JAPAN JAMまで何マイル?その2

マイクロバスで行くんだよ(ってこの元ネタ通じてるんだろか)

いよいよ明日(いやもう今日)からJAPAN JAM開幕でげすね。皆様の祈りが(怨念が?)通じたのか高気圧ちゃんががんばってくれてFSWの天候は土日とも良好!よかったよかった、毎日ウェザーニュースの天気図予報を見ては高気圧を指で押さえてみた甲斐があった(間違った努力の方向性)

ゲストボーカルに9mm卓郎くん参加、というニュースを見て真っ先に「滝!滝の名前は!?」と目を皿のようにしましたがどこにもありませんでした・・・ああ・・・滝くんにheefestの無念を晴らしてほしかった・・・つかただ単に俺が見たいだけっていう

天気はもちそうではあるけれど、なんせ山の天気なので油断禁物ボウボウメラメラ、河童じゃない合羽は持っていくのが吉!あと寒い寒いとき寒ければ寒かろう、ということで「防寒!防寒!」と警報のように言われてますのでそれぞれ寒さ対策も忘れずに・・・ってか俺はどうなんだ。とりあえずアラバキ仕様のカッコにプラスヒートテックを加えてみるなど。あとは結局アラバキで使ってない貼るカイロ(貼るやつの方が絶対いいよ!)と手袋を加えてみた。手袋、なにげに効果高いと思われるので、荷物にならないし持っていくのをオススメしまっす!

ちなみに私はダウンは持っていかず(というかダウンなんてロングコートしか持ってないわ)、フリースとウィンドブレーカー重ね着計画ですが、実はこのウィンドブレーカー、10年前に買ったやつなんです。そう、第1回RIJFのために(笑)物持ちの良さじゃ吉井ちゃんに負けない!

でもHELLY HANSENのけっこういいやつで、当時1回かぎりのフェスに出すにしちゃお高い買い物だったけど、でも全然暖かさがちがうのれす。あのときの俺、えらかったなー。もう完全に元は取った。

フェスって天候のこともそうだしそれにまつわる持ち物もそうだし、移動もふくめてなにもかも、普通にライブ見に行くよりも面倒だし手間だしハードル高い。確かに。でもじゃあなんで行きたくなっちゃうかっていったらその、不自由を楽しむ、みたいなところにあるのかなーと思います。私の好きな大倉孝二という役者さんがですね、もうずいぶん前のことだけど、初舞台を踏む女優さんになにかアドバイスを、って言われて

「思った以上に思った通りにならないものですから、思った通りにしようと思わない方がいいですよ」

って言ったんです。私はこの言葉が大好きで、もちろんフェスとはびたいち関係ないことばだけど、フェスってなんとなくこの言葉に近いものを感じます。ほんと、思った以上に思った通りにならない、だから考えるわけです、荷物のこと、天候のこと、服装のこと、そして一つ一つ選択をしていく。もちろんその選択が間違うときもある。でも、その考えて、選んで、行動する、だからこそ思った通りになったとき、思った以上のものに出会えたときの喜びがハンパないのかなあと思う。

うん。

で、これからちょっとヒンシュクかもみたいなこと言うけどさ。

とはいえ、

たかがフェスじゃん。

そりゃ私が行く立場にあるからそう言えるんだよって思われるかもしれないけど、でもなんだ、この見る/見ないがヲタとしての分水嶺みたいな、そんなことになるわけがない。そういうもので決まるもんじゃないでしょ。見るのも選択、見ないのも選択だし、それはその人それぞれに決める権利があるし、それに似たような話を前にしたことがあるかもしれないけど、見たら見ただけ蓄積されるとか、そんな銀行の利子みたいな律儀なものじゃないんじゃないか、人の思いっていうのは。見ることで失われるものは絶対ある。これは賭けてもいいよ。そして同じように、見ないことで蓄積されるものもある。

もうひとつ、余計なことかもしれないけど、奇跡とか伝説っていうのは起こそうとして起きるものじゃないと思うよ。これから奇跡が起こりますよ、って言ってから起こる奇跡はそれは良くできた手品とどこが違うんだと思うよ。それはこれから、参加者が一緒に創り上げるものなんじゃないのか。まだ何にも始まってもいないじゃんか。

たかがフェスだよ、そう思うよ。たかがって言い方がダメなら、たかがフェスだし、されどフェスだよ。ロッキンオンの編集部が煽るだけ煽るのはお仕事だからしょーがない、それで迷ってた人の背中を押すこともできたかもだしね。しょうがないと思う、だけど、今回の兵庫さんのブログは、アタマにきた。見逃すなと煽ったことにではなく、勝手な物語を公式に並べ立てられたことに。

出発の前日にいやなことを書いてしまったけど、もちろん楽しみだし、自分が参加出来る環境にあるということをありがたく思うし、たくさんの好きなアーティストが一堂に会する機会をつくってくれたことに感謝してるし、それが独自の趣向を凝らしたものであるということにも心が躍る。体力のゆるすかぎり、めいっぱい楽しんでこようとおもう。でも何度も言うように、たった1回の公演を見る/見ないで何かが決まってしまうような、そんなものは絶対にない。私の長いとも言えないが短いとも言えないヲタ生活で断言できることなんて殆どないが、それだけは確かだ。