街の灯 #9

全曲感想のときにも書いたのだけど、もーとにかくこのメカラ9のアンコールいっぱつめで聞いたこの「街の灯」が大好きで大好きで、吉井が「それでは聴いてください、まちの、あかり!」って言ったときの節回しまで覚えてるシマツですもの。もうここだけ3回ぐらいリピートした、思わず。まちの、あかりぃ!まちの、あかりぃ!まちの、あかりぃ!

今こうして映像で見ててもあのときに感じた「私今最高に幸福だ!」という感覚がまざまざと蘇ってくるようです。

こういう曲でももちろん(いやこういう曲だからこそ、か)ジャガーの法則は確実に発動していて、師走の街を千鳥足でふらふらとあるくジャガーの姿そのものに一瞬にして化けるところとか、ほんとに舌を巻きます。「この世はたちまちバラ色さ」ですっと表情の色を変えたりするところとかね。くしゃみをしたあとのあの吉井の顔とかね。こういう芝居気、もっというならバンド全体にあるケレン味、ハッタリにあふれた佇まいが永遠に私のツボを刺激してやまないんだろうなあ。

聴いてください、聴いてください、のあとの「来年も」聴いてくださいな、と続くあたりの吉井の観客アピールの嗅覚というか、脱帽するしかない。そういう言葉をファンは待っているのだよね。

跪いて一礼をするところまで、すべてが私にとって偏愛の対象ですし、今でもまったくそれは変わりません。