいwそのあと「今はthe Birthdayという極悪非道のバンドに…」とも仰ってましたw豊夢さんには「豊かな夢とかいて豊夢なんて、しゃらくせえ名前してやがりますね!」あっはっはwそしてやはりご当地ということでか「以上フラワーカンパニーズがお送りしております!」

前日が三重県津市でライブだったので、車で移動してきたらしく「ちかいねー」「三重県と愛知って近いの?隣?くっついてる?」会場の薄笑いを感じ取ったのか「みんなだって群馬と栃木どっちかどっちだかわかんないでしょ!そういうもんだよ!」ムキになるのカワイイ~~~(でれでれ)

ボクと彼女とロックンロールのときの藤井さん辻村さんの仕込みネタはすがきやでした…あれ毎回違うんですね?ふたりでチューチュートレインまでやってたもんね…せっちゃん加わろうとしたけどうまく加われてなかったね…wポッキーの歌のときのおしりふりふりダンスもちょう可愛かったなー、ほんとこのギャップがにくい!にくいあんちくしょう!

アンコールではドレミの歌をみんなで歌ったんですけど、せっちゃんが「やってみるとこれは楽しい、いやなめてたよドレミの歌を」っつーのもよくわかる、なによりなんのエクスキューズもなしに全員が参加できるってのがまずすばらしいよね。パート分けしたところもきれいに決まってせっちゃんもご満悦でした。音が上から降ってくるね!つって嬉しそうだった!

Come on!ではしゃぎすぎて(だって楽しかったんだも…!)そこでべみょうに足が攣ったとかいやあねえ寄る年波ってやつぁ、ってことがありつつも、せっちゃんを上から下まで舐めるように見て踊って笑っていい夜でした。チケット取ってくれたお友達とせっちゃんに感謝!!