サンキューフォーザミュージック

最近の私がなにをやっているかというと、仕事をして家に帰ってごはんを食べたら大抵ライブDVDを流しっぱなしにしてぼーっと過ごす、という繰り返しです。この2週間の私の散財ぶりったらオソロシスですよ、本当に。キッカケは先日blogのエントリにも書きましたが、民生のライブに行って民生のベストDVDを買ってしまったのが原因なんですな。あれで火がついた。ウルフルズってライブ映像上がってないよなあ~とぴこぴこしていたら、ベストDVDではないけどウルフルズのベスト盤「ベストやねん」にライブヒストリー映像つきの限定版があって、あーこれいいじゃない、安いし!これ買おう!ってぽちっ。それを見ていたら、当たり前ですけどトータス格好良くて、あーもっと見たい見たい、ほかのも見たいいろいろ見たい、それが加速してもう仕事疲れもあって半分自棄っていうか、そんな感じ。どんな感じだ。

そんで買ったものを列挙するのもあれですけど民生のCheapTripも買ってしまったし、スピッツは放浪・・・むにゃむにゃ、ウルフルズに至ってはlive at 武道館にツーツーウラウラ、ヤッサ2000、でもってヤッサの2001まで注文してしまっている。どうだこれ。そして民生にウルフルズにイエローモンキーにスピッツエレカシに、とぐるぐるDVDを交換しながら見ているのである。カオス!

これ殆ど全部ネットで買ってしまったんですよ。コワ!ネットってコワ!でもヤッサの2000のDVDはAmazonでげっ!みたいな値段がついていたんで諦めてたんですけど、先週末に遅くまで開いている駅前のショップに行ったら、そこにぽつーんと、もう背表紙なんか完全にヤケて見えなくなっているヤッサ2000が残っていたのだった。もちろん一も二もなくお持ち帰りである。お持ち帰りして鑑賞大会である。発売されてから8年もの月日ここに残っていたなんて、私に貰われるためとしか思えん。しかしこのヤッサ2000のトータスの格好良さってすごくないですか。自分で「モテ髪時代」とか言ってますけど。借金大王でギターをかきならしている姿がたまらん。

そんなこんなでCDを買うよりDVDをどうしても先に買ってしまうわけですが、基本的にパフォーマンスを見るのが好きなんですね私は。音を聴くよりも。だからTHE YELLOW MONKEYにずっぱまったのは彼らがたくさんライブ映像を商品化してくれていたこととあまり無関係ではないと思う。民生とウルフルズはともかく、スピッツは今現在まともに買えるライブDVDは1枚しかないし、エレカシに至っては1枚もない。

それにしてもほんとに、みんなまったく違うのな。金子みすずじゃないけれど、ほんとに「みんなちがって みんないい」だ。1曲ずつDVDを交換して自分の好きな曲だけ連続して聴く(見る)とかやってると(そんなことやってるのか)、この曲を他の人が歌ったらどうなのかなあと思ったり、逆にこれはこの人にしか歌えないなあと思ったりで楽しい。例えばマサムネくんの書く歌詞というのは、実は相当に過剰な部分があるのだけど、マサムネくんはそれを歌うときそういった過剰な思い入れを声に乗せることを絶対にしない。誰でもが知ってる名曲「チェリー」を、あんなに爽やかに聴かせることが出来るのは、実はマサムネくんだけなんじゃないかと思う。だって「悪魔のフリして切り裂いた歌」とか歌ってるひとなのに、教科書に載せてもいいと思われてしまうんだからねえ。

吉井で言うとそれはなんなのかなーとかも考えるんですけど、まあ吉井の映像はもともと見過ぎていてよく自分でもわからないことになっていたり(笑)でもバンド時代で言うならSUCKは絶対吉井にしかあの格好良さは出せないだろうと思うし、Biriやマンチーであんなに観客を燃えさせてしまうのも吉井ならではだよなあと思います。

しばらくは取り揃えたDVDの山をぐるぐるしながら悦に入りたいと思ってる次第。あ!そういえばRO69に昨日のウルフルズの武道館ライブレポあがってましたね。20周年オメ!