YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015@名古屋国際会議場センチュリーホール レポート

この前にあった10日のフェスティバルホールに行かず名古屋に来たのはチケット予約の段階ではまだ転勤がきまっていなかったからじゃー!しかしさすがにまだ自分の中でくすぶる地元感。吉井ちゃん2年ぶりぐらいの名古屋だそうです。待ってましたのひとがおおいからなのか、開演前から手拍子、総立ちの大盛り上がり。以下、例によってメモ書きと感想など!

 

・今日は1階中段あたりだったので、セットもよく見えた~。序盤は形の違う幕が3枚重なってて、3枚それぞれに光当てたり、1枚だけ当てたり、シルエットにしたりといろいろ表情を変えててたのしかった

ビルマニアのときに「大名古屋ビルヂングーー!」今日はこのフレーズがお気に入りでした。まあ、いま、建て替え中だけどね!

ビルマニアで下手のスピーカーにうんしょって登ったんだけどじゃっかん早く登りすぎて手持ち無沙汰になってるのかわいかったです なんか屈伸運動みたいなのしてた

・この2曲目で吉井のあまりのかっこよさに感極まって涙ぐむ(わたしが)という異常事態発生

・3曲目でまたギターかけてもらってI LOVE YOU BABY。んもー何よりうれしかったのは最初の「感じる?」を吉井が右手を高々と掲げて歌ったことだ!(その後の「感じて」ラストの「感じる」は歌わず)。I LOVE YOU BABYなんどかやってると思うけど、これをやってくれないことを心中寂しく思っていた私だ

・紅くて~、神戸で見たときより「おまえのギターはネックレス」状態じゃなかったなー、わりと弾いてた(不満なのか)(いいええ)あと間奏で台詞言ってるんだけど(宇宙がどうこう)聞き取れない

・迷信トゥギャザー、この棒を、のとこ期待通りの超絶いやらしい目線、卑猥な手つき、ごちそうさまですありがとうございます

・2番のテーブルに乗ると、がすっとんで夜の口笛で足がもげてた コワイコワイ

・母いすゞ、父ジャンとは、の2回目を「父親とは」って歌った!ちょっとびっくり。そして最後の「強かった」言わなかった

・人それぞれで間奏が佳史さんのドラムソロになるのいいアレンジね

・MUDDYのとき、恒例のコーナーでなぜか稲川淳二口調(?)「みなさ~~~ん、このコーナーは~~」地から響くささやき声的な

・「『はかば』と『ば』の間の…」はかばって言うてしもうてるやないかい

・客席から掛け声「じゅんじー!」吉井「違う!」「こわいこわい」「今皆さんは臨死体験を…」のっかっとるのっかっとる

・今回のツアーはMCが少ないのでこの場を借りてすこし宣伝を…と淳二のまま話を進める吉井。ドラゴンボールの主題歌決まったよ、作詞は森雪之丞先生だよ、ゆきのじょう…ゆきのじよう…ゆきのじょおう…「雪の女王といえば」出ました昭和芸

・「ドラムの吉田佳史ナポリタンズの傍らトライセラトップスというバンドもやっているのですが(逆や、逆!という私のツッコミ)、そこではアナと雪の女王の歌を披露しているとかいうではありませんか。今日は地元ですし皆さんにちょっと聞いてもらいなさい」佳史さん「マジかよ~!ちょうこええ」

・しかし私が驚いたのは佳史さんがレリゴーを歌ったことよりもそれを吉井のギターであわせたことであった!しかも最初間違えた(吉井が)。佳史さん100%勇気すぎないか

・吉井もサビのワンフレーズだけ歌ったよかわいかったよ

・アコギもってきたのできゃっ!ってなったんだけどそのまま「バ!」でMUDDYに戻りました。しかしこの間完全にアコギがネックレス状態だったのでこのままで終わるわけねー!と思っていたらMUDDYからなだれ込むように審美眼ブギ!最後のライター!リスナー!のとこすんげえええ顔して歌ってた、すんげえええ顔ってどういうのかってすんげえええ私好みの顔ってことです

志村けんさんばりのワーオ!で締めたんだけどそれがリバースしてきたのちょう笑いました

・MUSICで後ろの幕も上がって雰囲気が一気にかわるよなー。途中で「名古屋2daysやりたかったんだよお~!」「最高だぜ名古屋~、アイアンメイデン見に行ったぜ~!」途中のギターソロ、バーニーさんの弾くフレーズを口で真似しててオイオイどうした吉井かわいいけど吉井

・吉井にタンバリンが鬼に金棒に代わる新しい諺になってもおかしくないって聞きつけたんですが(私調べ)、ほんとあのタンバリンを高々掲げてのドヤ感すばらしい。吉井もこれが武器だとわかってて、ファンも待ってました!と思ってて、これぞ相思相愛

・点描で本日二度目のかっこよすぎて感極まって涙ぐむ事案発生 ていうか俺毎回点描でブチ上がりすぎる

・STEP UP ROCK、やっぱりあの横ステップがぐうかわすぎて俺どうしたらいいの(どうもしなくていい)。原チャリが出てこずライダースでコンバースで、そして「サーカスタウンへ!」って歌って観客うおおおお

・そうそう神戸のレポで書き忘れたんだけど、「スプレーして」の当てぶりがマジ現役感丸出しつーかやり慣れてる感あっておもしろかったんだよなー。この日はあてぶりなかった!ちぇ

・「生きてるんだ楽しいこともあるぜええええええ!!!!」って叫んでここ、を指差したのほんと大好き、マジ最高抱いて(どさくさ)

・YOU CAN BELIEVEの前に「おれいま調子いいんだよね」(わかるわかる←私の心の声)「でも調子わるいときもあったの。占いばっかり気にしちゃったりしてさー」「でも結局自分を信じるしかないんだな、って歌です」

