MY FOOLISH HEART

BEAUTIFULカップリング。 さすがカップリングに力を入れる男セブンイレブン調べ(もういい)、とにかく吉井のカップリングには名曲が多い!そういうことです! 美しい旋律と、少し頼りなげな、とでも表現したくなるような吉井のボーカルが、なんとも心に沁みいる曲。

こういうパターンはバンド時代からほんとに多いけど、BEAUTIFULよりも好きかも。MY FOOLISH HEARTのほうが、なんとなく切実さを感じるからかもしれません。切実さというか、匂いというのかな。どことなく冬を感じさせたり、歌詞に久しぶりに二人称の「あなた」が帰ってきていたりするあたりも懐かしく思えます。

個人的にはおそらく誰もが知っている、シェイクスピアのもっとも有名な台詞「TO BE OR NOT TO BE」を吉井が歌詞の中に織り込んだうえ、HAMLET HEARTとまで出てくるあたりに初聴きのときは驚いてしまいました。いったいどんな心理だったんでしょうかね。でも、HAMLETは常に悩める青年の象徴ですから、「悩んでないと生きられない」吉井さんにはぴったりなのかも。って、もう青年じゃないけどさ。 ごめんなさい、そばで見守れなくて、のところの吉井の声の掠れ具合が、いつも私を泣かせます。

けして投げ出すものか 逃げ出すものか 怯えるな MY FOOLISH HEART