創生児

6thアルバム「SICKS」収録。 SICKS

吉井和哉さんのすばらしいライブパフォーマンスが拝める曲であります。 と、いきなり話が飛んで申し訳ないんですが、私の大好きな映画「ロード・オブ・ザ・リング」の2作目「二つの塔」にゴラムというキャラクターが出てきます。彼がこの映画の中で「ゴラム」と彼がまだ指輪に冒されていない時代の自分である「スメアゴル」として一人で会話するシーンがあるんですが、それを見たとき私は思わず思った「あれ、これ創生児じゃん(笑)」 右を向いてゴラム、左を向いてスメアゴル、という風にカメラアングルの切り替えだけで見せているわけですが、吉井さんがやっているのもまさにそれですよね。顔つきまでまったく違うし、いやあほんと、こういうシアトリカルなパフォーマンスでは右に出る者はいないんじゃないかと思うほどですよ。

FIXツアーのものが収録されたRED TAPEの神がかった美しさ(編集も素晴らしい)は必見、spring tourの映像は最初のカードをめくっていくパフォーマンスがお気に入りです。 「悪いやつは罰が当たる」と兄は言い「弱いやつは生き残れない」と弟は言うわけですが、じゃあライブではどうなのかというと「弱いやつは罰が当たる」とまったくひどいことになっているのであった。 ちなみに兄は上半身で弟は下半身だとどこかで誰かが言ったとか言わないとか。

聞いたかい今の泣き言?あほのソテーができるぜ お前の本当の姿はスケベで強欲で残酷なけだもの いつまでも隠すな 俺たち兄弟じゃないか 素敵な