・クリアのときの「今日でここを…卒業しないぜえ!!!まだまだこっちにいてやる!!!」っていうのがすげえよかった

・今更すぎて言うのもあれだけどクリアってゲームクリアのクリアなんやね。でもって「生まれた時からゲームのプレイボタンは押されてる」。

・バラ色、もちろん鶴ちゃんの弾くイントロで気がついたけど、吉井が「追いかけても~」って歌い始めたときの観客の「うおおおお!!!」って感じ、すごかった。人気を実感したなー。やっぱりファンの人気投票で1位とるってそれだけのことなんだよなって思いました。そのイントロのときにさ、知ってるひとは歌ってください…っていつものフレーズ言って、いつか必ず、つったんだよね。かつてこの曲を「本当にくるのかな」って言いながら歌っていたことを思い出さずにはいられませんでした。

・最後のI WANT A POWERあたりからの叩きつけるような歌い方、最後の身を捩って自分のなかの全部を出し切ろうとするような動き、ちょっと壮絶だったね

・アンコールのとき、1階の男の子がよしい!よしい!コールしてて、みなさんも!って煽ってて、それに反応する子もけっこういて、吉井が照明つけずに出てきた時マイク通さず「ありがとー!」つったのはそれもあった気がするなー。ほんと全体的に待ってました感すごかった

・VS、今ツアー初ですかね?初らしくけっこうな序盤で歌詞がとんでオイオイ!ってなりましたけどそのあと大丈夫だった。

・WEEKENDER、なんか中日スペシャルだった気がする!気がするつーか、山本昌って歌ったりとかバッティングのジェスチャーとかからの類推ですけど!!

・すんげえわざとらしく「あ!」って言ってからの年末告知、ちょうかわいかったワー。「年末武道館やるんですけど…」客「きゃーーー!!!!」吉井「…東京だよ?」知ってるわ!なにその解せぬ感!

・そのまえにZEPPツアーもやるんですけど、名古屋決まりました!(やんややんや!)(あっでもわたしもう名古屋民じゃないんや…)(しょぼん)

・また来年も来たいし、もうすぐ50歳になるけど、1本でも多くライブをして、1曲でも多く曲を書きたい、同じ時代に生きててよかったと思ってもらえるようになりたいです、これからもよろしくお願いします(深々と礼)

・吉井の礼にあわせてなんだかみんなも深々と頭さげたりして、吉井がおどけて「吉井和哉です」とか畳みかけてわらって、吉井よー、もう思ってる、それはもうとっくに思ってるよ!と思ったおれであったことだよ

・メンバー紹介で、名古屋が地元の佳史さんに「名古屋盛り上がったねえ、よかったねえ!」って言ってたのかわいかったな

・バーニーさんが今回ツアーでメインで使っているギターは1958年のレスポールカスタムブラックビューティー。最初バーニーさんはそれを吉井に勧めてきたらしいんだけど、いんやこれが似合うのあんたしかおらんじゃろ!と、結局バーニーさんがどえらいローンを組んで(実家の下呂温泉の蔵をひとつ売って!とは吉井談)ご購入。「棺桶に入れてあげるからね」といいつつ「あとでそっと抜きます」と嬉しそうな吉井であった

・ぼくが生まれたのは北区で、父親が死んで、静岡に引っ越して、東京と静岡のちがいになかなかしっくり行かなくて、でも中学で出会った友だちにギターを教わって。中学出てからアルバイトして、ギター弾いて、バーニーに出会って。バーニーを初めて見たのは常葉大学の学園祭で、スナイパーってバンドで、そのあとサーカスタウンでも見て、ELLでも見て…。バーニーに出会ったらその次はイエローモンキーのメンバーに出会って、そして今こんなすごいところでやれてる。誰しもそのひとのスターライトが、星があるだろうけど、みなさんのこれからの良き航海に、その星の代わりにといっては僭越なんだけど、歌わせてもらいたいとおもいます。

自分でも言っていたけど、ほんとうに絶好調なんだろうなというのがよくわかる、吉井の圧倒的なスピード感を堪能したライブでした。スピード感というのは単に演奏の速さとかそういうことではなくて、なんというのかな、どんどん先にいっている感じ。この日のライブではけっこう歌詞がすっ飛んだりしてたんだけど、それもネガティブな感じじゃなくて、吉井の意識が前に前につんのめっているからこそ足がもつれる、みたいな、でもスピードは変わってないっていう。そういう雰囲気をすごく感じました。頭の中から、全身から、衝動っていうのか、こうしたい、ああしたい、って想いがほとばしってるというのか、何しろフレーズもバンバンアレンジしてくるし、CD通りに歌うってよりも今感じてることを表現に乗せたい、乗せずにはいられない、という感じだったのかなあ。ところどころ、もうこれは私の乏しい筆力ではこのおもしろかっこいい生き物を描写なんかできません…!と言いたくなる、奇天烈でしぬほどかっこいい動きが端々に見られて、客への煽りやアピールもおさおさ怠りなく、なんかもう途中で「すげえやこの人…!」ってもう見てるだけしかできない、あのF1とかでさ、すんげえ速い車が目の前をバビュンと通りすぎるのを見ている感じに近かったかもしれない。客に見られれば見られるほど、愛されれば愛されるほど、どんどん調子を上げていく男ですよってに、この先のツアーもすごそうだな…!と震撼しております。

このレポ書くのに、昨日ホテルのメモ用紙に殴り書きしてたんだんだけど、メモの最後にこんなこと書いてて、これだから夜書く手紙ってやつは、と思いつつも、でもほんとのことなので書いておきますね。吉井ちゃん、おまえがわたしのスターライトだよ。